綜合ユニコム|経営資料集 [ホームへ戻る]

資料集一覧


商業施設投資商品化時代におけるPM手法とは
PM手法を取り入れた、新しい商業施設マネジメント手法を具体的に開示 
商業施設におけるプロパティマネジメント実践実務資料

A4判・縦型・並製/約196頁/定価:本体55,000円+税/2002年9月発刊

《本書の特徴》
●商業施設におけるPMの役割・手法を具体的なPMスキームを提示し、解説いたします
●テナントリーシング戦略立案や入替え・契約更新をはじめとするテナントマネジメントのすべてを詳解
●商業施設の各業務ごとに、“収益最大化”・“コスト最適化”を積極的に実現させる手法を網羅いたします

《本書の狙い》
わが国においても、不動産金融化の潮流に伴い不動産収益力を最大化させるためのプロパティマネジメント(PM)の概念が、事業用ビルや居住系不動産を中心に急速に浸透してまいりました。しかしながら、商業施設においてはその特殊性・複雑さや、所有と経営及び管理が一体となった旧来型の仕組みからの脱却の遅れなどから、商業施設全体のマネジメントまで踏み込んだPMがなされているところは未だ少ないといえましょう。
とはいえ、商業施設に特化したJ−REITの誕生などにみられる証券化の流れは、商業施設PMに対する必要性を雄弁に物語っております。また、既存商業施設のなかからも、立地環境の変化や経営状況の悪化に伴う核テナントの入替えも含めた管理体制の見直しが求められるケースが今後増えてくるものと予想されます。
そこで本書では、従来型の請負的な商業施設管理から脱皮し、“収益最大化”・“コスト最適化”を積極的に実現していくために、商業施設におけるPM業務を基礎から徹底的に整理し、仕事の区分・内容、進め方から評価にいたるまで、実務中心にわかりやすく解説することで、投資商品化時代の『商業施設におけるPMノウハウ』をご提供いたします。

《本書執筆陣》
第1章
株式会社ザイマックス 商業PM研究チーム

第2、3章
株式会社ソフトクリエイション 代表取締役 筒井光康 氏

第4章
株式会社クラウドプランニング 代表取締役 リーシング・ディレクター 小倉 弘 氏

第5章
東京美装興業株式会社 営業開発部 次長 安蘓秀徳 氏

第6章
株式会社ジオ・アカマツ プロパティマネジメント事業部 本部長 吉田鉄夫 氏

■ ■ ■ 本書掲載の内容を刷新!詳細はこちらまで ■ ■ ■

編集内容
第1章 プロパティマネジメントスキームとは
1.はじめに――プロパティマネジメントとは
(1)PM(プロパティマネジメント) 
(2)LM(リーシングマネジメント)
(3)CM(コンストラクションマネジメント) 
(4)(広義における)PM(プロパティマネジメント)<オーナー対応> 
2.時代の要請・背景――商業施設の投資商品化
(1)不動産事業のリスク・リターン構造の変化
(2)不動産事業の機能分化および専門化
(3)資産流動化の加速
(4)法制・税制の整備
(5)企業の経営体質の変化
3.不動産流動化スキーム
(1)投資用資産を最高の状態で運用
(2)格付けに及ぼす影響
(3)証券化スキームに果たす役割
4.PM業務に求められる能力
(1)マーケティング力とリーシング力
(2)テナントリレーション力
(3)コスト管理能力
(4)資産価値維持能力
(5)アカウンティング能力・レポーティング能力
(6)他の周辺業務遂行能力
5.レポーティング
6.商業施設PMの業務内容
7.収益最大化のためにPMマネジャーに求められること
(1)販売促進業務
(2)テナント個店との協力
(3)コスト意識
8.PMフィーの考え方
(1)フルメニュー型PM
(2)マスターリース型PM
9.商業施設におけるPMタイプ――投資対象観点から整理した商業施設の分類
10.商業施設マーケットをにらむ投資家の考え方
(1)収益変動に対する投資家の現状
11.リプレイスシナリオ――欠かせない核テナントの退去リスク分析
12.商業施設の長期修繕計画

第2章 商業施設(SC)マネジメントとは何か
1.商業施設(SC)のPMが注目される背景
2.今、SCが直面している課題
3.SCマネジメントの構造改革の視点
(1)ストック経営からキャッシュフロー経営への視点
(2)「原価収益法」から「収益還元法」への転換
(3)SC独自の新たな資金調達の必要性
(4)収益最大化に向けたデベロッパーとテナントの関係の再構築
4.これからのSCマネジメントとPM
(1)SCマネジメントの立脚点――地域社会における役割・機能の再考
(2)PMに向けた、新たなSCマネジメントの考え方
(3)SCマネジメントの管理運営業務
5.SC全体の営業政策管理と戦略設計
(1)SCの情報管理とマーケティング分析
(2)SCの売上分析と収益性の評価
(3)マーケット深耕に向けたSC営業戦略の構築

