施設ニーズに柔軟に対応する
オリジナルサウナブランド「サウーナ」
2018年に設立した㈱ TSWORLDは、中国からの輸入代行サービスをはじめとする貿易業やOEM/ODM事業、Web制作やWebマーケティング、ECコンサルティング事業など、幅広く展開している。22年には、ゴルフシミュレーター「GOLFRIZE」の販売・施工、屋外用バレルサウナをはじめとする各種サウナの販売など、レジャー分野でのビジネスにも参入し、積極的に展開している。
特に、サウナ事業ではバレルサウナから室内用サウナ、テントサウナ、室外浴槽、プールなど多くの関連商品を豊富に取り揃えている。人気の高いバレルサウナにおいては、さまざまなタイプを用意し、同社のオリジナルブランド「サウーナ」シリーズとして、29万円(税別、ストーブ・施工費別)より販売している。
同社のサウナ商品の特徴といえるのが、ストーブの種類をはじめ木材のカラー、窓ガラスや休憩スペースの設置など、豊富な選択肢やオプションを取り揃えている点である。カスタム対応やオーダーメイドによる制作など、施設および利用者ニーズに合わせた柔軟な商品提供を実現している。
このようなリーズナブルな価格と豊富な商品ラインアップが可能な理由について、同社代表の坂本太郎氏は「これまでの貿易業で培ったノウハウやネットワークを通じて、サウナに適した木材を北欧やアメリカ、カナダなどから直接仕入れています。さらに中国の深圳にある当社の工場で、加工・組立てを行なうなど、さまざまな中間マージンを排除することで、安くてオリジナリティの高い商品の提供を実現しています」と語る。
近年のサウナブームとも相まって、現在、同社にはホテルをはじめとする幅広い業種からのオファーが寄せられているという。
同社では、22年11月、静岡・西伊豆の全室オーシャンビューで露天風呂付のリゾートホテル「il azzurri」(イル・アズーリ)にバレルサウナを導入した。
同ホテルの総支配人である山下圭三氏は「サウナブームにのって、宿泊単価のアップを実現できればと、試験的にウッドデッキテラス付きの部屋に設置したとこころ、非常に好評なことから追加でもう1部屋に導入しました。高い稼動率により早期での投資回収を実現することができました」とその効果を語る。
坂本氏は「サウナは、ホテルやグランピング施設、フィットネスクラブなど屋内外を問わず、さまざまな業態との親和性が高いアイテムです。今後もサウーナシリーズのブラッシュアップを図りながら導入施設の拡大を図っていきたい」と語る。
㈱TSWORLD
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