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2020.10.19
【他・宿泊業態】
地方創生事業「Trip Base(トリップベース) 道の駅プロジェクト」
フェアフィールド・バイマリオット・栃木宇都宮
宿泊特化型ホテル(87室)10月7日オープン
積水ハウス㈱とマリオット・インターナショナルは、道の駅を新しいホテル立地ととらえ10月からフェアフィールドシリーズの第一弾として年内に全国8府県で順次開業する。
「フェアフィールド・バイマリオット栃木・宇都宮」は、年間来場者140万人を集客する道の駅「ろまんちっく村」(46ha滞在体験型ファームパーク)に隣接する関東初のマリオットロードトリップ・フェアフィールドホテルブランドとして日本で55番目のマリオット・インターナショナルホテルとして10月7日にオープンした。
「Trip Base道の駅プロジェクト」とは、「未知なる日本をクエスト(冒険の旅)しよう」コンセプトに地域や自治体、パートナー企業とともに地域観光を起点に地域経済の活性化を目指す地方創生事業と位置づける新業態ホテル道の駅プロジェクト。2025年には、25道府県で約3,000室規模の拡大を目指している。全国に1,180か所の道の駅があり、観光地・温泉地のリゾートホテル・観光旅館やビジネスホテル業態と一線を画した「地域の知らざれる魅力を渡り歩く旅の拠点となる宿泊特化型ホテル。宇都宮北西部の大谷観光や日光への観光のハブ(拠点)ともなる。
フェアフィールド・バイマリオット栃木・宇都宮は、延べ床面積3100㎡・3階建て。フロント・ラウンジ・コミュニティカウンター・無料Wi-Fi・ゲストルーム、リビング、ワーキングスペース、ランドリー、寝室が分かれたスィートルームで構成されている。
1ルーム25㎡・2ベットルーム・シャワールーム付きが標準ルーム。1ル部屋料金は、1万円〜1万5,000円を想定している。建築コストは、1ルーム2,000万円前後で約16億円。計画当初はインバウンド50%・国内旅行者50%で年間稼動率を60〜70%に設定をしてスタートしたが、コロナ禍でのオープンにあたり国内旅行者とこれまでアウトバウンドとして日本人が海外に出かけていた2,000万人をターゲットにして集客を図っていくとしている。
食事は、ロマンチック村のレストランやや地域の飲食店を利用してもらう。また、道の駅で購入された新鮮な食材を食べられるように共有のコミュニティカウンターでキッチン設備が用意されている。お風呂は、隣接する「湯処あぐり」の天然温泉も利用できる。
2025年に向けて道の駅プロジェクトは、積水ハウス×マリオットでフェアフィールドブランドのポートフォリオを拡大していく。ファーストフェーズで15ホテル、セカンドフェーズで13ホテルの展開を予定している。
年間来場者140万人を集客する道の駅「ろまんちっく村」。
「フェアフィールド・バイマリオット栃木・宇都宮」。スイートルームなど多彩なルーム構成を実現