データセンターの
［事業構造］［開発投資］［運営］研究講座

インターネット、デジタル社会がより進展する社会にあって、企業が大量に保有するデータ通信の管理、効率運用は欠く事のできない重要な経営実務となっており、これらデータを保管、管理するサーバーやシステムを集積させた「データセンター」施設事業に注目が集まってきています。2021年のデータセンターの国内市場規模（売上高）は1兆7,341億円で、20年から25年の年間平均成長率は12.5％になると予測され、25年のデータセンターの国内市場規模は2兆7,897億円になると予測されています（IDC Japan㈱発表）。現在国内では、大小合わせ8万か所と言われるデータセンター（サーバールームから企業独自のものも含む）のなかでも、サーバーを賃貸する商業用データセンターは500か所とされます。商業用データセンターの構造は物流倉庫施設同様で、まさに賃貸不動産ビジネスに等しく、サーバーの賃貸管理で安定した収益を生み出しており、よって投資意欲も集中してきています。しかし投資判断には、賃貸構造、施設設備・セキュリティ・エネルギー面など、事業特性の把握は必須のため、これら知識があまり知られていないことも課題となっています。近年では都心部ビルの転用、物流施設からの転換も見られることからも今後、Eコマース・通信市場拡大に伴うデータ集積拠点の需要は増大していくと予想されます。
そこで本セミナーは、データセンター施設の開発・投資にあたり、その収益を司る事業構造と開発・運営にスポットを当て、事業メカニズムを把握するセミナーとして開催いたします。

13:00～17:00　※講演途中に随時、休憩を挟んで進行いたします

1.データセンターの市場動向
●データセンターの歴史、市場規模、事業形態の分類、国内と海外のデータセンター市場、参入動向
2.データセンターの事業メカニズム
●事業構造の実際…どのように収益を上げているのか、賃料収入の実勢
●事業安定化のための条件とは…ハード・設備、エネルギー、運営事業者の管理面
3.開発計画の実際
●立地条件、施設設計・建築上の留意点、収益事業モデル指標概論
4.競争力あるデータセンターのための条件と経営リスク
●安全性・効率性の判断をどう評価していくか
●運営者の価値判断基準とは
●進化するクラウド、設備更新投資の課題
●ニーズに合ったデータセンター
5.データセンターの将来予測

1.データセンターはなぜ必要か
2.データセンター開発・事業の特性
3.データセンターの標準仕様と設備、建築要件
4.データセンターの環境性能評価

1.不動産投資事業としての可能性
●不動産系データセンタービジネス
2.データセンターの管理・運営コスト
●ビジネスの想定パターン　クリーンフィールド＆ブラウンフィールド
●データセンターの管理体制
●データセンター建設コストと運用コスト
●コロケーション契約の種類
●新規開発・リノベーション時におけるハード面設計・運用設備上の留意点
3.今後の展開
●データセンターの課題
●環境への取組み

綜合ユニコム株式会社 企画事業部
TEL.03-3563-0099