――空室率上昇を乗り越える“オペレーション力”強化の秘訣
急速な施設供給によって空室率の上昇が起きている物流施設。
今後の競争激化を勝ち抜くために“オペレーション能力の強化”が重要となるなか、
アセットマネージャー(AM)から選ばれるためのPM実務について学ぶ!
今後の施設競争を勝ち抜くための
安定した稼働と収益性から投資アセットとして注目を集めた物流不動産ですが、昨今の急速な新規供給の影響で、空室率の上昇が顕在化しつつあります。今後もさらなる新規供給が予測されるなか、物流施設を取り巻く環境は厳しさを増し、施設間の競争激化が予想されています。
このような状況下で、テナント企業や投資家から選ばれる施設として稼働率・収益力を確保するためには、プロパティマネジメント(PM)の重要度が今まで以上に高まっています。
本セミナーは、まず物流不動産特有の基礎知識や最新動向を整理したうえで、物流施設の資産価値向上につながるPM実務の要点を、テナントから選ばれるテナントリレーション戦術から、運営管理のサービスレベル改善手法、コスト削減・効率アップや長寿命化を実現する修繕・メンテナンスまで幅広く解説。さらに、PMを活用するAMや、PMと協働するBMの視点を織り交ぜて、「どのようなPMが選ばれ、評価されるのか」だけでなく、AMやBMの立場から「どのようにPMと連携して施設価値をどう最大化するか」の具体的なポイントを解説いたします。
13:00~17:00 ※随時休憩を挟みます
●物流不動産の基礎知識
・物流施設に求められる機能
・施設タイプ別の特徴(BTS型/マルチテナント型/冷凍冷蔵倉庫/特殊用途倉庫/ほか)
●物流不動産のマーケット動向
・施設の需給状況
・物流業界の直近課題(2024年問題/人手不足/ほか)
●投資用物流施設をめぐる各プレーヤーの役割
・経営・管理・運営スキームの概観
・各プレーヤー間の利害関係
・施設タイプ別の収益構造の違い
●物流施設特有のプロパティマネージャーの業務
・オフィス、商業施設のPMとの違い
・従業員満足、安全管理責任など
●優良なテナントを確保するテナントリーシングのポイント
・入居企業のニーズ、サービス付与
●テナント企業との関係構築の考え方
・テナント企業との信頼関係をどう結ぶのか
・事例から学ぶテナント企業の満足度向上策
●よくあるテナントトラブルとその対処法
●AMから信頼されるための留意事項
・レポート業務の注意点
・AM視点からみたPMのチェック項目
●PMフィーの設定方法
●運営管理のサービスレベル改善の着眼点
●コスト削減、効率アップ、長寿命化を実現する修繕・メンテナンス
●長期修繕計画と大規模修繕でのポイント
●AM、BM、FMとの体制づくり
開催日時 | 2025年7月25日(金) 13:00~17:00 |
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会場 | 都市センターホテル |
参加費 | 55,000円(1名様/消費税および地方消費税を含む) |
サウス・フィールドマネジメント㈱ 代表取締役
プロフェッショナルファシリティマネージャー
総務省 地方公共団体の経営・財務マネジメント強化事業 アドバイザー
1970年長崎県大村市生まれ。Pratt Institute, Facility Management大学院修了、Johnson Controls, IFM本部へ出向。その後、物流不動産会社㈱プロロジスに入社、2006年には日本GLP㈱に移籍し、会社設立に携わるとともに同社のPM部長を務める。17年にサウスフィールド・マネジメント㈱を設立し、現職。現在は、官民の多様なアセットタイプの開発支援および運営・管理アドバイザリーを提供。戦略的な施設マネジメントの構築をサポートしている。
綜合ユニコム株式会社 企画事業部
TEL.03-3563-0099