新型コロナウイルスの感染拡大による売上高への影響(前年同月比)について、1月には「ほぼ影響がない」とした回答は89.0%あったが、2月には3分の2に減少。ホテル・旅館、遊園地・テーマパークを中心に売上高の減少がみられ、10%以上マイナスしたのは合わせて約4割となった。このうち、70.3%が特定警戒区域の13都道府県に所在する施設であった。
国内の累計感染者数は2月21日に100人を超え、28日には北海道知事が外出自粛を要請、3月2日からは全国の小中高校が臨時休校となり、春休みを前にレジャー需要は冷え込んだ。同時期に、「サンリオピューロランド」(22日~)、「東京ディズニーリゾート」「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」「ひらかたパーク」(29日~)など、大型施設の臨時休業が広がっていった。
3月には影響が一気に拡大し、「31~50%減」が28.0%で最も多く、約9割が売上高マイナス。4月は緊急事態宣言を受け、ゴールデンウイーク前までには岡山県と徳島県を除く45都道府県で休業要請が出された。これに伴って「91%以上」が44.0%を占め、深刻さがうかがえる。