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■セミナープログラム
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9:50〜10:00 【主催者挨拶】小見 喜保 『月刊フューネラルビジネス』編集長
第1講座 |
ゲスト講演 【葬祭企業の社会的価値再考】 |
10:00〜10:50 |
近代化による葬送文化の変容から考える、
「葬儀」の意義を伝える葬儀社の役割
変わりゆく社会環境の中にある、
葬送儀礼喪失への危機と価値再構築のキーポイント
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山田 慎也
国立歴史民俗博物館 研究部民俗研究系 准教授
やまだ・しんや●1968年千葉県生まれ。97年慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程満期退学、国立民族学博物館COE研究員を経て、98年国立歴史民俗博物館助手、2007年に准教授となり現在に至る。総合研究大学院大学准教授併任。博士(社会学、慶應義塾大学)。専門は民俗学、文化人類学、死生学。とくに儀礼の近代化に興味を持っている。単著『現代日本の死と葬儀─葬祭業の展開と死生観の変容』(東京大学出版会、2007)、共編著『変容する死の文化─現代東アジアの葬送と墓制』(東京大学出版会、2014)、『近代化のなかの誕生と死』(岩田書院、2013)など。 |
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第2講座 |
基調講演 【葬儀社経営これからの指針】 |
11:00〜12:00 |
清月記の2017年。
地域に必要とされる葬儀社になるためのキーワード
小規模化×件数増の葬祭産業で価値向上と事業成長を続けるための視点
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菅原 裕典
(株)清月記 代表取締役社長
すがわら・ひろのり●1960年仙台市生まれ。東北学院大学卒業後、名古屋の葬儀社で1年間修行。その後1年の準備期間を経て85年3月に父親とともに(有)すがわら葬儀社を設立。91年株式会社に改組。2001年に代表取締役就任し、現在に至る。
01年4月より社会福祉法人無量壽会理事長。10年(株)清月記に改称。現在、仙台市を中心に、葬祭会館「清月記」17か所とファミーユブランドの葬祭会館2か所、「ぶつだんギャラリー清月記」4店舗を展開する。
11年2月、飲食事業部「四季の彩り 一乃庵.」を発足し、飲食事業の直営化を図り、葬祭以外にもケータリングサービスを行なう。12年12月には仙台市青葉区一番町に「ライフスタイル・コンシェルジュ」を開設し、トータルライフコーディネートの無料相談サービスを開始。14年11月、予約制ハイヤー事業「ザ・ロイヤルハイヤー」をスタート。15年1月、「仙台迎賓館 斎苑」の運営開始、同年7月に墓石全般を扱う「石神」の運営を開始。16年にはブライダル事業部門「リアフィーユ」をグループ内で展開、また「キッズ・デュオ」のフランチャイジーとして学童保育にも取り組み、ライフタイムイベントの様々なシーンに関わる事業運営を行なっている。 |
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(12:00〜12:40 昼食休憩)
第3講座 |
テーマ講演Ⅰ 【企業体質強化1(労務管理)】 |
12:40〜13:25 |
葬祭業の「労務管理」見直しのポイント
企業成長を目指すための
「就業規則」「人事・評価制度」「賃金体系」を通じた企業体質強化策
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岩﨑 仁弥
(株)リーガル・ステーション 代表取締役/NAC社会保険労務士事務所 主席コンサルタント
行政書士岩崎経営法務研究所 代表
特定社会保険労務士/行政書士
いわさき・きみや●調和ある働き方と共鳴する職場づくりを目指す日本で最初の職場マイスター。関西大学社会学部を卒業後、人事・総務部門で10年間勤務したのち講師業に転身。2004年より『ビジネスガイド』『SR』『社労士V』(いずれも日本法令)の3誌で執筆を開始し、実務家から開業社会保険労務士まで幅広いファンを獲得する。SR(Social Responsibility)の時代に先駆け「難しい法律も原理を押さえれば理解は簡単」をモットーに、労働時間管理や就業規則に関する諸法令をビジュアルにわかりやすく解説。講演では制度の趣旨や時代背景から説き起こす「納得させる」語り口が好評である。とくに法改正に関するセミナーには定評があり、アンケート結果による「わかりやすさ度」は93%を超える。
主な著書として、日本で最も売れている就業規則書籍である『(6訂版)リスク回避型就業規則・諸規程作成マニュアル』(日本法令・共著)をはじめ、『よくわかる「多様な正社員制度」と就業規則見直しのポイント』(日本法令・主著)、『就業規則診断ツール(CD-ROM)』(日本法令・共著)などがある。 |
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第4講座 |
テーマ講演Ⅱ 【企業体質強化2(組織づくり・営業力強化)】 |
13:30〜14:15 |
M&A先のスタッフも変わる!
