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葬儀社担当者・納棺スタッフのための
【状況別復元処置】と【死化粧】のポイント(第29回)

1日目と併せて参加するとさらに効果的!
2025年春季開催 葬儀社・納棺スタッフのための[参加型納棺]実務講座(2)
 

現場で使えるノウハウ多数!
参加型納棺を可能にする困難遺体の対処と復元、表情の戻し方

本講座『【状況別復元処置】と【死化粧】のポイント』では前日の『【ご遺族参加型納棺】の手順とポイント』講座の応用編として、【復元処置のケーススタディ】と【表情の戻し方】を通して、最後に故人の顔を見て送りたいという家族の希望に応える、ご遺体の状態づくりを㈱桜の笹原留似子氏にご指導いただきます。
知識や手順、処置技術の確かな習得と、遺された家族への適切なコミュニケーションによる支援を目指す葬儀社様、納棺担当者様のご参加をお待ちしております。
 
当講座は、関連する2つの講座「【ご遺族参加型納棺】の手順とポイント」と「【状況別復元処置】と【死化粧】のポイント」講座の2日続けての開催となります。両講座を受講いただくとさらに効果的です。

セミナープログラム

10:30~16:45
※1日目の参加型納棺の「処置」を基礎として2日目の項目を進行します。
※昼食休憩および適時休憩をとりながら進行いたします。

1. 「死化粧」を施すために納棺師に求められる知識と技術

● 身体の変化に関する知識と対応策
● 必ず行なうべき感染防御(用具の取扱い等)
● 施行前にチェックするポイント

2. 状態・程度の分析と死後経過を予測した処置

● 身体に現れる変化の基礎知識
 ・死後変化(死後硬直・死斑・乾燥など)
 ・変形(浮腫・水泡・陥没など)、変色(傷・痣・黄疸・死斑など)
● 軽度処置法と説明術
 ・軽度水泡/酸素マスク痕/黄疸の復元/長期療養の方に多い処置

3. ご遺族が求める死化粧
 ~「元に戻った」から始まる最期の時間のために

● 死化粧の意味と必要性
● 清拭とフェイスマッサージ
 ・水泡化の予防、表情筋への働きかけ
● 血色の意味~生前の姿に戻す最大の鍵は血色にあり
 ・個性を見つけるポイント
 ・ご遺族に協力を依頼するタイミング
● 色のコントラスト~色の配合を知れば、痣も復元できる
 
【実習】「血色戻し」「メイク」など
(復元用ファンデーション、処置用ピンセット等、実習用具のいくつかをお持ち帰りいただきます)

4. 実は復元できる! 特殊遺体処置
 ~ご遺族と故人のために安らかな看取りをもう一度

● 「縊死」の処置と安置~いくつもの復元処置の組合せ方法
● 高齢者に多い「溺死」の処置と安置法
● 今後増える孤独死。死後数日経過した「困難遺体」対応のヒント
● 困難遺体復元後の家族とのコミュニケーションのポイント
 
【実習】 「目閉じ」「陥没部位の復元」処置など

5. 質疑応答・まとめ

開催日時

2025年3月6日(木・友引) 10:30~16:45

会場

飯田橋レインボービル会議室
東京都新宿区市谷船河原町11 TEL. 03-3260-4791
※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。

参加費

66,000円(1名様/消費税および地方消費税を含む)
・同一申込書にて2名以上参加の場合は
58,300円(1名様につき/消費税および地方消費税を含む)
※資料代・実習備品代・昼食代を含む。

※実践講座① 【ご遺族参加型納棺】の手順とポイント
 2025年3月5日(水・友引前) 10:30~16:45

定員

30名(申込み先着順)

講師&企業プロフィール

笹原 留似子 (ささはら るいこ)

