まず、直近の利用動向についてだが、気になるのは新型コロナウイルス感染症による影響だ。同パークでも、昨年は自主休業期間や、再開後の現在でも営業時間の短縮を余儀なくされる状況が続いた。
反対にアーバンスポーツのもつアウトドアという特性や、基本的に利用者が単独で行なう種目のためソーシャルディタンスを取りやすいなどの特性が、コロナ禍でも楽しめるス
ポーツとしてプラスの要素に捉えられる傾向もみられたという。
さらにパンデミックによる落込みを凌駕するきっかけとなったのが、東京オリンピック2020の存在だ。スケートボードについては男子、女子ともメダルラッシュが続いたことに加え、女子ストリートの種目でわが国の史上最年少で金メダルを獲得した西矢椛選手をはじめ、複数の選手の所属先としてムラサキスポーツの名が世に広まったことも追い風になった。