2022年4月22日、JR関内駅より徒歩1分のホテル「レンブラントスタイル横浜関内」(運営:潟激塔uラントホテルマネジメント)にプライベートサウナ4室がオープンした。
ホテルは同社が21年12月に取得しリブランドオープン。地域にマッチした施設運営を目指すなかでビジネスとレジャーの客層に着目、また近年のサウナ需要の高まりを受け、旧ホテルで営業していた貸切風呂4室を個室サウナとした。
1室の広さは12.72u。浴槽やシャワーは既存の設備を活用し、防災上の規定に対応させたメトスのプライベートサウナを導入した。
開発にあたり、同社担当者は、「サウナ、水風呂、休憩といういわゆる『サ活』を、個室空間でいかに高い質で提供できるかという点にこだわりました。その一つにサウナと水風呂の温度を2種類設定しました。ビギナーや女性も楽しめる標準的な設定のスタンダードルーム(サウナ室80〜90℃、水風呂15〜17℃)と、熟練者に対応するストロングルーム(サウナ室90〜95℃、水風呂12〜13℃)です。まずは2種類の設定でスタートし、ご利用者の実際の声をうかがいながら、より満足度の高い運営を目指していきます」と話す。温度管理も4室一括管理とはせず、1室ずつに制御盤を設置し個別に設定できるようにした。
利用時間は1回80分で、1室の利用は最大2人まで。料金は平日2,480円、土日祝2,980円(いずれも税込、1人当たり)に宿泊やショートステイ、デイユースの客室料金が加算される。
利用者の想定は、出張のビジネスマンや週末のレジャー利用客、横浜周辺のデイユース利用者で、仕事前の早朝のサウナ利用にも対応すべく営業時間は5〜24時と、幅広いニーズに対応する。
リニューアル費用は非公開だが、水回りの設備を活用できたこともあり、同規模の施設投資よりも抑えられたという。同社では今回の取組みを参考に、系列ホテルへの設置も検討したいとしている。