建築費が高騰する一方の昨今、早期投資回収が見込める分譲型ホテル(コンドミニアムホテル)に一層の注目が集まっています。沖縄とニセコがほとんどだった立地も箱根や白馬などに広がり、大手オペレーターも参入して事業は拡大しています。
コンドミニアムホテルはオーナーが客室を購入後、リースバックし、自身が利用しないときにホテル客室として貸し出し、収益が還元されるマネジメント手法が導入されています。デベロッパー、ホテルオペレーターと三者にとってメリットが生じますが、スキームは複雑であり、開発にはその理解が必須となります。
2020年に「コンドミニアムホテルの事業化計画&販売戦略実務資料集」を刊行いたしましたが、事業は変化してきております。本書では、幅が出てきたスキームや契約の留意点をはじめ、特有の施設づくり・収支計画・販売方法の最新トレンドや開発・利用傾向を詳解いたします。
コンドミニアムホテルの開発・導入を検討されている事業者をはじめ、ホテル・旅館、投融資に携わる金融機関のご担当者など、広く関連事業者の皆様にご購入をお勧めいたします。
第1編Ⅰ・Ⅱ、第3編 高林浩司 ホーワスHTL 取締役 マネージングディレクター
第1編Ⅲ、第2編Ⅰ・Ⅳ・Ⅴ 東急リゾート㈱ 開発営業本部 受託開発部
第2編Ⅱ・Ⅲ 片野佳弘 大成建設㈱ 都市開発本部開発事業部事業推進室(第二)課長
1. 宿泊施設のポジショニング投資
2. コンドミニアムホテルの定義
3. ブランデッドレジデンスとの比較
4. レンタルマネジメントプログラム
5. コンドミニアムホテル各事業主体のメリット
1. 開発の背景
2. 供給状況
(1)供給状況
(2)国立公園における規制緩和
(3)セカンダリーマーケットの状況
3. エリア別開発動向
(1)沖縄
(2)北海道・ニセコ
(3)その他
4. 購入者の属性・利用傾向
(1)沖縄
(2)北海道・ニセコ
(3)その他
5. 今後の展開
1. 立地の重要性
2. コンセプトづくりと販売ターゲットの設定
3. 施設概要と施設づくりのポイント
(1)適正規模
(2)客室
(3)パブリックスペース
1. プレーヤー
(1)開発事業者
(2)所有者(客室ユニット購入者)
(3)運営者
(4)コンドホテル事業者
(5)資産管理会社
2. コンドホテル事業者の役割
3. 契約スキームと関連契約
4. 賃料ペイバックの考え方
5. 「賃貸借契約書」と「運営計画書」の作成
(1)賃貸借契約書作成の留意点
(2)運営計画書
6. 各プレーヤーの意向と注意点
1. 販売方法
2. 販売価格の算出方法
1. 国内顧客対象のケース(通年リゾート)
2. インバウンド顧客対象のケース
3. 大都市立地(利用中心)
開発経緯・コンセプト/施設概要/販売傾向(分譲)/運営概要/利用動向(ホテル)/今後の展開
1. STORYLINE 瀬長島(沖縄)
大手ホテルオペレーターが参入。東急グループが開発から運営までを担い新たな価値を提案
2. BLISSTIA箱根仙石原(神奈川)
国内初、コンドミニアムホテルと民泊を活用したホテルレジデンスを併設
ほか
綜合ユニコム株式会社 企画情報部
TEL.03-3563-0120