キーワード検索

サイト内検索を閉じる

(第27回) 葬儀社担当者・納棺スタッフのための
【ご遺族参加型納棺】の手順とポイント

2022年秋季開催 葬儀社・納棺スタッフのための[参加型納棺]実務講座(1)

葬儀社担当者、納棺スタッフ必須!
納棺業務に求められる知識の範囲、技術の基本、コミュニケーションの姿勢とは

  • 葬祭業
  • セミナー
■医療の知識・・・
感染予防(業務時・環境整備)/死後変化(臭い・体液等)、引継ぎからの予測/メンタルケア
■納棺処置の技術・・・
前処置(目閉じ・口閉じ)、復元処置/硬直解き/フェイスマッサージ/死化粧/着付け
■グリーフケアの視点・・・
適切な「説明・同意・実行・報告」/家族に配慮した言葉の変換/場のコーディネート

納棺は、家族が慌ただしい葬儀のプロセスのなかで故人と向き合える貴重な時間です。特に昨今は葬儀の小規模化によって必然的に故人と家族との距離が近く、向き合う時間は長くなっており、故人に「触れること」「何かをしてあげること」を通じて想いを整理できる最後の機会として、家族の希望を可能にする処置技術と雰囲気づくりはますます重要になっています。本講座では、【ご遺族参加型】の納棺を実践する轄の笹原留似子氏を講師に迎え、ご遺族とともに進める納棺の手法と求められる技術の習得を目指します。
本講座『【ご遺族参加型納棺】の手順とポイント』では、笹原氏が現場で行なう「参加型納棺」の進め方を、そのなかで求められる死後変化などの知識、処置(軽度)や納棺の技術、円滑に進めるコミュニケーションノウハウなどから学びます。
知識や手順、処置技術の確かな習得と、遺された家族への適切なコミュニケーションによる支援を目指す葬儀社様、納棺担当者様のご参加をお待ちしております。

当講座は、関連する2つの講座「【ご遺族参加型納棺】の手順とポイント」と「【状況別復元処置】と【死化粧】のポイント」講座の2日続けての開催となります。両講座を受講いただくとさらに効果的です。

セミナープログラム

10:30〜16:45 ※昼食休憩および適時休憩をとりながら進行いたします。

1. ご遺族参加型納棺の目的と全体像

@状態の観察・予測(A死斑 B腐敗 C死臭 D感染を理解する)

● 参加型納棺が目指す「グリーフケア」現場実践のための基礎知識
 〜悲嘆のしくみ・言葉の変換・説明法
● 感染予防策・管理・保全(疾患別・イレギュラー対応)
 〜粘膜対処、止血、漏液・死臭対応、汚染物処理、感染管理等の医学的情報からの理解と説明法
● 「参加型納棺」の基本的な流れ(全体像)

2. 参加型納棺実践の前処置

【デモ・実習】 E目閉じ F鼻処置 G口閉じ H硬直解き Iドライシャンプー J整髪 K産毛・髭剃り

● 造形心理学(安心できる表情・姿勢とは)
 〜個性を引き出し、故人の微笑みを戻す技法
● 進行時のコミュニケーションの基本
 〜説明・同意・実行・報告のステップ/参加者の心境を察するヒント
● 「拘縮」「浮腫」「口閉じ」等、現場で遭遇する状態への対応

3. ご遺族が求める身だしなみ

【デモ・実習】 Lフェイスマッサージ M軽度変色復元(傷・痣・黄疸・死斑) N死化粧(血色戻し・個性復元)

● 死化粧に必要な死後変化の基礎知識
● 各技術項目の目的と実施方法
● 参加者への差配の仕方
● 生前の容姿へ、「身だしなみ」の確認とリクエスト対応

4. 参加型納棺の着付け

【デモ・実習】 O着付け

● 着付けの流れ・ポイントの実践
● 納棺場面での協力依頼のポイント
● 火葬まで持たせる安置法

5. 質疑応答・まとめ



開催日時 【ご遺族参加型納棺】の手順とポイント
2022年10月18日(火・友引前) 10:30〜16:45

会場 飯田橋レインボービル会議室
東京都新宿区市谷船河原町11 TEL.03-3260-4791
※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。
参加費 1講座 66,000円(1名様参加の場合。消費税および地方消費税を含む)
●同一申込書にて両日参加または一社から2名以上参加の場合
 1講座 58,300円(1名様につき。消費税および地方消費税を含む)
※資料代・実習備品代・昼食代を含む。
※実践講座A
 【状況別復元処置】と【死化粧】のポイント
 2022年10月19日(水・友引) 10:30〜16:45
定員 30名(申込み先着順)

講師プロフィール

笹原 留似子(ささはら るいこ)

株式会社桜 代表取締役/復元納棺師
北海道札幌市出身、岩手県北上市在住。北海道神宮に正規の巫女として奉職し、3年後巫女長となる。その後病院に勤務し沢山の患者を看取るなか、医師の勧めで復元納棺師となる。 2007年、株式会社桜を立ち上げ現職。遺族の悲嘆援助を中心とした独自のコミュニケーション法による「参加型納棺(商標登録済)」と、ご遺体の状態管理や感染防御策を施しながらおもかげを取り戻す「復元納棺師」として実績は2万件を超え、現在も現役として日々地域で活動しながら後進の育成にも努める。

11年の東日本大震災では、遺族や機関関係者からの依頼を受け復元ボランティアとして奔走。5か月間で300人を超える復元処置を行なった。現在も震災遺族の会「いのち新聞」の代表として支援を続け、21年からはYouTube「いのち新聞」を配信。また当時の経験などから、緊急時にスピーディーな脱着ができる感染防御ガウン「Non-lenser(ノンレンサー)」を開発(意匠・商標登録の専用権を取得済み)。各方面の専門医からの推薦を受け、警察、医師会に発表後、各現場で採用されている。

最近では医師や歯科医師らとともに、災害被災遺体の保全と遺体対面時遺族対応を目的とした災害時特別チーム「Genies (Grief care for Each person, No limits In any Emergency)」を日本で初めて結成。代表をとして県の防災訓練に出向。また、警察本部管区合同訓練、海上保安庁の感染管理・遺族対応指導官を拝命。警察協議委員も務める。

《おもな著書・監修出版物》
おもかげ復元師(ポプラ社)/おもかげ復元師の震災絵日記(ポプラ社)/増補版 納棺・遺体処置実務 実践資料集(綜合ユニコム)/葬祭業のための感染症予防・防御対策実践資料集(綜合ユニコム)/【ご遺族参加型納棺】実践DVD(綜合ユニコム)/看護職・介護職が行うエンゼルケア・死化粧とグリーフケア(日総研出版)/新生児・小児のエンゼルケアとグリーフケア(日総研出版)など

内容に関するお問合せ

綜合ユニコム株式会社 企画事業部
TEL.03-3563-0099

ページトップ