[特集]有事に備えた「災害対策」
2023年は、関東大震災発生から100年の節目の、また、東日本大震災の十三回忌の年に当たる。わが国はその国土面積が全世界のわずか0.28%であるにもかかわらず、全世界の活火山の7.0%を抱えマグニチュード6以上の地震の20.5%が発生する地震大国であるほか、火山噴火、台風、大雨、洪水、土砂災害、津波、雪害といった自然災害も多く、その被害金額は全世界のなかで11.9%を占めるといわれている。
そのため、自然災害はもちろん、世界的パンデミックを引き起こした感染症などへの対応は、あらゆる業種・業態が一丸となって当たるべきとされている。では、葬祭業界は、こうした有事の際に、どのような対応策が求められるのだろうか。
今号では、葬祭業界における災害対策をクローズアップ。予測不能な有事発生時にとるべき行動は何かについて、有識者や先進事例からそのポイントと果たすべき役割および求められる対応策に迫る。
[ケーススタディ]
亀田葬儀社[北海道函館市]
――北海道南西沖地震、3.11機に
地域共生型企業として災害対応スペシャリストに
豊栄セレモア[新潟市北区]
――地域貢献・地域密着に直結する自治会との協定締結
防災訓練が住民との交流機会に
瑞江セレモ[東京都江戸川区]
――約20年前から取り組む災害対策
自治体との協定締結を機に実効性を高めた仕掛けづくり
ジェイエイ・メモリアルセンター[静岡県伊豆市]
――会館機能強化とリアルな防災訓練
ハード&ソフト両面で取り組む災害リスクマネジメント
大阪葬祭事業協同組合[大阪市中央区]
――大阪府、府下2単組とともに
「想定外」の排除からはじまる災害対策
仙台地域葬儀会館連絡協議会[仙台市宮城野区]
――競合の垣根を越えて20社が結束
仙台から全国への波及目指す災害共助ネットワークの先駆者
静岡県三島市
――東日本大震災から学んだ生きた危機管理体制の重要性
行政主導の防災計画で連携構築
井上峰一氏 いのうえ 代表取締役社長
ピースフル古府 ARIES[石川県金沢市]/シオタニ
――既存2会館との連携を強化し
ロボット導入効果測るパイロット店
Vol.18 埼玉県葬祭業協同組合
三橋克仁氏[ファミトラ 代表取締役CEO]
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白石和也氏[ライフエンディングテクノロジーズ 代表取締役CEO]
――認知症による資産凍結を防ぐ家族信託
葬儀前サービスとして高ポテンシャル
ライフエンディングテクノロジーズ[東京都港区]
ティア 第9回「葬儀に対する意識・実態調査」
訃報・お別れ会情報(2022年12月21日~2023年1月20日)
福岡・ラック
大分でINORIA2号店を開設
浜松・イズモ
ショッピングモール内に初出店
厚生労働省
コロナ感染者の葬儀、大幅規制緩和へ
▶きずなHDグループ、累計120店舗に到達。今後も続々開業
▶千葉・セレモ、既存会館敷地内に家族葬会館開設
▶ティア、江南市内2か所目となる会館開設
▶アスカフューネラルサプライ、三重県熊野市に進出
▶全互協、新年賀詞交歓会関連行事を開催
▶東京・サンセルモ「ペットロスに関する意識調査」
▶一条真也氏、三度目の反論本『葬式不滅』
▶納棺師・遺体保全師つのだちえみ氏の初著上梓
■目からウロコの補助金等活用術(5)
■切り絵で見るお葬式のイマ・ムカシ(5)
■学び直し講座 葬儀がもつグリーフケアの役割(最終回)
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