約3年に及ぶコロナ禍によって全国的に葬儀の小規模化に拍車がかかり、それまで主流だった一般葬から一挙に家族葬や一日葬などが増加し、葬儀スタイルのニーズが大きく変わりました。それに伴い、当然ながら葬儀単価の縮小に歯止めがかからず、業界再編は避けられない様相を呈しています。葬儀経営者専門オンラインサロン「プレアカ」では、葬儀社が日々の業務と数値に追われ、経営課題の解決に「自己流」で取り組まざるを得ない点に着目し、MBAで学ぶ経営学を軸に経営者自身のリスキングの場を展開しています。
本書ではオンラインアカデミー「プレアカ」のマーケティング戦略にフォーカス。「マーケティング理論と葬儀社経営」ではターゲットを絞り込んで顧客の解像度を上げ、競合他社との不要な競争を回避する差別化戦略をオリジナルワークシートで学び、「葬儀社経営の実践的マーケティング」では件数アップ・単価アップ・顧客満足度アップの具体的な事例に基づき、自らが着手可能な思考・判断ができる帳票例を基に順序等を詳解します。MBA理論のベースと実際にゼロから起業した葬儀社を国内有数な規模に成長させた経験のある「プレアカ」から活きた実践・実務が学べます。葬儀事業を[再生へ導く]ためのノウハウを網羅した実務資料として、関係各位の皆様にぜひともご購読をお薦めいたします。
MBAとは
MBA (Master of Business Administration)とはアメリカの経営学修士のことで、ビジネススクール(経営大学院)の経営学専攻・修了者に授与する。国内では大学を卒業し実務経験のある人が一般的な受験資格であり、MBAカリキュラムに則った経営学の大学院修士課程修了者となる。
清水宏明 プレアカ主宰/経営学修士(MBA)
起業した葬儀社を0から20億円の売上げまで成長させる。その間、生活者のニーズをいち早く取り入れた、イノベーティブな事業を展開。その取り組みは多くのメディアで取り上げられ、多数のビジネスコンテストで優勝するなど高い評価を受ける。その後、2020年にイグジットする。2018年に早稲田大学大学院経営管理研究科においてMBA学位を取得。主に葬儀業におけるマーケティングについて研究を行い上位10%の優秀修了者として修了。2023年よりオンラインサロンを運営。業界向けの情報発信に努める。また経営者向けのコンサルティングも行い多くの葬儀社の経営改革をサポートする。伴走型コンサルティングは顕著な成果を上げ、高評価を獲得している。
高木啓介 プレアカ講師/日本大学非常勤講師(マーケティング論)/経営学修士(MBA)
総合電機メーカー、外資系デジタルマーケティング会社において一貫してマーケティングに従事。2018年に早稲田大学大学院経営管理研究科においてMBA学位を取得(副総代)。在学中に清華大学経済管理学院(中国)、UCLA Anderson Business School(米国)にMBA交換留学。2020年and Asia株式会社を創業。現在は、中小企業のマーケティング支援、新規事業創出支援などに携わる傍ら、日本大学で非常勤講師としてマーケティング論を担当。プレアカでは経営学に関する解説動画を発信中。
葬儀経営者専用オンラインサロン「プレアカ」
葬儀事業経営者のみが参加できる会員制オンラインサロン。
中小零細の葬儀事業経営者が特に直面するプロモーションや人材採用・育成などの経営課題に対処するための実践的なノウハウなどを公開している。経営に関するオンライン動画の配信や、定期的に開催する対面でのセミナーや懇親会などを通じ会員同士の親睦を深め、中小零細葬儀社の経営力向上を目指している。
1. はじめに
2. 葬儀事業者を取り巻く競争環境
(1)葬儀事業者の二極化
(2)インターネット紹介業の台頭
3. 中小零細葬儀事業者を圧迫する寡占化
4. 葬儀事業者として勝ち残るためには
(1)勝ち残るための2つのアプローチ
(2)なぜ葬儀事業の経営者に学びが必要か
5. MBAの学びと本書での学び
1. 経営理念とは
(1)MBAで学ぶ経営理念
(2)具体的な経験を基にした実践的ノウハウ
(3)オリジナルワークシートの説明と記載例
2. 経営戦略の重要性
(1)MBAで学ぶ経営戦略
(2)具体的な経験を基にした実践的ノウハウ
(3)オリジナルワークシートの説明と記載例
3. 管理システムの重要性
(1)MBAで学ぶ管理システム
(2)具体的な経験を基にした実践的ノウハウ
(3)オリジナルワークシートの説明と記載例
1. ターゲティング戦略
(1)MBAで学ぶターゲティング戦略
(2)具体的な経験を基にした実践的ノウハウ
(3)オリジナルワークシートの説明と記載例
2. 差別化戦略
(1)MBAで学ぶ差別化戦略
(2)具体的な経験を基にした実践的ノウハウ
(3)オリジナルワークシートの説明と記載例
1. 件数アップの道筋
(1)マーケティング理論から考える件数アップ
(2)件数アップの具体的な経験を基にした施策
(3)実際の成果を上げた企業が使用している帳票例
2. 単価アップの道筋
(1)マーケティング理論から考える単価アップ
(2)単価アップの具体的な経験を基にした施策
(3)実際の成果を上げた企業が使用している帳票例
3. 顧客満足度アップの道筋
(1)マーケティング理論から考える顧客満足度アップ
(2)顧客満足度アップの具体的な経験を基にした施策
(3)実際の成果を上げた企業が使用している帳票例
綜合ユニコム株式会社 企画情報部
TEL.03-3563-0120