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有望[メディカル不動産]の
事業特性とリスク分析・投資適格性
ホスピス住宅/手術特化型施設/ほか

介護保険に依存した高齢者住宅・ヘルスケア施設から
医療保険に基盤を置く新たなメディカルケアアセットが有望な投資対象に!

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がん末期や難病等の“看取り難民”の受け皿として存在感を増す「ホスピス住宅」。
介護と医療のダブルで保険収入が得られる事業性の高さが魅力だ。
投資対象としてのリスクは何か? 投資適格性はあるのか?


 がん末期や難病等の“看取り難民”の受け皿として「ホスピス住宅」への関心が高まっています。“病院の安心感”と“自宅の快適さ”の両方を併せもつ終末期の住宅としてニーズが増大していることに加え、介護と医療のダブルで保険収入が得られる事業特性の優位さが注目されているからです。
 ここで重視したいのが、ホスピス住宅は医療報酬を得られる[メディカルケアアセット(メディカル不動産)]であることです。わが国にヘルスケアREITが誕生して約10年が経ちますが、いまだに資産規模が拡大していない理由は、介護報酬に依存した高齢者住宅・施設は地主の遊休地活用での展開が大半を占めているため、不動産の流動化ニーズが生じてこないことが大きな要因でした。しかし、メディカル不動産であれば、医療法人等と連携した民間企業が施設を開発することも可能で、しかも賃料負担力もきわめて高いことから、新たな投資対象として俎上に載ってくるのです。
 本セミナーでは、投資対象として今後期待されるメディカル不動産として、ホスピス住宅のみならず、より高収益が可能な「手術特化型メディカル施設」等を取り上げ、その事業特性やリスク分析・投資適格性を明らかにしてまいります。新規施設アイテムの企画・開発を検討されている不動産事業者、ならびに新たな投資対象を探求されている不動産投資・金融関係、さらに医療機関の皆様のご参加を強くお勧めいたします。

セミナープログラム

13:00〜17:00 ※15時前後にコーヒーブレイクを挟みます

T. ヘルスケアアセットからメディカルケアアセットへ

1. ヘルスケアアセット(高齢者住宅・病院等)を取り巻く現況
2. ヘルスケアアセットへの投資が進まない背景
3. 新たな投資対象として注目されるメディカルケアアセットとは?


U. [ホスピス住宅(終末期医療)]の事業特性とリスク分析

1. ホスピス住宅のビジネスモデル
 ・ホスピス住宅の収入構造
 ・施設運営の特徴
 ・先行企業のビジネスモデル比較とポジショニング
 ・高齢者住宅とホスピス住宅の比較
 ・訪問看護と医療保険の関係(特定疾患は医療保険が適用)
 ・緩和ケア病棟の退院患者の受け皿としてのホスピス住宅
2. 収益構造と賃料負担力の分析
 ・ホスピス住宅の収支構造
 ・売上げの半分以上が医療保険収入
 ・看護師を多く採用するので人件費は高くなるが、施設損益で利益率20%が可能
 ・J-REIT保有物件にみる収支状況
3. ホスピス住宅開発のメリットとリスク分析
 ・最近の高齢者住宅・施設の新規開発動向
 ・メリットは開発のしやすさ(賃料負担力が高い、どこでも新規開設が可能、等)
 ・リスクは適正賃料等が確立されておらず、代替オペレーター候補が少ないこと
 ・医療保険の視点から制度リスクがある
4. ホスピス住宅の投資適格性と今後の課題
 ・入居者リーシング
 ・看護師等のスタッフ採用
 ・レピュテーションリスク
 ・ビジネスモデルの安定性
 ・投資適格性の視点でみた結論

V. [手術特化型メディカル施設]の事業性と投資適格性

1. 病院の収益構造にみる「手術(オペ)」の貢献度
2. 外来手術センター(Ambulatory Surgery Centers:ASC)の海外事例と日本における開発気運
3. 手術特化型クリニックの先行事例

 ・外科(腹腔鏡手術+ロボット支援手術に特化した日帰り手術)
 ・整形外科(関節疾患、脊椎疾患治療に特化した手術)
 ・循環器内科(不整脈の治療に特化した心臓カテーテル手術)
4. 「手術特化型施設」の事業性と投資の魅力
 ・病院・クリニック以外の単独施設としても事業が成り立つ
 ・手術特化型施設の開発スキームと事業有望性
 ・オペレーションは医療法人とアライアンスを組み、ドクターは派遣
 ・手術件数を増やせることでドクターにも多大なメリット
 ・高単価・高回転の手術実績で医療保険収入が増大し、賃料負担力も高まる
 ・開発・投資対象として魅力的な手術特化型施設。そのリスクと課題は?

W. その他、投資対象となる新しいメディカル施設の動向

●[メディカルスキャニングセンター]
1. MRI・CTの画像検査診断に特化した専門クリニック
2. 大学病院・医療機関・健保組合等から医療機器検査を受注して、その売上げで運営する
3. AIによる画像診断補助および遠隔画像診断を活用し、専門医による信頼性の高い読影診断サービスを提供して、
  高付加価値の医療収入を確保する

●[外来診療センター(駅前立地)]
1. 郊外型の大型病院による外来患者獲得のため、駅前に外来診療センターを新規開設
2. 病院単体では限界のある外来患者獲得に対し、外来診療センターとの連携で新規患者を集患して増収を確保する



開催日時 2023年7月24日(月) 13:00〜17:00
会場 東京ガーデンパレス
東京都文京区湯島1-7-5 TEL.03-3813-6211
※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。
参加費 57,200円(1名様/消費税等含む)
・同一申込書にて2名以上参加の場合は
 49,500円(1名様につき/消費税等含む)
※テキスト代を含む。

講師プロフィール

 

細見 真司(ほそみ・しんじ)

霞ヶ関キャピタル株式会社
ヘルスケア事業企画室長

医療法人のマネジメントを経て、2003年より国内独立系コンサルティング会社の医療事業部にて、医療法人・介護事業者向けの事業再編、全国事業展開等の支援等を行なう。06年新生銀行に入行し、不動産ファイナンス部にてヘルスケアアセットのストラクチャードファイナンス、バリュエーション、キャッシュフロー分析の手法をプロダクトする。日本の銀行として初の有料老人ホームの不動産流動化を行ない、その後約20件のSPCに対しノンリコースローンを提供。10年にはヘルスケアファイナンス部を創設し、J-REITでのヘルスケアリート立上げに参画する。14年よりデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社にて、国土交通省の「ヘルスケアリートガイドライン検討委員会」事務局受託、ヘルスケアアセットの証券化アドバイザリー、M&A支援、アジア進出支援として、上海にて中国の投資家向けセミナー、台湾での新規事業進出支援等を行なう。16年に厚生労働省「介護サービス事業者等の海外進出の促進に関する調査研究事業」の委員に就任。21年12月から霞ヶ関キャピタル鰍ノてヘルスケア事業推進部長、22年8月にヘルスケア事業企画室長に就任。
主な著書に『ヘルスケア施設の投資リスク・事業評価資料集』『病院アセットの投資判断・事業評価資料集』(共に綜合ユニコム刊)がある。
一般社団法人日本未病総合研究所 シニアアドバイザー、一般財団法人博慈会老人病研究所 客員研究員、公益社団法人日本医業経営コンサルタント協会認定登録 医業経営コンサルタント。

内容に関するお問合せ

綜合ユニコム株式会社 企画事業部
TEL.03-3563-0099

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