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「道の駅」「観光商業施設」の開発&経営改善手法研究

指定管理料に頼らない、収益貢献できる「道の駅」の要件とは?
地域経済活性化を担うロードサイド型観光商業集客施設の事業開発・成功のポイントを探る

◆「道の駅」の事業計画でチェックする、観光商業施設の適正な機能整備と投資・開発・運営計画
◆再生・活性化の事例から学ぶ、儲かる施設へのプロジェクトマネジメント、組織づくり

地方創生、地域活性化事業として「道の駅」や「マルシェ・直売所」などの観光商業施設が活況です。1993年に創設された国交省管轄の制度である「道の駅」は、現在全国で1,200箇所を超える登録がありその市場規模は3,000億円を超えたとも言われております。この先も公共的な機能を付加されながら、さらなる充実を期待されていますが、制度開始から30年が経ち、施設の老朽化や、不採算の施設も散見されるようになりました。今後は開発時の適正な施設構成や事業計画の策定はもちろん、日々の営業のなかでも、目標の達成度を確認し、取組みの継続や見直しを行なうなど、常に活性化を図る必要があります。また道の駅の形態に近い、地元民間企業による「直売所・マルシェ」なども、公共の便益や縛りがないものの、儲かる観光商業施設となるためには、適切なコンセプトと事業計画、そして実行の戦略戦術が必要です。
 
本講座では、「道の駅」を中心に数多くの観光商業施設の情報をもち、開業や再生のサポートを行なっている(一社)道の駅経営パートナーズを講師に迎え、多方面から期待がかかる地域観光商業施設の成功へのポイントを学びます。
道の駅の開発・運営関連事業者や指定管理等の参入予定企業、地域活性化事業や観光集客施設の企画開発や運営事業者、自治体に対する企画提案を行なう事業者などの参加をお待ちしています。

開催終了

セミナープログラム

13:00~17:00 ※適時休憩をとりながら進行いたします

1. 地方創生の拠点としての「観光商業施設」の最新動向と可能性

●「道の駅」「マルシェ・直売所」「第6次産業施設」の市場規模と最新動向
●「道の駅」の歴史と現状~ビジョンと収支の両立に向けて
●地域振興施設整備の事業手法(公共・民間のバランス)
●地方創生、地域活性化を実現するための条件

2.「観光商業施設」事業計画の立案(「道の駅」を例に)

●「 観光商業施設」に求められる機能と役割の整理
●「 道の駅」の事業スキームとその比較

 ・収益を上げる「道の駅」事業組織体の要件
 ・地元との連携・協業、第6次産業化実現へのポイント
 ・「宿泊」「温浴」「体験型施設」など複合開発時のバランスのとり方
●単独で採算を目指すための[構想~事業計画立案]時の留意点
 ・整合性の検証(コンセプト、集客ターゲット、立地、施設規模・構成、駐車台数など)
  (※参考:基準値による検証、指標の算出方法)
●[定量的行動計画]~精度を高める事業計画の立て方
 ・2方向からの検証~ 環境分析によるマクロアプローチ、積み上げによるミクロアプローチ
  (利用率・客単価設定、人件費計画、KPI&行動計画の策定)
 ・初期投資とランニングコスト、指定管理料の考え方、資金繰り計画

3. 事業計画に基づく営業戦略の策定

●事業計画からの売上構成バランスの理想とは
 ・収益性を高めるための物販・飲食のマネジメント
●[定性的行動計画]~道の駅が目指すべきKPIと行動計画の設定
 ・来場者数、利用率、客単価、粗利率、滞留時間、来場者属性など
●カテゴリー別の市場規模を意識したレイアウト・MD構成
 ・売上構成比と売場面積、レイアウト計画
●飲食メニュー改善計画立案の4ステップ

4. 事業計画に基づく運営の実際

●施策の設定と実行(必達施策とチャレンジ施策、PDCAサイクル等)
・各部門の施策の実施例:飲食部門、物販部門、情報発信部門
・人材の育成、地域の巻き込み方
●「道の駅」活性化事例(商品開発・プロモーションなど)

