[特集]老舗葬儀社の事業戦略
老舗葬儀社は、もともと当該地域の葬儀を牽引する存在だった。ところが今日、大手葬祭事業者や異業種からの新規参入などにより競合が激化。これにより、地域内シェアを落としているところも少なくない。しかしながら、古くから地域に根づいたその経営で、依然として頼りにされる存在として安定経営を継続している事業者も多い。今号では、エリア内で老舗葬儀社と称される事業者をクローズアップ。現在に至るまでの沿革とともに、変化しつづける消費者ニーズに、「いかに応え」「いかなるサービスを提供し」「いまなお慕われる存在として居続けられるのか」――、老舗葬儀社の事業戦略について考察する。
長年のエリア密着の優位性活かし
地域活性化のハブ的存在へ
――編集部
事業多角化で雇用と安心生み出し
地域経済の活性化目指す
――花安[新潟県新発田市]
プライベート性重視の会館戦略
地域貢献活動を通して浸透図る
――セレモニー 筑豊葬祭[福岡県飯塚市]
グレードを変えた3会館を整備し
利用者の満足度アップを追求
――半田葬儀社[秋田県秋田市]
創業来受け継がれる「奉仕の心」で
地域の信用・信頼を獲得
――小倉葬祭社[愛媛県松山市]
お客様とのリレーションシップ重視し
人口30万人市場で確固たる地位堅持
――公益社[滋賀県彦根市]
武蔵浦和会館[さいたま市南区]
代表取締役 小杉英介氏
――会員との絆を存続させるため
廃業の危機を乗り越え会社を立てなおす
なかた一刻館 宝来町[ 和歌山県田辺市]/なかた
――シェア5割獲得に向け
市内中心部に4か所目を出店
家族葬のあい苑 筑紫ホール/藍苑
――次代の喪主世代を意識し
地域との共生目指す家族葬会館
青龍寺第三世 高野山青森別院第二世 隆玄 大和尚 本葬儀[青龍寺]
――一代で築き上げた自坊で
名誉住職を送る
故 木浪賢治 お別れの会[ホテル青森 3階「孔雀の間」]
――理美容業界の発展に寄与した
故人を約350人が追悼
東京・小金井祭典、グループ会社が「カフェ&バー cercle 」を開業
拠点都市の葬祭市場を読み解く――岐阜県岐阜市
今橋計貴氏[goenn 代表取締役]
×
白石和也氏[LDT 代表取締役]
――墓地・納骨堂を集客支援し”お参り”機会促進
葬儀顧客データの活用も視野に
ネットプロテクションズ[東京都千代田区]
――受注増で逼迫する請求業務
葬儀社が選ぶべき解決策は?
part4 南関東(千葉・東京・神奈川)
▶日本列島マップグラフ-改葬件数
▶訃報・お別れ会情報(2025年1月21日~2月20日)
・特定サービス産業動態統計調査/葬祭業(Funeral Services)
2024年の売上高、取扱件数、事業所数、従業者数の推移
・全国新設会館一覧、2025年2月~3月開業分(編集部調べ)
・北九州・サンレー、旧会館跡地に新設オープン
・きずなHDグループの花駒、奈良県内4店舗目を開業
・愛知・シオン、岐阜県内に会館初出店
・全国石製品協同組合
「新しい供養のかたち(樹木葬、海洋散骨、デジタル墓)についてのアンケート調査
・NEXER、メモリードと共同で「生前葬に関するアンケート」調査
・100人いれば100通りの葬儀 ヒトモノガタリ(18)
・東京の火葬場立地とその成り立ち(13)連載第1回を試し読み
・とある葬儀社の独り言──環境が人を育てる(最終回)
・学びなおし講座 死から考える(12)
・単価アップ、満足度アップにつながる「ChatGPT」の活用法(最終回)連載第1回を試し読み
・多様化する樹木葬の現状と今後(9)
・いまからでも遅くない! 販促強化見直し講座(7)連載第1回を試し読み
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