[特集]地域に根づくブランディング戦略
近年のコロナ禍により急速に葬送のあり方が変化するなか、いまや主流となった小規模葬に対応する会館を新たな「セカンドブランド」と位置付けて展開する葬祭事業者がふえつつある。
しかし、これまで「屋号(もしくは会社名)」や「会館ブランド名」を自社の代名詞として地域に認知されてきた多くの葬祭事業者、特に老舗葬儀社にとっては、新ブランド設立に際して、新設会館が長らく地元住民から認知されてきたそれらとは異なる、見慣れない会館名を冠することに多少の躊躇があるはずだ。
今号では4社のブランディング戦略に着目。そこからみえてきたのは、複数ブランドの地域浸透を図りながら企業価値の増強にもつながるCIプロジェクトだった。
[ケーススタディ]
ラック[福岡市博多区]
――創業時からの屋号守り
時代に合わせたブランドに深化・発展
FUNE[愛知県豊田市]
――会館コンセプトを土台に考案
7つの超多ブランド展開し地域密着
イズモ[浜松市中区]
――小規模葬イメージへの転換促す
独自の2ブランド併用策を展開
リンクモア[青森県青森市]
――宣伝効果の高いネーミングライツ等導入し
企業イメージの向上とブランド浸透図る
寺本恵美子氏
――オフィスシオン 代表取締役社長
家族葬の備庵 別府・石垣東[大分県別府市]/ファイン
――既存会館との相互補完を目指し
人口集積エリアに出店した転用3号店
故 神田成二 儀 お別れの会[ホテルガーデンパレス]
――グループ総力を結集し
多彩なコンテンツで故人を追悼
横田初英 お別れの会[ビエント高崎 ビッグキューブ]
――老舗計量器メーカー創業者を
8間約5,000本の生花祭壇で送る
(株)田中鋳物工場 代表取締役 田中大裕 お別れ会[ロイヤルパインズホテル浦和]
――鋳物業界の若手経営者悼み
ホテル葬ながら仏式で執行
拓殖造園土木(株)社葬 故 小倉恒喜 葬儀[千葉市斎場]
――造園手がけた公営火葬場で
約400人が故人を偲ぶ
坂出葬儀社[香川県坂出市]
榊原啓士氏[日本M&Aセンター 業種特化事業部 ダイレクトマーケティング部 部長]
×
龍石泰樹氏[日本M&Aセンター 業種特化事業部 ダイレクトマーケティング部 葬儀領域担当]
×
白石和也氏[ライフエンディングテクノロジーズ 代表取締役CEO]
――親和性高い葬祭業界のM&A
今後5年で市場活性化へ
ライフエンディングテクノロジーズ[東京都港区]
マイクロウェーブ[東京都渋谷区]
全国市区町村別の会館充足度指標(本誌算出)
Part7「近畿」編
訃報・お別れ会情報(2022年9月21日~10月20日)
全葬連、第66回全国〈秋田〉大会
彬子女王殿下ご臨席により開催
福岡・ラック
創立55周年記念式典・祝賀会を開催
アルテマイスター保志
東京・銀座のギャラリー厨子屋開廊20周年記念企画展を開催
JA東京中央セレモニーセンター
練馬進出の拠点となるサロン開設
群馬・ゴダイ
イオンモール高崎に出店
▶愛知・ティア、三重・大阪に相次いで会館開設
▶きずなHD、宮崎県内29か所目の会館開設
▶ペットエンバーミングラボ、講習会を開催
▶千葉・ヤマト佛商、9月に続き樹木葬墓地開園
■持論・葬論 公益と私益のはざまで②
■目からウロコの補助金等活用術(2)
■切り絵で見るお葬式のイマ・ムカシ(2)
■学び直し講座 葬儀がもつグリーフケアの役割(3)
◆ビジネスナビ
イワタ
ETOE
かじや本店
神戸珠数店