“メモリア流”「任せられる組織」のつくり方
業務量増加の時代に生産性を向上させる、葬儀社の組織論と幹部育成・スタッフ教育法
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松岡 泰正
(株)メモリアホールディングス 代表取締役会長
まつおか・たいせい●1964年生まれ。国立岐阜工業高等専門学校を20歳で卒業し、両親の営む浄化槽メンテナンス会社に入社する。23歳の時に初体験のピンポン営業で営業職に目覚め、わずか一年で3,300件以上という驚異的な契約数を達成する。この営業経験から、お客様が勝手に契約を求めてくる自動顧客獲得システムや、手順どおりに話せば100%購入して頂ける100%セールス法などの独特のマーケティング手法を開発し、98.5%という同社の高いシェアの獲得に至る。
2000年に新規事業として葬儀会社をゼロから立ち上げ、わずか十数年で20億円企業に育て上げた。現在はプロ経営者に経営を任せてさらなる拡大を目指しつつ、自身は複数の会社と団体の経営に携わり、グループ全体の総売上は45億円、社員数は300名以上となっている。戦略やマーケティング、会計などの研究と実践により独自の経営論を構築するとともに、心理学や脳科学にも精通しており、日本でも数少ない全米NLP協会認定のトレーナーでもある。著書に『夫婦で語り合うわたしのお葬式』((株)エル書房)がある。 全米NLP協会認定トレーナー、日本ランチェスター協会認定インストラクター、日本ドラッカー協会会員。 |
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(14:15〜14:30 コーヒーブレイク)
第5講座 |
リレー講演 【葬儀社経営、2017年の舵取り】 |
14:30〜15:30 |
注目企業の経営者が語る2017年の重点施策
【1】14:30〜14:50
マルチブランド、事業多角化の新展開
市場を捉えたターゲティング、ブランディングの要諦
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村本 隆雄
(株)メモリアルむらもと 代表取締役
むらもと・たかお●1972年生まれ。札幌花卉園芸(89年)を経て、91年むらもと入社。99年取締役を経て、2010年代表取締役に就任する。現在、(株)エムアンドエム管理サービス代表取締役副社長、(株)ANYONE代表取締役を兼任。 |
【2】14:50〜15:10
生産性向上・事業拡大を可能にする、
「IT活用」によるナレッジマネジメント
スタッフの営業力と企画力を高める仕組みとワークフロー
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中川 貴之
(株)アーバンフューネスコーポレーション 代表取締役社長 兼 CEO
なかがわ・たかゆき●1973年生まれ。98年、ブライダルプロデュース会社の設立に参画し、2001年に株式上場を果たす。02年10月、(株)アーバンフューネスコーポレーションを設立。いち早く営業窓口としてのインターネット活用に取り組み、現在、同社の年間施行のうち、90%が自社ホームページへの問合せからの受注である。07年ハイ・サービス日本300選第1回選定企業受賞。08年ドリームゲートアワード受賞。12年からはじまった「ネクストワールドサミット」の発起人として大会実行委員長も務める。明海大学非常勤講師(12年4月〜)。 |
【3】15:10〜15:30
「地域の情報発信基地」、15年のファンづくりの成果と将来像
地域との交流手法と事業の新展開
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丹野 浩成
(株)JA東京中央セレモニーセンター 代表取締役社長
たんの・ひろあき●1950年東京生まれ。73年に城西農協(JA城西)金融部に入職、76年にJA城西の葬祭担当に任命される。96年、東京23区下の南西部に位置する6JA(城西・千歳・砧・大田・大森・杉並中野)が広域合併し、東京中央農業協同組合(JA東京中央)が発足、それに伴ない開設されたJA東京中央セレモニーセンターのセンター長に就任する。2000年、JA東京中央の100%出資で設立された(株)JA東京中央セレモニーセンター社長に就任、現在に至る。全国JA葬祭研究会会長(07年〜)。著書に『心のふれあいを永遠に』(綜合ユニコム)がある。 |
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第6講座 |
パネルディスカッション 【これからの葬儀社勝ち残りの条件】 |
15:40〜17:00 |
社会に必要とされる葬祭事業者の役割と課題
○現場の感覚から感じる、いま葬儀社が消費者に求められていること
○葬送儀礼を継承するための取組み
○10年後、20年後に勝ち残る葬儀社の条件
松岡 泰正 (株)メモリアホールディングス 代表取締役会長
村本 隆雄 (株)メモリアルむらもと 代表取締役
中川 貴之 (株)アーバンフューネスコーポレーション 代表取締役社長 兼 CEO
丹野 浩成 (株)JA東京中央セレモニーセンター 代表取締役社長
[進行]小見 喜保 『月刊フューネラルビジネス』編集長 |
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