地域価値向上を目指す立飛ホールディングスが手掛けた再開発の新手法とその事業成果
［GREEN SPRINGS］事業研究＆視察セミナー
全国各地の自治体とデベロッパーの視察が相次ぐ！
［ウェルビーイングタウン］をテーマに開発された立川の新ランドマークが注目される理由とは？
◆ウェルビーイングの観点を取り入れた施設開発のポイント
◆コンセプトを体現する運営の取組み
◆開発から4年が経過した現在の状況、事業計画・収益性の実際
都市型再開発事業の同質化が進む昨今、「環境」を重視した特徴的な開発事例として、東京都立川市に位置する［GREEN SPRINGS］が注目されています。同施設は地域価値の向上を目的とした「ウェルビーイングタウン」というコンセプトのもと、500％の許容容積率のうち150％のみを利用、残りの350％を空積率と称し、空と大地を確保した広場を中心に施設が配されています。プロジェクト単体の投資効率を重視する従来の開発では考えられない発想ですが、開業から4年、着実に街に集う人々に利用され、周辺環境も含めて面的に活性化をもたらすきっかけとなっています。
本施設のような「ウェルビーイング」「環境配慮型」投資は事業性を懸念する向きもありますが、その先行事例として開業から4年が経過した現在でも全国各地の自治体と大手デベロッパーの視察が絶えず、きわめて注目度の高い施設と言えるでしょう。
本セミナーでは、［GREEN SPRINGS］プロジェクトを推進したキーマンから、開発・運営手法について解説いただきます。そして、年月が経過したからこそ判明するウェルビーイング・環境へ注力した都市開発の事業性と地域へのインパクトの実際を、現地視察を通じて学んでまいります。
セミナープログラム＆タイムスケジュール
13:00～14:00
Ⅰ. エリアの価値を高める開発：［GREEN SPRINGS］プロジェクトの全体像
1. 立飛ホールディングスについて
2. 用地取得を契機とした開発の経緯と狙い
・用地取得の概要
・開発における制約条件
・行政からの要望と連携
・プロジェクトチームの結成
3. 開発における検討事項
・プロジェクトのコンセプト設定
・「容積率重視からの差別化」を選択した理由
・コーポレートファイナンスとプロジェクトファイナンス
・事業規模、資金調達、投資計画
・オペレーション計画（直営、テナント）
・テナントリーシング
・地域ポテンシャル最大化への取組み
4. 開業～現在までの実際、取組みの成果
・事業計画の達成度
・集客、来場者層
・商業部分の施設売上げの状況
・周辺エリアへの波及効果
14:10～16:00
Ⅱ.［GREEN SPRINGS］現地視察
1. GREEN SPRINGS開発のグランドデザイン解説
・アーキテクトの全体構成
・ランドスケープデザインのコンセプト具現化手法
…中央広場／ビオトープ／カスケード／ファウンテン／パーゴラ・ベンチ／街路／デッキ／オフィス棟
・景観の維持管理
・参考とした事例
2. 現地視察
① ホテル外観
② サンサンロード
③ バックヤード（防災センター等）
④ オフィス棟の屋上
⑤ 中央広場（パブリックスクエア）
⑥ 音楽ホール「立川ステージガーデン」
他、注目ポイントをご説明いただきながら見学してまいります。
16:00～16:50
Ⅲ. コンセプトを実現する開発・運営手法
1. 視察を終えての質疑応答
2. 直営業態施設（ホテル、ホール、バー等）の開発・運営手法
・SORANO HOTELの開発・ウェルビーイングの取組みと営業推移
・立川ステージガーデンの稼働状況、GREEN SPRINGSとの連携
3. ウェルビーイングを体現する施設運営手法
・コンセプトに沿った施設全体の運営マネジメント
・テナント誘致の考え方、協力関係づくり
・施設内イベントの実施状況と企画のポイント
4. 今後の展開予定
16:50～17:00
Ⅳ. まとめ
| 開催日時 | 2025年3月3日（月） 13:00～17:00 |
|---|---|
| 会場 | GREEN SPRINGS 2階 レンタルスタジオ |
| 参加費 | 55,000円（１名様／消費税および地方消費税を含む） |
講師プロフィール
横山 友之 （よこやま ともゆき）
株式会社立飛ストラテジーラボ 執行役員／戦略企画本部本部長
一般社団法人立飛教育文化振興会 理事長
デロイト トーマツを経て独立、立飛企業（株）および新立川航空機（株）のMBOについて助言。現在GREEN SPRINGSのプロジェクトを統括する。
公認会計士／税理士／ファイナンシャルアドバイザー。
久保 憲一 （くぼ けんいち）
株式会社フレームワークス 代表取締役
株式会社立飛ストラテジーラボ プロジェクトマネージャー
一般社団法人立飛総合研究所 理事長
1996年㈱山下設計入社。建築設計部門担当として、ラゾーナ川崎プラザなどさまざまなプロジェクトに従事。2016年東京オリンピック招致活動施設計画や、2020年東京オリンピック招致活動施設計画に携わる。15年㈱フレームワークス設立。GREEN SPRINGSでは、開発全体のプロジェクトマネジメントを行なう。
■ [GREEN SPRINGS] 施設概要
立川駅北側の国営昭和記念公園に面した約4haの敷地に計画された複合施設。立飛ホールディングスによって整備され、2020年4月10日に開業。
許容容積率500％のうち150％のみを建築に当て、残りを「空積」とし市民のサード・プレイスとなる圧倒的な緑豊かな環境を創出した。また、街区には空を感じられる場所も多く存在し、「空と大地と人がつながるウェルビーイングタウン」として立川市民の憩いの場となっている。
オフィス、商業店舗、ホテル棟に加え、ホール、子どもを対象とした複合文化施設、さらには保育所等を内包し、地域に不足する公共的サービスの一部を担う役割としても機能している。（グッドデザイン賞2021より）
内容に関するお問合せ
綜合ユニコム株式会社 企画事業部
TEL.03-3563-0099