株式会社桜 代表取締役/復元納棺師
北海道札幌市出身、岩手県北上市在住。母は僧侶、先祖は山伏。神社に正規の巫女として奉職、3年で巫女長となる。その流れで民俗学者、神職などで構成された民俗学学術研究会に現在も所属。死やいのちに関わる民俗学をYouTube「おもかげチャンネル」で配信。

2007年、株式会社桜を立ち上げ現職。おもかげを失ったご遺体を復元し、遺体保全、感染防御対策を組み込む「復元納棺師」として現役。担当件数は延べ2万人を超え、また遺族の悲嘆援助(グリーフケア)を目的とした「参加型納棺」の商標登録を持つ。

東日本大震災では遺族や機関関係者から依頼を受け遺体安置所を奔走し、5か月で300件を超える復元ボランティアを実施。その活動は「NHKスペシャル~最期の笑顔~」で紹介される。現在も震災遺族の会「いのち新聞」の代表として震災遺族の支援を続け、21年、震災から10年を機にYouTube「いのち新聞」を配信している。

東日本大震災以降の災害時の出向実績として、14年長野県御嶽山噴火、16年熊本地震、16年台風10号、17年九州北部豪雨、18年7月豪雨、21年広島豪雨災害など。ほかにも事件や事故現場の復元の要望があれば出動し、チームの統括や管理・指導、遺族のグリーフケア、各機関へ申し送りなど、現場の依頼に合わせて担当する。

現在、警察本部や海上保安庁などの感染管理指導官も務めるとともに、災害被災遺体の保全と遺体対面時遺族対応を目的とした災害時特別組織「Genies」を日本で初めて結成。代表を務め、毎年県の防災訓練に出向している。
 
《おもな著書・監修出版物》
おもかげ復元師(ポプラ社)/おもかげ復元師の震災絵日記(ポプラ社)/増補版 納棺・遺体処置実務 実践資料集(綜合ユニコム)/葬祭業のための感染症予防・防御対策実践資料集(綜合ユニコム)/【ご遺族参加型納棺】実践DVD(綜合ユニコム)/看護職・介護職が行うエンゼルケア・死化粧とグリーフケア(日総研出版)/新生児・小児のエンゼルケアとグリーフケア(日総研出版)など

【これまでの受講者の声】

●経験が少ないので理解できるか不安だったが、「なぜそのように行なうのか」という理由とともに教えていただき、とても分かりやすかった。あっという間に時間が過ぎていた(1日目参加者)
●講座では災害時の活動のことも含めて目からウロコのことが多かった。チームをまとめる立場になってコミュニケーションに悩んでいたが、そこもすごく学びとなった(1日目参加者)
●笹原さんの人柄がとても親しみやすく、質問しやすい雰囲気がとてもよかった(1日目参加者)
●今まで手も足も出ないと思っていたケースについて、面会できる状態に復元できることを目の当たりにし希望が持てた。一見複雑な状態でも一つひとつ処置していけば対処できる(2日目参加者)
●備品を使用しての実習を交えた講義がよかった。黄疸や死後変化への対応、保湿の方法、色ののせ方などいろいろな疑問への理解が進みとても有意義だった。早く仕事に戻りたい!と思えた(2日目参加)
●笹原さんの手元を間近で見ることができてよかった。復元処置について全般的に役に立ったが、コミュニケーションや考え方が一番勉強大事だと思った(2日目参加者)
●あらゆる段階、処置においてグリーフケアが組み込まれた内容でとても学びがあった。表情、顔のパーツのラインでご家族がどのような心境になるのかなど納得が多かった(両日参加者)
●以前対応に困ったケースへの対処法をいくつも学べてとても助かった。感染予防策、ドライアイスの置き方など、多くのことをその理由とともに知ることができた(両日参加者)
●イレギュラーがあった時の対応方法として、顔の様子や確認できる現象からどの部分の何が原因で異常が起こっているのかなど、普段では学ぶことの出来ない専門知識を学べた(両日参加者)

内容に関するお問合せ

綜合ユニコム株式会社 企画事業部
TEL.03-3563-0099