――コロナ禍で営業もままならない状況が続きますが、3施設の集客状況はいかがでしょうか。
山崎 うなぎパイファクトリーは、コロナで半減してしまいましたが、それまでは年間60万∼70万人の方に安定的にご来場いただいていました。お子さん連れのファミリーや団体が中心で6、7割を愛知県などの県外客が占めています。
ニコエは、コロナ前の年間来場者数は約34万人。県外客メインのうなぎパイファクトリーに対し、こちらは県内からのお客さまが7割で、子連れファミリーのほか、女性同士の小グループが中心です。年齢層もうなぎパイファクトリーに比べ、30、40歳代の女性比率が高い構成になっています。
そして今年開業したスイーツバンクですが、“映え”を意識したデザインや1日300本ほど売れるエクレアなどのヒット商品もあり、平日800∼1,000人、週末や祝日は約2,000人を集め、目標とする初年度35万人に向け上々のスタートを切りました。
平日は地元客が8割ですが土・日祝日は県外客が6割と比率が逆転します。さらに特筆すべきは年齢層で、20歳代で3割、30歳代まで含めると5割に達し、これまで当社のウイークポイントであった若年層の強化に大きく貢献してくれています。