編集部の調べでは、昨年全国でオープンした葬祭会館は316か所。これにより、全国の総会館数は1万0,333か所となった。
今月号では、全国の会館整備・分布状況を示すとともに、葬祭会館の充足度・普及度の指標となる1会館当たり死亡数を都道府県別に算出した。
また、「28年間の掲載会館からみる立地分析」「タイプ別会館リニューアルの諸相」の2本を提示。本誌創刊以来掲載してきた葬祭会館の立地特性やその傾向の分析を試みるとともに、専門家の見識も求めながら、会館リニューアルの諸相をレポートする。
●定価5,500円(本体5,000円) ●2023年7月20日発刊
次代に適応する葬祭会館のあり方とは何か?
ニューノーマル時代への対応、小規模化への流れが鮮明となったいま、主流となった既存施設のリニューアルやコンバージョン。このトレンドを後押しするのは、コロナ禍による既存店舗の撤退などに伴う「空き物件」の増加だ。出店攻勢をかける葬祭事業者にとっては追い風となるが、すでにコモディティ化した小規模会館では、消費者に大きなインパクトを与えることはできない。
本資料集は、ニーズを捉えた豊富な小規模会館の設計・デザイン実績を有するインタージャンク監修のもと、「次代に適応する葬祭会館の設計・デザイン」ノウハウを開示。同社によるリニューアル、コンバージョン事例を中心とした、これからの時代に適応する会館づくりを学ぶ指南書として刊行する。
●A4判/縦型/118頁 ●定価88,000円(本体80,000円) ●2021年4月28日発刊
「遺族ファースト」の会館ビジネスモデルを先取りする
1990年代に建設ラッシュを迎えた複数式場を有する大型会館は、現在の葬送ニーズである中・小規模葬にはマッチしない会館となった。そこで、既存会館をリニューアルする動きが見受けられるようになっている。
本資料集は、こうした既存会館リニューアルの考え方、諸室構成のあり方などを中心に、葬祭会館の設計・デザイン・コンサルティングを数多く手掛ける第一人者のもと、式場、控室など諸室の考え方とともに「遺族ファースト」によるリニューアルポイントなどを解説。事例偏では、実際に既存会館リニューアルを行なったケーススタディをもとに、事例各社におけるリニューアルの狙い・実践手法などをレポートする。
●A4判/縦型/124頁/ビジュアル誌面カラー掲載 ●定価82,500円(本体75,000円) ●2020年7月31日発刊