第3章 テナント営業管理業務
1.SCマネジメントとしてのテナント営業管理の目的
(1)テナント営業管理のスタンス
2.効果を上げるためのテナント営業管理の視点
(1)テナント情報の恒常的な入手と分析の必要性
(2)テナントへの積極的で的確な情報開示
(3)デベロッパーの強いリーダーシップの発揮
3.テナント営業管理の領域と具体的実務の構成
(1)開発段階のテナント営業管理
(2)開業後のテナント営業管理
4.テナント営業体制の管理
(1)営業区画スペースの管理
(2)契約時点の営業種目や品目の管理
(3)営業時間・休日の管理
(4)営業方法の管理
(5)売上金管理
(6)テナントの苦情処理対応の管理
(7)営業管理規則と諸手続き
5.テナントの入替え・更新などの入退店管理業務
(1)主体的に取り組むべきテナント入替え
(2)テナントの退店時期と契約期間
(3)速やかな対応の必要性
(4)賃料の改定など、営業条件の変更
6.テナント営業指導とサポート
(1)テナント売上金管理および請求管理
(2)売上分析を通じた課題目標設定と達成のための動機づけ
(3)テナントの個店販売促進活動の指導と支援
(4)顧客管理のサポート
7.テナント会
(1)テナント会とは
(2)テナント会の目的と役割
(3)テナント会の構成と機能
(4)テナント会の運営内容
(5)テナント会規約
(6)テナント会の活動予算
(7)これからのテナント会のあり方
8.テナント従業員の管理と指導
(1)教育・研修による指導
(2)福利厚生活動によるテナント従業員のモラールアップ
9.テナント営業管理の組織と体制
(1)機能的な組織体制の整備
(2)ノウハウのある人材の確保と育成
(3)効率的で効果的なアウトソーシング
10.テナント営業管理の基礎となるこれからの出店契約について
(1)SCの出店契約書のあり方
(2)SCの目的と経営理念を謳う
(3)デベロッパーの意思を明確にする条項

第4章 テナントリーシング・賃貸関連業務
本章の目的
1.テナントリーシング業務の範囲と区分
(1)テナントと直接交渉する実務
(2)実務担当者を統括するリーシングマネジメント
(3)まとめ
2.リーシングプランの立案と策定
(1)施設コンセプトの明確化
(2)施設事業計画における賃料と共益費などの設定
(3)保証金と敷金の設定
(4)募集要項の作成
(5)リーシングスケジュールの確定
(6)募集方法の確認と実施
3.実務とマネジメントの遂行
(1)スタッフによる直接交渉とエージェント交渉との相違 
(2)リーシングマネジャーへの報告と決済
(3)契約書の準備と締結
4.営業開始後の実務
(1)「レポーティング業務」支援
(2)賃料改定と契約更新業務
(3)テナント退店に伴う業務
まとめ

第5章 施設管理運営業務
はじめに
1.商業施設、特に複合型施設における管理運営上の問題点
(1)開発初期段階における施設管理運営計画への取組み
2.施設管理運営計画の役割
(1)施設管理運営計画提案参画のタイミング
(2)メンテナンスを考えた時代へ
(3)高品質サービス・エコロジー管理へ
(4)管理運営手法検討の要点、管理のポイント
3.施設管理運営計画の立案
(1)第1段階 基本構想から基本計画まで
(2)第2段階 基本計画から実施設計まで
(3)第3段階 実施設計から竣工まで
(4)第4段階 竣工後のオペレーション
(5)第5段階 オペレーション後のリニューアル・リファイン・コンバージョン計画まで
4.管理運営計画概要
(1)管理区分の考え方
(2)全体管理、管理運営機能の設定
(3)管理システムの設定
5.施設管理について
(1)プロパティマネジメント、ファシリティマネジメント、ビルメンテナンスの概念
(2)中長期保全計画の概念・立て方
(3)設備管理の管理方法、業務仕様、管理計画の立案
6.省エネルギー、環境対策への取組み
(1)設備管理における省エネルギー対策提案
(2)省エネルギーの着眼点
(3)オーナーの認識と管理技術評価の必要性・方法
7.オーナー・投資家などの変更に伴う施設管理運営の移行
(1)施設の現状の状況調査
(2)現状を踏まえた管理引継ぎ・移行事項およびスケジュール
(3)引継ぎ・移行後の定常管理
8.管理、監視業務
(1)施設のコミッショニングから管理への引継ぎ
(2)外注業者活用の場合の考え方
(3)外注業者への発注のための基本的基準・監視
(4)物件に対しての外注業者への業務指示書(例)
9.施設管理運営におけるライフサイクルマネジメント
(1)デューデリジェンスに伴う性能評価および改善提案などについて
(2)デューデリジェンスにおける展開
(3)施設管理、施設資産価値の評価診断、建物用途変更によるエヴォリューション

第6章 リニューアル業務
1.リニューアルの動機
2.リニューアル推進フロー
3.リニューアル業務推進項目
(1)物件評価
(2)設備評価
(3)リニューアル基本計画
4.実施計画項目
5.リニューアルにおけるポイント
(1)プロモーション手法
(2)商業空間としての演出とコスト軽減
(3)ライフサイクルコスト
6.リニューアル後の商業施設運営の視点
(1)管理運営システムの見直し
(2)効率的運営のために
(3)リニューアル後の運営方針
(4)まとめ


【関連資料集】
[新版]商業ビル・SCのためのテナント賃料設定&契約マネジメント実務資料(2007.06)
商業ビル・SCの[開発&再生]マネジメント実務資料集(2007.12)
※第U編 プロパティマネジメント に最新情報を載せています。
商業ビル・SCの[リーシング戦略]実務マニュアル(2009.12)



[ホームへ戻る] お問合せ:03-3563-0025 E-mail