最新ビジネスモデルから学ぶ
「ホテルレジデンス」・「コリビング」の事業研究

Hmlet Japan株式会社
代表取締役
2006年に三菱地所�鰍ﾉ入社。法人営業、丸の内再開発事業、採用・研修・人事制度構築等に携わったのち、シンガポールにて東南アジアでの不動産開発に従事。19年アジアにおけるコリビングのリードカンパニーであるHmlet社と三菱地所のジョイントベンチャーでHmlet Japan社を創設。CEOとして日本での事業拡大を担う。

株式会社Unito 代表取締役
幼少期の3年間、東ヨーロッパのルーマニアで育つ。大学1年次、国際交流を軸に活動する“学生団体NEIGHBOR”を設立。その後、クロアチア最高峰のビジネススクールZSEMで観光学を勉強。帰国後、国内のスタートアップで修業し、起業。創業1年半で国内5拠点、海外1拠点でCARAVANシリーズの宿泊施設・Co-livingを展開。また、そのうち5事業を2019年5月に事業譲渡。20年2月に1.2億円を調達し、「外泊するほど家賃が安くなるサブスク住居unito」を発表。

シンガポール発のコリビングブランド「Hmlet」と三菱地所による合弁会社が展開するコリビング型賃貸住宅は、外国人ビジネスマンを主要なターゲットとする。欧米人の好みに合わせた空間を提供し、申し込みや入居後の日常の相談に対して英語での対応を標準化。また、入居1日目から快適な生活がスタートできるよう家具付きプランで、1か月からの短期入居が可能であり、Web上で入居申し込みが完結できるようになっている。入居者募集ではデジタルマーケティングを活用し、使い勝手のよさをアピール。

unitoと東急が合同で手がける、入居者の外泊時に部屋をホテルとして貸し出すことで外泊日数に応じた家賃を減額するシステム「リレント」を搭載した多拠点生活者向けの賃貸住宅。築48年の元研修施設をリノベーションしたカフェ、バー、レストラン、マルチスペース、シェアオフィス、サウナからなる複合施設内で展開する。