セミナープログラム

10:30~10:40 主催者挨拶

10:40~11:30

特別講演【変わる社会と死生観】

(1)葬儀の変容と新たなケアの文化
    
~死別の悲しみをともにする場を育む

 
・個人化や孤立が進む時代の葬祭サービスで、葬祭事業者が注意すべきこととは

島薗 進 

東京大学名誉教授、上智大学グリーフケア研究所 客員所員(前・所長)
しまぞの・すすむ●1948年生まれ。東京大学大学院博士課程・単位取得退学。東京大学大学院人文社会系研究科・教授、上智大学大学院実践宗教学研究科・教授、上智大学グリーフケア研究所所長を経て、東京大学名誉教授、NPO法人東京自由大学学長、上智大学グリーフケア研究所・客員所員、大正大学・客員教授。専門は近代日本宗教史、宗教理論、死生学、生命倫理。著書:『宗教学の名誉30』(ちくま新書、2008年)『国家神道と日本人』(岩波書店、2010年)、『日本人の死生観を読む』(朝日新聞出版、2012年)、『ともに悲嘆を生きる』(朝日新聞出版、2019年)、『新宗教を問う』(ちくま新書、2020年)、『戦後日本と国家神道』(岩波書店、2021年)、『精神世界のゆくえ』(東京堂出版、1996年、法蔵館文庫版、2022年)、『日本仏教の社会倫理』(岩波書店、2013年、岩波現代文庫版、2022年)、『教養としての神道』(東洋経済新報社、2022年)など。


11:40~12:30

テーマ講演【経営体質強化の要点】

(2)収益性向上のための態勢整備。
    いまこそ経営者が押さえておきたい
    地域の葬儀社がポストコロナで成長するための条件

 
・積極的な葬儀社の共通点と消極的な葬儀社との違い
・自社の状況分析、確認の参考指標
・時代に即した収益向上施策のヒント

小泉 悟志 

㈱エンディング総研、㈱コンサルティングファーム 代表取締役
中小企業診断士
こいずみ・さとし●1969年生まれ。銀行勤務後、ベンチャー企業の取締役を数社経験。㈱エポックジャパン(現㈱家族葬のファミーユ)取締役を退任後、葬儀業界専門コンサルタントとして独立。施行件数のアップ、プランの見直しによる施行単価の改善などによる売上げ拡大を強みとする。近年は、葬儀社のM&A支援も多数手がける。


12:30~13:10 昼食休憩

13:10~14:00

注目企業①【DXによるサービス強化】

(3)DXで可能になった葬儀の本質への回帰。
    むすびす㈱による葬祭サービスの環境適応、
    マーケティングの最新フェーズ

 
・「100人いれば100通りのお葬式」の追求に回帰した理由
・昨今のニーズへの対応と業務効率化の両立
・人材の確保とマネジメント、これからの組織体、事業方針、サービス展開のあり方

中川 貴之

むすびす㈱ 代表取締役社長
なかがわ・たかゆき●1973年生まれ。98年ブライダルプロデュース会社の設立に参画し、2001年に株式上場を果たす。02年10月、㈱アーバンフューネスコーポレーションを設立。いち早く営業窓口としてのインターネット活用に取り組み、同社の年間施行のうち、85%が自社ホームページへの問合せからの受注である。07年ハイ・サービス日本300選第1回選定企業受賞。08年ドリームゲートアワード受賞。12年からはじまった「ドラマティック・マネジメントアワード(旧ネクストワールド・サミット)」の発起人として大会実行委員長も務める。20年10月、会社名を「むすびす株式会社」に変更した。明海大学非常勤講師。


14:10~15:00

注目企業②【事業多角化と組織活性】

(4)㈱JA東京中央セレモニーセンターが取り組む
    周辺サービスの選択と成果の出し方
    ~さらに地域へ、消費者の生活へ

 
・リハビリデイサービス、ペット葬、生前整理・遺品整理、消費者向け終活セミナー etc.
 コロナ前・コロナ禍・現在までの取組みの推移と、いま地域が求めているもの
・葬儀の充実と多角化の相乗効果を生み出す仕組みづくり

丹野 浩成 

㈱JA東京中央セレモニーセンター 監査役(前・代表取締役社長)
たんの・ひろあき●1996年、東京23区下南西部の6JAの広域合併により葬祭センター長。2000年10月、JA東京中央100%の出資を受け「㈱JA東京中央セレモニーセンター」が設立し初代代表取締役社長に就任。03年の地方自治法の改正により「世田谷区立区民斎場みどり会館」の指定管理者に認定される。その後4期連続で受託。全国JA葬祭で初のISO9001:2000を取得。07年より全国JA葬祭研究会の初代会長に就任。モニターレディ制度や健康をテーマとした「輪っとふれあい健康フェスタ」など、地域共生を実践した各種イベントは全国JA葬祭の先駆けとなり、葬祭担当者の研修道場として積極的に受け入れている。17年、世田谷区に介護保険利用施設で「半日型リハビリデイサービス」を開始。19年、大田区に介護保険外利用施設「JA健康長寿俱楽部」を開設。個人情報保護法による「Pマーク」を取得。ペット供養事業「ペットの天国」と「ペットの空」のペットメモリアル事業部開始。同時に家屋の片づけ整理事業も併せて開設。また、全農・農流研・研究会三者の合同組織「全国JA葬祭経営研究会」初代会長に推挙される。21年11月に代表取締役社長を退任し常勤監査役で会長に就任。「全国JA葬祭経営研究会」会長を22年6月に退任し現理事。ペット火葬協会 東日本 顧問(2018年~)。
主な著作に『心のふれあいを永遠に』(綜合ユニコム)、『あなたの思いをご家族に エンディングノート』(全国JA葬祭研究会著、風媒社)、「自己改革の道しるべ」、「プロフェッショナルからゼネラリストへ」がある。


15:10~16:00

注目企業③【多拠点展開・ブランディング】

(5)コロナ禍の売上3割減からの巻き返し。
    豊田市内の認知度80%、
    ㈱FUNEが進める
地域と時代に即した最新経営術

 
 7ブランド11か所の各会館で展開する、周辺より2割高い家族葬の見直し
 ・仏壇店5か所展開、ECサイトも開設。その狙いと利益の最大化手法とは

三浦 直樹 

㈱FUNE 代表取締役
みうら・なおき●1975年愛知県豊田市生まれ。愛知県立豊田南高等学校卒業後、マネジメントの専門学校卒業。97年名古屋冠婚葬祭互助会入社。2000年実父が経営する㈱ミウラ葬祭センター(現・㈱FUNE)入社。05年㈱FUNE代表取締役就任およびゼロナイントヨタ㈲代表取締役就任。現在、一般社団法人日本海洋散骨協会 副理事長・一般社団法人日本ハッピーエンディング協会理事を拝命。ほか地元商工会議所議員などの役職多数。


16:00~16:10 休憩


16:10~16:50

パネルディスカッション【葬儀社経営、今年の舵取り】

(6)変化する市場への対応。2023年の葬祭業界展望

パネリスト
 中川 貴之 むすびす㈱ 代表取締役社長
 丹野 浩成 ㈱JA東京中央セレモニーセンター 監査役(前・代表取締役社長)
 三浦 直樹 ㈱FUNE 代表取締役
 小泉 悟志 ㈱エンディング総研、㈱コンサルティングファーム 代表取締役
 
●進行
 吉岡 真一 『月刊フューネラルビジネス』部長


※セミナープログラムおよび登壇者は、開催までに変更となる場合がございます。あらかじめご了承下さい。