ここからは、SOMPOグループが現在参画する2つのまちづくりプロジェクトを紹介する。
1つは三菱地所梶Aパナソニック梶Aパナソニック ホームズ梶A関電不動産開発鰍ェ仙台市泉区で手掛ける「泉パークタウン 第6住区東工区開発計画(仮)」で、国土交通省のスマートシティモデル事業における「重点事業化促進プロジェクト」にも採択されている。SOMPOケアでは、同計画の土地の一部約1.2haを取得し、そこに地上5階建て・64室の高齢者住宅(サービス付き高齢者向け住宅もしくは介護付有料老人ホーム)を開発する。23年初頭より着工し、翌24年4月の開設を予定している。
泉パークタウンは、総開発面積約1,074haに1万0432世帯、2万5,525人(21年1月現在)が暮らす。1974年のまちびらき以来、40年以上に渡り宅地分譲を行なっており、初期から居住する世帯の多くは高齢者となっているという課題を抱えている。
こうした課題に対し泉パークタウンでは、今回の第6住区の開発に当たって、戸建て住宅721戸を整備するとともに、東工区に「低炭素社会・循環型社会の形成に寄与するソリューションやサービスを導入することで新しい暮らしを提案する」基本方針を決定、その1つがSOMPOケアが開発する高齢者住宅であった。
SOMPOケアが運営する高齢者住宅には、居宅介護支援、訪問介護、訪問看護の在宅介護サービスのほか、地域住民の集える場として、クリニック、保育(または学童)を併設。さらに、高齢者住宅の敷地内に地域・多世代交流に大きな役割を果たす貸し農園(コミュニティファーム)を整備する計画だ(図表)。(続きは本誌で)