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【INTERVIEW】野尻佳孝氏[㈱テイクアンドギヴ・ニーズ 代表取締役会長]

マーケティング力を強みにホテル事業に本格参入

「ブティックホテル」で日本に新たな市場を創出する

当社が狙うのは、世界的に多様化が進む「ラグジュアリー」領域です。「ラグジュアリー=高級・贅沢」とイメージされがちですが、昨今、お客様のライフスタイルや価値観、宿泊ニーズの多様化と歩調を合わせるように領域内での細分化が進んでいます。そこで、当社ではラグジュアリー領域を従来型の「トラディショナル」に加え、「ノーム」(コンサバティブ)、「エッジー」(トレンドの最先端)、「ディスラプティブ」(唯一無二)、という4つに分類、そのうち「エッジー」「ディスラプティブ」の2つの領域を「ブティックホテル」と分類しています[図表2]。

ブティックホテルとは、独創的で店舗ごとに異なるコンセプトと高いクリエイティビティをセールスポイントに、一貫したコンセプト、細部に至るまで徹底したクリエイティブのこだわりがみられる、高品質・高価格帯のホテルです。ブティックホテルは世界的にもふえていて、22年の米国のブティックホテルの市場規模は前年比36.1%増と予測されています。独立系のオーナーによる経営が中心ですが、国際的なホテルチェーンでもブティックホテルをサブブランドにもつ動きもでています。日本では当社の「TRUNK(HOTEL)」がパイオニアとされています。
当社では今後、この「TRUNK(HOTEL)」と「EVOLHOTEL(仮称)」の2ブランドを主に展開していく予定です。先の4分類に当てはめれば、「TRUNK」は振り切った刺激や体験を求める唯一無二の「ディスラプティブ」、新たに展開する「EVOL(仮称)」についてはトレンドの最先端をつかみにいく「エッジー」をそれぞれ想定しています。
<ホテルの規模・構成や、今後の開発計画は本誌にて>

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