まずはECとの競合対策である。すなわち、商業施設自らによるECサイト運営を検討すべきだ。それはテナントによるタブレット誘導(店頭で自社のECサイトに顧客を誘導し、そこで購入させること)で商業施設に入るはずの売上をテナント企業に奪われるのを防ぐことにつながる。また、店舗で試着し、帰宅後に注文する仕組みを構築すれば、既存のECプラットフォームと差別化できる。
テナントミックスでは、アパレル・物販を縮小しつつ、飲食や食物販のウエイトを増やす。一方アパレルはレディースだけでなくメンズやユニセックスも誘致する。エステ、フィットネスクラブ、習い事(資産運用ほか)などの各種サービス業態も積極的に誘致したい。