講師プロフィール

A 1 【基調講演】

不動産金融ビジネス2007年の潮流
規制強化で限界か、それとも拡大は続くのか

川口有一郎
早稲田大学 大学院ファイナンス研究科 教授

かわぐち・ゆういちろう1991年東京大学にて工学博士の学位取得。96年英国ケンブリッジ大学土地経済学科客員研究員を経て、99年から明海大学不動産学部教授。04年から早稲田大学大学院ファイナンス研究科で不動産ファイナンスコースを担当。不動産金融工学の完成を目指して、学界や実業界の研究者などと研究・教育に従事。主な著書に『入門 不動産金融工学』『不動産金融工学』『投資決定理論とリアルオプション』『不動産開発の基礎』など多数。

A 2 【ゲスト講演】

グローバルな投資資金はどこへ向かっているのか
絶対収益を追求するヘッジファンド投資家の目線から

越智哲生
MCPアセット・マネージメント・カンパニー・リミテッド 代表

おち・てつお東京大学大学院修士課程修了。リーマン・ブラザーズ証券会社シニア・ヴァイス・プレジデント(株式派生商品部ヘッド・トレーダー)、クレディ・スイス・ファースト・ボストン証券およびクレディ・スイス・ファイナンシャル・プロダクツ銀行マネージング・ディレクターを経て、現在は香港・米国・日本・英国領ジャージーに拠点を展開するMCPグループのCEO。

A 3

J-REITの新たな成長戦略
外部成長・規模拡大のために「開発型」など新たなる挑戦

廣本裕一
三菱商事・ユービーエス・リアルティ(株) 代表取締役社長

ひろもと・ゆういち1980年東京大学法学部卒業。三菱商事(株)に入社し、資本市場関連業務等に携わる。米国ペンシルバニア大学ウォートンスクールに留学しMBA取得。英国金融子会社に出向ののち、98年から三菱商事財務部および金融企画部で不動産証券化・不動産投資業務を担当。2000年12月現職に就任し、「日本リテールファンド投資法人(JRF)」の資産運用業務に携わる。

A 4  【パネルディスカッション】

海外の不動産資本市場で何が起きているのか
米国・欧州・豪州の最新事情とクロスボーダー取引の日本への影響

コーディネーター
冨川秀二
三井不動産投資顧問(株) 常務取締役

とみかわ・しゅうじ1983年慶應義塾大学経済学部卒業後、三井不動産(株)に入社。88年ハーバード大学大学院ビジネススクール卒業。89年より6年間、三井不動産ニューヨーク社にバイス・プレジデントとして出向、米国東海岸の資産のアセットマネジメントを担当。97年10月、三井不動産投資顧問(株)設立とともに法人営業部長、取締役を経て、2004年常務取締役に就任。

A 4  【パネルディスカッション】

海外の不動産資本市場で何が起きているのか
米国・欧州・豪州の最新事情とクロスボーダー取引の日本への影響

パネリスト
小林ヤンネ孝貢
UBS証券会社 投資銀行本部 ディレクター

こばやし・やんね・たかみつヘルシンキ大学(国際関係)を卒業後、ブリガム・ヤング大学にてJD/MBA課程修了。メリルリンチ・インベストメント・マネジャーズ(東京)で不動産・銀行セクター担当アナリスト、UBS証券会社(東京)にて投資銀行業務に従事。J-REIT組成・上場ならびに同社ロンドンチームにてM&AおよびUK REITアドバイザー業務に携わる。

A 4  【パネルディスカッション】

海外の不動産資本市場で何が起きているのか
米国・欧州・豪州の最新事情とクロスボーダー取引の日本への影響

パネリスト
木村誠宏
新生証券(株) キャピタルマーケッツ部 部長

きむら・まさひろ1981年慶應義塾大学法学部卒業後、野村證券(株)に入社。87年に米国Eastdil Realty に出向し不動産証券化業務を担当。以降、野村證券金融市場部、Capital Co. of America、不動産投資銀行部、アセット・ファイナンス部などで国内外の不動産証券化商品の組成、審査、管理および官公庁・業界団体対応や教育・啓蒙活動に従事。2006年12月から現職。

B 1

投資家・AMサイドが求めるプロパティマネジメントとは

小野祥吾
(株)エスアイ・アセットサービス 代表取締役

おの・しょうご京都大学工学部建築学科卒業後、(株)リクルート入社。(株)リクルートコスモスを経て、92年から(株)ザイマックスにて国内外投資家への不動産投資に関するアドバイス業務などに従事し、同社のPMビジネスの基盤を構築。2002年1月(株)エスアイ・アセットサービスを設立。大規模SC開発のプロジェクトマネジメント、PM事業の構築提供サービス等を行なう。

B 2

米国におけるプロパティマネジメント業務の本質的役割

植野正美
U.A.P.M.Consulting,LLC 代表

うえの・まさみ慶應義塾大学商学部卒業後、ハザマに入社。勤務地のシアトルでは、同社所有44階建てオフィスビルのAM、PMに従事。1996年米国ラサールパートナーズ(現・ジョーンズ ラング ラサール)に入社し、主に米国西海岸でPM業務等に携わる。その後、独立して現在に至る。最新著書に『アメリカビル物語』(綜合ユニコム刊)がある。

