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[マンション建替え]事業への
取組み方と成功シナリオ

区分所有者の合意を得るのが難しく、ハードルが高いマンション建替え。
しかし、開発適地が不足するなか優良地でマンション分譲を企画するうえでは、
マンション建替え・敷地売却の視点が必要不可欠となる。

マンション敷地売却も含めた「マンション終活」事業の極意とは?

  • マンション建替え
  • 敷地売却
  • セミナー
マンション終活事業の第一人者〈大木 祐悟氏(旭化成不動産レジデンス)〉が、
約50件のマンション建替え実績に基づく豊富な知見と極意を披歴する!
 国土交通省の調べによると、建替えが終了したマンション棟数は全国で270棟(2022年4月1日時点)を数えるのみで、旧耐震マンション103万戸からみても微々たるものです。築後50年を超えるマンションが今後大幅に増えてくる時代にあって、建替え合意が得られずに老朽化したまま住み続ける不安と恐れは大きな社会問題になってきます。
 その一方で、都心部などで開発用地が不足するなか、優良地でのマンション分譲事業を企画するうえでは建替えの視点が不可欠です。実際、大手不動産会社ではマンション再生やマンション敷地の再開発を新たな事業戦略に掲げるなど、建替え事業に取り組む気運が高まりつつあります。加えて、国でも近年、マンション敷地売却制度を含めた「マンション終活」に向けて区分所有法やマンション建替円滑化法、都市再開発法など法律や制度の整備を進めています。
 しかしながら、法制度は多岐にわたり、建替え事例が少なく、関係者の合意形成も一筋縄ではいかないことから、実務に精通した専門家はきわめて少ないのが実情です。
 本セミナーでは、約50件のマンション建替えの実績をもち、業界第一人者である大木祐悟氏(旭化成不動産レジデンス)を講師にお迎えし、マンション建替え事業の実務的ポイントやマンション終活(建替え・敷地売却等)で成功した事例の極意、そして不動産会社がどのように取り組めばよいのかを解説していただきます。 不動産開発やマンション管理、仲介、鑑定・コンサルなど不動産関係ならびに金融関連各位のご参加を強くお勧めいたします。

セミナープログラム&タイムスケジュール

13:00〜17:00   ※15時前後にコーヒーブレイクを挟みます

T. マンション建替えを取り巻く現況

●高経年マンションの現況と今後
●マンションの建替えが必要となる理由
●建て替えたマンションの特色
●建替えマンションの築年数の推移
●マンション再生にあたっての検討事項
(不動産会社の協力/概算費用と捻出方法)
●当面は旧耐震マンションが建替えの中心か

U.区分所有者の合意形成と建替え決議

●区分所有者の合意形成にあたっての課題
 高齢者・非協力者・反対者からの同意を取り付けるための対応
●「建替え決議」の仕組み
●議案として定める事項・通知すべき事項
●区分所有法62条6項の説明会
●建替え決議「非賛成者」に対する手続き

 非賛成者に対する催告/売渡請求権の行使/催告→売渡請求という仕組みの効果

V.建替え決議後の工事着手の手続きと進め方

●建替えについて区分所有法で規定されている事項
●任意の手続きによる等価交換方式で進める手法
●マンション建替円滑化法による組合施行方式で進める手法

 建替組合の設立/権利変換計画の決議/円滑化法による建替えの評価

W. マンション敷地売却と団地の再生

●マンション敷地売却制度とは
 平成26年・令和2年の円滑化法改正の経緯/敷地売却の手続き(決議、組合設立)
●団地(土地共有団地)の再生手法
 単棟型マンションと団地型マンションの違い/
 団地の再生手法と特色(区分所有法、マンション建替円滑化法、都市再開発法)/
 単棟のみを建て替える場合と団地一括で建て替える場合の決議の違い

X. マンション建替え事例研究

●小規模マンションを建て替えた事例
●複合用途型マンションを建て替えた事例
●隣接地を含めて建て替えた事例
●隣接する2つのマンションを同時に建て替えた事例
●借地権マンションを建て替えた事例
●団地型マンションを建て替えた事例
●管理組合が設立されていなかったマンションを建て替えた事例
●建替えに一度頓挫した後に、改めて建替えを進めた事例



Y. マンション建替えに向けた不動産会社の役割

●建替えを進めるうえで留意すべき課題
 合意形成/高齢者よりも若年者のほうが問題となる場合もある/
 資金計画(建替えにかかる事業費の内訳)/資金調達が厳しい時はどうするか/
 保留床売却型の建替えにおける評価の考え方/地価が安い立地にあるマンション/
 借家人や抵当権者等への対応
●マンション建替え事業における不動産会社の役割
 マンション管理組合への協力度合い/マンション分譲会社とマンション管理会社/
 マンション建替え事業計画の提案/マンションが被災したときの復興/
 SDGs時代に求められる不動産会社のマンション建替え事業への取組み


Z. 質疑応答




開催日時 2023年5月15日(月) 13:00〜17:00
会場 東京ガーデンパレス
東京都文京区湯島1-7-5 TEL.03-3813-6211
※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。
参加費 57,200円(1名様/消費税等含む)
・同一申込書にて2名以上参加の場合は
 49,500円(1名様につき/消費税等含む)
※テキストを含む。

講師プロフィール

大木 祐悟(おおき・ゆうご)

旭化成不動産レジデンス梶@マンション建替え研究所 副所長
(一社)不動産総合戦略協会 理事長
マンション管理士/再開発プランナー/宅地建物取引士

1983年早稲田大学商学部卒業。2001年同潤会江戸川アパートの建替えに社内コンサルタントとして参画して以来、マンション建替円滑化法第1号案件である諏訪町住宅建替え事業など数多くのマンション建替えに参画。また、プロジェクトを推進するなかで、「規約」や「マンション管理」にかかる情報発信をするほか、近年は「被災マンションの復興」の観点からマンション防災の提言も行なっている。
主な著作に『マンション再生 ── 経験豊富な実務家による大規模修繕・改修と建替えの実践的アドバイス』『逐条詳解・マンション標準管理規約』『[Q&A]マンション建替えのすすめ方 ── 建替え決議集会の召集・催告、権利変換手続き、着工・竣工からマンション敷地売却決議、団地の建替え、被災マンションの復興までのすべて』『等価交換マンション事業の進め方』『災害が来た! どうするマンション』(共著)などの他、多数の著作論説がある。

内容に関するお問合せ

綜合ユニコム株式会社 企画事業部
TEL.03-3563-0099