[特集]
ニューノーマル時代の葬送考
――デジタルとリアルの融合
「緊急事態宣言」が発出された4月7日以降、県を跨いだ移動にブレーキがかかった。これにより、「不要不急」とは無縁の葬儀ですらその影響を受けた。こうしたなか、会葬することが叶わない遺族・知人向けのサービスとして注目を集めたのが「オンライン葬儀」である。また、会葬者を減らさないために新たな葬送を提案する事業者もある。
今号では、コロナ禍によってもたらされた新しい葬送スタイルについて7社を取材。オンライン葬儀はもとより、ニューノーマル時代を見据えたさまざまなオンラインの有効活用策について考察する。さらに、オンライン活用術の1つとして人材採用にも着目。コロナ禍のなかでオンラインによる採用活動を実践する企業にも話を伺った。
将来的な方向性を示唆する
コロナ禍で生まれた葬送スタイル
互助会サンレー、9月、福岡県内に3会館開設
愛知・エスケーアイマネジメント、ティアFCの家族葬会館オープン
名古屋・テイト、一宮市2か所目のティアFC会館
兵庫・宝塚公益社、既存会館を家族葬会館に改装
家族葬のファミーユ、宮崎・熊本に家族葬会館オープン
青森・協同サービス、3か所目の会館オープン
兵庫・典禮社、香美市に小規模会館を初出店
冠婚葬祭文化振興財団、グリーフケア資格認定制度を創設
復元納棺師・笹原留似子著、『怪談研究クラブ 死者の四十九日』
IFSA、葬儀に関するアンケート調査
メモリアルアートの大野屋、「改装アンケート調査」
■法律家から学ぶ葬祭業界の「労務問題」[13]
■葬儀考察――日本の葬送儀礼と葬儀産業の展開[9]
■臨床宗教師の現状と展望[5]
■法学者の目で見る「散骨」30年[3]
■松岡泰正の「プロ経営者養成講座」[3]