@バケーションベース型
旅行先などで休暇を兼ねてリモートワークを行なう。旅をしている間の一部を出勤扱いにするため企業側の制度確立が必要となる。基本は、家族単位の旅行をベースに一部の時間を就業時間に充てるもので、いわゆる一般的なワーケーションである。
Aビジネスベース型(ブリージャー)
ブリージャーも広義でのワーケーションと捉える。ブリージャーは世界的なトレンドでもあり、日本でもプレ・ポストMICE として官民あげて体制づくりに着手しつつある。
B帰省ベース型(J-ワーケーション)
お盆や正月等の帰省時にテレワークで業務を行なうことをバケーションベース型とは別に整理した。帰省なので受け皿となる地域のコミュニティをベースとした交流が容易である。日本独自の展開が期待でき、最も可能性を感じるワーケーションのスタイルといえる。混雑するお盆や年末年始の前後に実施するので、移動によるストレスの軽減や、ふるさとで家族とゆっくり過ごすことによるワークライフバランスの向上が可能である。また、ふるさとでの滞在時間が延びることでふるさとの友人や地域との接点が増える。企業の枠組みを超えて自治体サイドがこの取組みを推進すると「地縁のつなぎなおし」につながり、さまざまな交流から新規事業の創出などイノベーティブな展開にも期待がもてる。
Cフリーランス型
世界的に増えつづけているフリーランスは、現時点においてワーケーションのメインターゲットである。企業にとっては自社の社員がフリーランスとワーケーションの場で出会い、新しいビジネスの創出や社員の意識改革につながればという期待もある。