全国のPM事業者600社へアンケートを実施、過去最多の200社より回答を頂いた。受託総面積は昨年比で5%増加した。各アセットタイプ別の受託総面積も増加している。この点からみてPM市場は拡大基調にある。コロナ禍の影響はあれども、今のところ受託面積の縮小にはつながっていないと見受けられる。
図表は総合型+オフィス中心型PM会社の受託面積上位ランキングである。今年のトップは三菱地所プロパティマネジメント(前年比5.1%増)だった。3位のジョーンズ ラング ラサール(JLL)は20%増と受託面積を大きく伸ばした。物流施設の受託面積構成比が、6%から15%と約3倍に拡大したことが要因とみられる。前年1位のザイマックスは、受託面積にBM受託分も含まれていることを多くの読者から指摘されており、PMとの区分けをより明確化する必要性から、今回ランキングから除外した。