ホテル・旅館、博物館・美術館・科学館・ミュージアムは、9月でも51%以上減に分類される回答率が高くなっており、需要減速の影響が長引いている。
コロナ禍の不況は「7割経済」と称されるが、これに当てはまる30%減以下の分類を主な業種の回答率でみると、パチンコホール77.8%、アミューズメント施設75.0%、フィットネスクラブ71.4%などとなっている。
また、今回調査から「前年同月比プラス(1%以上)」の選択肢を新たに設けた。回答の割合をみると、7月10.2%、8月6.8%、9月13.8%となっており、業種ではゴルフ場・ゴルフ練習場、動物園・水族館がいずれの月にも多く、9月にはこれに公園・アウトドア施設が加わった。
もともとゴルフはコアなプレイヤーに支えられた市場を有しており、コロナ禍では屋外で密を回避しながら、リフレッシュを兼ねてプレイしたりと、需要の回復スピードは早かったようだ。
参考までに、パシフィックゴルフマネージメント鰍フ月次営業実績をみると、既存店ベースの139コースの営業収益は、緊急事態宣言下の4月、5月は前年同月比6割の水準だったが、7月90.4%、8月106.4%、9月91.3%となっている。