これに関連して、「IoTやAIなどの新技術が不動産に与える影響」が第三のテーマとなります。コロナショックを機に、テレワークが爆発的に普及しオフィスニーズは大きく変化しています。あるいはEコマースやデリバリー・サービスの利用拡大がリアルな商業施設の存在意義をも揺るがしています。こうした社会活動や生活スタイルの変化が不動産に与える影響をつぶさに捉えていきます。 最後が「不動産に関する各種データをもとにした研究・分析体制の構築」です。これまで不動産データといえば、各事業者やシンクタンクなどが独自に収集した空室率や成約賃料などがもっぱらでした。 センターではこれに加え、不動産取引データなど官民が保有する各種データを活用し、さらに厚みのある評価・分析手法を開発していきます。その成果として独自の指数なども公表していきたいと考えています。