本誌では今年10〜11月に、総合型クラブだけでなく小型ジムや専門スタジオを含めたフィットネスクラブ主要運営企業を対象に業績調査を実施した。なお、回答企業ごとの「店舗数」「会員数」「会員構成」「退会率」「売上高」など詳細については、本誌63頁~73頁に個票にて掲載している。
現在のフィットネス業界における景況感を尋ねた設問では、「やや悪い」(16.7%)と「悪い」(83.3%)のマイナス評価が全回答を占めた(回答30社)。なお、19年10月~11月に実施した同調査(本誌2019年12月号掲載)における同様の設問では、「よい」「ややよい」を合わせたプラス評価が約3割、「どちらでもない」が約4割、「やや悪い」が約3割で、「悪い」の回答はなかった(19年回答34社)。コロナ禍での厳しい経営環境が、あらためてわかる結果となった。
会費以外のその他収入の動向については、「横ばい」が31.0%、「減少」が69.0%となった(回答29社)。減少要因としては、利用料収入、有料プログラム収入、物販収入のいずれもがあげられている。