[特集]
火葬場のコロナ禍対策
2月13日、神奈川県在住の80歳代女性が新型コロナウイルス感染症で亡くなった。以降、7月7日までに、978人がコロナウイルスで帰らぬ人となった。しかも、その多くは遺族らに看取られることなく、医療従事者、葬祭従事者、そして火葬場職員を経て遺族のもとに戻ってくる。言い換えれば、医療機関・葬儀社、そして火葬場には「感染予防対策」が求められるということだ。
今号では火葬場の「コロナ対策」をクローズアップ。有識者、火葬場アンケート調査、およびケーススタディから、その取組みの経過と現状に迫る。
感染遺体と向き合う火葬場
受け入れ体制と防止対策の現実
「火葬崩壊」を招く前に
急がれる全国的な対応マニュアル整備
潟Aーバンフューネスコーポレーション 代表取締役社長兼CEO 中川貴之氏
ジャーナリスト/浄土宗正覚寺副住職 鵜飼秀徳氏
予防衣・防護服の着脱法
自粛モードで存在感
弔いに絡める仕組みづくりが課題
Web葬儀システム「tunagoo〜つなぐ〜」新活用
「オンライン会葬」スタート
Webを活用し、お別れの機会を多くの方へ
オンライン葬儀サービス「@葬儀」
北九州・サンレー、福岡県遠賀町に初出店
ピュア・ワン・プランニング、石川県七尾市に新規参入
大阪・南海グリーフサポート、ティアブランド関西初の家族葬会館
日本ヒューマンセレモニー専門学校、8月に模擬葬儀を実施予定
三井住友信託銀行、おひとりさま信託の生命保険型を発売
平安レイサービス、売上高98億円余
サン・ライフホールディング、売上高118億円余
ケアサービス、売上高90億円余
はせがわ、売上高179億円余を確保
アスカネット、MDS事業は売上高微増
一条真也氏、記念すべき100冊目を上梓
■臨床宗教師の現状と展望[1]
■葬儀考察―日本の葬送儀礼と葬儀産業の展開[5]
■メモリア流組織づくり〜松岡泰正の実体験に基づく組織づくり論[25]
■法律家から学ぶ葬祭業界の「労務問題」[9]
■“感染予防”の基礎知識[中]
「現場」における衛生管理とは〜適切な処置で自身の安全を守ろう〜