ラグジュアリーなど上位カテゴリーに集中投資するホテル特化型REITの森トラスト・ホテルリートは、2022年7月時点で5物件・1,077億円を保有している。それぞれシャングリ・ラ 東京、ヒルトン小田原リゾート&スパ、コートヤード・バイ・マリオット 東京ステーション、コートヤード・バイ・マリオット 新大阪ステーション、ホテルサンルートプラザ新宿で、このうちホテルサンルートプラザ新宿をのぞく4ホテルは、変動賃料による契約となっている。
ホテルの稼働・売上はコロナ禍を乗り越え、力強い回復をみせている。2022年3月末にまん延防止等重点措置が解除されると、春休み〜ゴールデンウィーク期間にかけて国内観光需要が活発化、変動賃料を導入している4ホテルの業績は、5月時点で全物件とも前年同月比75〜300%の大幅なプラスとなった[図表]。