[特集]
東京23区葬祭市場の現在地
2000年代以降、ヒト・モノ・カネ・情報の東京への一極集中が加速している。なかでも、23区はあらゆる事業者にとってのメガ市場であり、それは葬祭ビジネスにおいても同様だ。そこで1月号、2月号に分けて、東京23区の葬祭マーケットについて考究する。
前編となる今月号では、死亡数や孤独死数、事業所数など国や都の公表データをもとに、東京23区の市場規模などを推定するとともに、簡素・簡略化が進む東京23区の葬祭市場の現在地を、ケーススタディを交えてレポートする。
先進性かつ多様性に富んだ年間8万人のメガ市場
家族葬のファミーユ、3会館を相次いでオープン
大分・ラック、老朽化した「MGFホール」を建替え開業
千葉・セレモ、既存2会館をリニューアルオープン
ティアの9月期決算、売上高119億円余を確保
富山・射水市の新火葬場、21年4月に供用開始へ
火葬研、2020年の研究発表会を開催
「デジタル遺品を考える会」、オンラインでシンポジウム開催
井手敏郎氏、グリーフケアのための新刊を上梓
高橋繁行著「お葬式の言葉と風習――柳田國男『葬送習俗語彙』の絵解き事典」
よりそう、「新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況と葬儀への意識変化」についての調査
■法律家から学ぶ葬祭業界の「労務問題」[14]
■葬儀考察――日本の葬送儀礼と葬儀産業の展開[10]
■臨床宗教師の現状と展望[最終回]
■法学者の目で見る「散骨」30年[4]
■松岡泰正の「プロ経営者養成講座」[4]