ホスピス対応型住宅「リベル京都南」の運営実態とは?
開発・運営・投資の各分野に精通する実務家3名が成功のポイントを明かす。
大好評セミナーを「一日型」にバージョンアップして追加開催
がん末期や難病等の“看取り難民”に必要不可欠な施設として需要が拡大するホスピス住宅。
診療報酬と介護報酬のダブルで収入が得られる収益性の高さでも注目!
孤独死や看取り難民の増加が社会問題化するなか、[ホスピス住宅]の存在感が高まっています。病院や介護施設で終末期を過ごす高齢者でも、最期を迎える場所はやはり自宅を望む方が多いことから、「病院の安心感」と「自宅の快適さ」の両方のよさを合わせもつホスピス住宅へのニーズが増大しているためです。
しかも事業特性として、入居賃料に加えて診療報酬と介護報酬のダブルで保険収入を得ることが可能なので、利益構造はきわめて高いことが特筆されます。ただ、スキルの高い看護師を一定数確保することや終末期医療の入居者をいかに募集するかなど運営上の課題も少なくなく、さらにダブルでの保険収入に対して規制が入る可能性も否定できません。
とはいえ、今後増加する看取り難民の受け皿として社会的にも必要不可欠な施設であり、高齢者住宅のなかで確かなポジションを占めてくることは間違いないでしょう。
本セミナーでは、収益性の高さゆえに注目されるホスピス住宅について、その事業特性や事業化にあたっての検討事項、設計・開発ならびに運営上の留意点、さらに投資適格性やリスク分析まで、実際にホスピス住宅の開発・運営・投資評価のそれぞれに携わっておられる実務家3名にご登壇いただき、ディスカッションを含む4部構成にて探ってまいります。
ホスピス住宅の開発・運営・投資に関心がある高齢者住宅・介護事業者、医療機関、不動産開発・投融資に携わる皆さまのご参加を強くお勧めいたします。
開催終了
10:00~12:00 <事業性評価>
・ ホスピス住宅のニーズと背景
・ ホスピス住宅のビジネスモデル
・ 収益構造と賃料負担力の分析
・ ホスピス住宅開発のメリットとリスク分析
・ ホスピス住宅の投資適格性と今後の課題
・ 運営のポイント
・ 病院連携型ホスピス住宅の事例
[講師] グローム・ホールディングス㈱ 執行役員 細見 真司
13:00~14:10 <事例研究>
・ 訪問看護を展開する㈱リベルケアの事業内容
・ 住宅型有料老人ホームとしてホスピス対応型住宅を展開した狙い
既存施設を買収した目的/ホスピス転換に適したM&A案件のポイント
・ 開設後の入居状況と運営の課題
入居状況(入居者数の推移、要介護度、売上状況)
運営の課題(人材採用、訪問プランの最適化、設備面)
[講師] ㈱リベルケア 代表取締役 清原 達観
14:20~15:50 <開発手法>
・ ホスピス住宅と有料老人ホームの違い
・ ホスピス住宅の立地要件
・ 有料老人ホームとの面積比較
・ コンパクト化を考慮したゾーニング計画と空間の考え方
日常生活空間/管理部門空間/サービス業務空間/共用生活空間/屋外施設空間
[講師] ㈱リヒト 代表取締役 永井 孝一
16:00~17:00 <パネルディスカッション>
・ 事業展開にあたっての留意点(適切な事業主体とは)
・ 運営上の留意点(入居者募集方法、看護師等の確保)
・ 投資にあたっての留意点
・ ホスピス住宅の今後の展望
・ 質疑応答
[コーディネーター]
グローム・ホールディングス㈱ 執行役員 細見 真司
[パネリスト]
㈱リベルケア 代表取締役 清原 達観
㈱リヒト 代表取締役 永井 孝一
開催日時 | 2024年10月24日(木) 10:00~17:00 |
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会場 | 明治記念館 |
参加費 | 66,000円(1名様/消費税および地方消費税を含む) |
グローム・ホールディングス㈱ 執行役員
2006年新生銀行に入行し、日本の銀行として初の有料老人ホームの不動産流動化を行なう。10年にヘルスケアファイナンス部を創設し、J-REITでのヘルスケアリート立上げに参画。14年よりデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社にて、国土交通省の「ヘルスケアリートガイドライン検討委員会」事務局受託。ヘルスケアアセットの証券化アドバイザリー、介護・医療セクターのM&Aアドバイザリー、およびアジア進出支援等を行なう。その後、不動産開発会社にてホスピス住宅の開発を推進。23年9月より現職。
主な著書に『ヘルスケア施設の投資リスク・事業評価資料集』『病院アセットの投資判断・事業評価資料集』(共に綜合ユニコム刊)がある。
㈱リベルケア 代表取締役
岐阜県、愛知県の病院で看護師として11年勤務。2015年に「脳卒中リハビリテーション看護認定看護師」資格取得。17年㈱リベルケアを設立し、代表取締役に就任。24年4月時点で訪問看護やホスピス対応型住宅等の介護事業所を10拠点開設。全国で新規のホスピス住宅の開発を進めている。グローム・ホールディングス子会社とのコンサルティング契約を締結するほか、複数の有料老人ホーム運営法人のアドバイザーを務める。
<ホスピス対応型住宅「リベル京都南」の概要>
・開設時期:2021年4月
・所在地:京都府八幡市
・建物構造:RC造4階建て
・居室数:56床(18㎡)
・併設事業所:訪問看護、訪問介護、重度訪問介護
㈱リヒト 代表取締役
総合不動産会社に勤務後、ハウスメーカーのエス・バイ・エル㈱にて不動産開発事業をリーダーとして手掛ける。㈱アルデプロ千葉支店長および子会社のオーバス㈱取締役を経て、2011年に長谷川介護サービス㈱(現・HITOWAケアサービス㈱)施設開発部に入社。15年㈱リヒトを設立して代表取締役に就任。23年に㈱リベルケア、グローム・マネジメント㈱とホスピス住宅施設開発アドバイザー(顧問)として業務委託契約を締結。ヘルスケア分野の居住系施設の開発実績は30施設を数え、複数のホスピス住宅開発にも現在携わっている。
・収益構造や課題などホスピス住宅事業の“肝”を開示いただいた(民間介護)
・実務・実態に沿った具体的な話で大変参考になった(電力会社)
・ホスピス住宅運営の実情がよく理解できた(法律事務所)
・ホスピス住宅の開発・投資に関してノウハウ満載で満足した(不動産開発)
・投資・開発から営業・オペレーションまで多くを学べて有意義であった(個人参加)
・オペレーター側の戦略が理解でき、とても有益だった(不動産鑑定)
・さまざまな角度から話を聞くことができ、非常に参考になった(民間介護)
・実際に運営している方の話は説得力がある(無記名)
・ホスピス事業を成功させるためのパネルディスカッションがよかった(民間介護)
綜合ユニコム株式会社 企画事業部
TEL.03-3563-0099