5. 質疑応答

開催日時

2024年11月22日(金) 13:00~17:00

会場

都市センターホテル
東京都千代田区平河町2-4-1 TEL. 03-3265-8211
※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。

参加費

55,000円(1名様/消費税および地方消費税を含む)
・同一申込書にて2名以上参加の場合は
48,400円(1名様につき/消費税および地方消費税を含む)
※テキスト代を含む

講師プロフィール

岡澤 有紘(おかざわ ありひろ)

一般社団法人 道の駅経営パートナーズ 理事
(株式会社オリザリア 代表取締役)

 
2000年早稲田大学卒。丸紅㈱を経て、国内独立系の事業再生ファンドである㈱ジェイ・ウィル・パートナーズの投資先マネジメント部門に入社。地方企業への投資検討時のデューデリジェンス、ハンズオンでの投資先の企業価値向上およびM&A等による投資回収を担当。その後、農林水産省主幹の6次産業化支援ファンド(A-FIVE)を経て、㈱オリザリアを創業。1次産業や関連する食品製造業・卸売業・小売業等における事業立上げ時の構想・計数計画の作成、スキーム構築および必要資金の調達とその後の運営体制構築等に特化したアドバイザリー業務とプリンシパルインベストメントを行なう企業として活動中。

花岡 良輔(はなおか りょうすけ)

一般社団法人 道の駅経営パートナーズ 理事
(株式会社リエゾンビジネスサポート 代表取締役)

 
元・船井総合研究所上席コンサルタント。船井総研在籍の2012年より食品コンサルティング部隊を統括し、19年1月退社、2月㈱リエゾンビジネスサポート設立。地方の食品・1次産業者向けに観光マーケット攻略の提言やコンサルティング活動を行なう。特に製造小売業態でスイーツ・食品の業態開発を積極的に提案。新商品開発においては、委託先の紹介や生産性の視点から高収益型商品開発、発売後の販売戦略までトータルに提案し、数々のヒット商品を世に送り出している。著書に『中小食品メーカーのブランド化戦略』『船井流販促大全』などがある。

金山 宏樹(かなやま ひろき)

一般社団法人 道の駅経営パートナーズ 理事
(株式会社シカケ 代表取締役)

 
兵庫県南あわじ市出身。2012年「道の駅」「観光施設」の運営をする南あわじ市出資の第三セクター会社に入社。EC事業部を経て14年に飲食事業部の取締役に就任し、新規事業なしで業績を4年間で181%までに伸ばす。17年、全国の自治体や事業者を支援するため㈱シカケを設立。“道の駅再生請負人”として「行きたくなる」飲食店の仕掛け、「買いたくなる」商品開発、チームづくりのプロデュースなどを行なう。19年4月、北海道鹿部町に現地法人をチームで設立し「道の駅しかべ間歇泉公園」の経営に参画。黒字化に成功し、指定管理料の削減にも着手。22年4月に取締役を退任、顧問として現在もサポートにあたる。その他、複数の法人への出資、かつ取締役に就任し経営を支援している。

■ 一般社団法人 道の駅経営パートナーズ ( 旧:全国道の駅支援機構)

2018年7月法人設立。マーケティング、商品開発、飲食、品質管理、財務、新規事業開発、資金調達等の分野が異なる様々なプロフェッショナルで構成され、それぞれがこれまで地域活性化事業で培ってきた個々の専門知識と経験を活かし、道の駅を「稼ぐ施設」に育てる活動を行なう。主な事業内容として、道の駅およびそれに準ずる施設の事業に関する事業環境調査などのポテンシャル分析、経営課題の整理、飲食メニューや販売商品の企画・改善、事業パートナー開拓、新商品開発、マーケティング、プロモーション施策等の戦略の策定と実行サポート、資金調達等の経営支援など。
24年8月、これまでの活動から儲かる「道の駅」への要件をまとめた経営資料集『道の駅 開発&リニューアル計画・運営資料集』(綜合ユニコム㈱刊)を上梓した。

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内容に関するお問合せ

綜合ユニコム株式会社 企画事業部
TEL.03-3563-0099

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