B 3

アセットマネージャーのためのポートフォリオ分析支援

有元正人
ジョーンズ ラング ラサール(株) インベスターサービス事業部
エグゼクティブ ヴァイス プレジデント


ありもと・まさと1973年、日本ランディック(株)入社。99年、ランドビルマネジメント(株)社長に就任。2000年のジョーンズ ラング ラサール(株)との合併に伴い同社に入社、現在はインベスターサービス事業部を統括している。グローバルなビジネス手法を日本で活用するとともに、ポートフォリオ分析を可能とする総合不動産管理システム『JLLプラス』を構築した。

C 1

日産自動車におけるCREマネジメント。
その狙いと取組み


國領敏彦
日産自動車(株) 資産管理部 企画グループ 課長

こくりょう・としひこ1992年日産自動車(株)に入社。工場総務部等での勤務を経て、96年より総務部不動産開発室にて不動産関連業務に従事。2000年に財務部に異動し、引き続き不動産関連業務を担当。以後、主に不動産関連業務の連結化、グローバル化を担当し、03年7月から1年間の米国駐在を経て現職。

C 2

公的資産・企業不動産の情報管理と戦略的マネジメント

板谷敏正
プロパティ データバンク(株) 代表取締役社長

いたや・としまさ1989年早稲田大学大学院理工学研究科修了。清水建設(株)に入社し、エンジニアリングプロジェクト等に従事。2000年社内ベンチャー制度を活用して新会社を設立。国交省「企業不動産の合理的な所有・利用に関する研究会」委員、日本ファシリティマネジメント推進協会「PRE/CRE委員会」委員。主な共著に『CRE(企業不動産)戦略と企業経営』がある。

C 3

企業不動産の戦略的活用
〜所有・賃借・売却の判断基準

加藤淳哉
(株)KPMG FAS ディレクター

かとう・じゅんや新潟大学法学部卒業。ノースカロライナ大学チャペル校でMBA修了。長谷工コーポレーションにて不動産の流動化およびAM業務などを担当。1998年にKPMGに入社し、現在は不動産関連アドバイザリーグループ担当として事業法人への企業不動産マネジメントおよび不動産ファイナンスに関するアドバイザリー業務を提供。国交省「CRE研究会」委員。

C 4

不動産会社によるCREマネジメントのソリューション事例

石川 聡
日本土地建物(株) 不動産ソリューション本部 営業統括部 課長

いしかわ・さとし1991年東京都立大学理学部卒業後、日本土地建物(株)に入社。鑑定部にて不動産鑑定評価業務、営業統括部にて法人向け営業企画とサポート業務に従事。企業の保有する施設評価を多数経験のほか、産業再生機構案件や他の企業再生案件の不動産評価を担当。主な共著に『CRE(企業不動産)戦略と企業経営』がある。不動産鑑定士、不動産カウンセラー。

D 1 【ゲスト講演】

不動産ビジネスに人口動態分析の視点を
地方都市・大都市それぞれの市場の変動を見極めたシナリオ

藻谷浩介
日本政策投資銀行 地域企画部 参事役
特定非営利法人ComPus 地域経営支援ネットワーク 理事長


もたに・こうすけ1988年東京大学法学部卒業後、日本開発銀行(現・日本政策投資銀行)入行。コロンビア大学経営大学院修了。2003年より現職。全国3,200市町村の99.9%を私費にて巡歴し、産業・人口動態等を詳細に把握。国土交通省・経済産業省・内閣府等の委員を多数務める。主な著書に『団塊世代の定年と日本経済』『実践! 地域再生の経営戦略』があり、経済雑誌に「実測! ニッポン経済」「全国まちづくり行脚」を連載。地域再生等に関する講演も多数。

D 2

マクロで見た対日不動産投資の魅力
日本の不動産市場“ブルマーケット(上昇相場)”は始まったばかり

中村 博
ストラテジック・バリュー・パートナーズ・ジャパンLLC
パートナー・駐日代表


なかむら・ひろし東京大学教養学部卒業。東京銀行、バンカーズ・トラスト・ニューヨーク、メリル・リンチを経て、1997年からモルガン・スタンレー・ジャパンの証券化業務グループ責任者。99年からムーア・ストラテジック・バリュー・パートナーズのマネージング・パートナーとして100以上にも及ぶ日本の不良資産ポートフォリオと不動産投資のソーシングを担当。04年夏から現職。運用資産45億ドルの米国大手投資ファンドで、投資対象は多岐にわたる。

D 3

求められる不動産ファンドマネジメントとは
グローバル投資マーケットに組み込まれた意味を認識すべき

大都保幸
三菱UFJ証券(株) 執行役員

おおつ・やすゆきオレゴン大学経済学部卒業。1980年東京銀行に入行。87年からNY支店等においてデリバティブ等市場性商品業務、LBO融資、シンジケーション、M&A、不良債権ワークアウト/ターンアラウンド等を手がける。96年よりデリバティブ、99年より証券化全般を統括。2002年より三菱証券にて不動産、住宅ローン等の証券化を手がけ、現在に至る。

D 4

グローバル機関投資家の期待リターンに応える
日本での不動産投資(実物不動産・不動産証券)の魅力と見方

小野秀俊
ING不動産投資顧問(株) 代表取締役社長

おの・ひでとし一橋大学社会学部卒業、スタンフォード大学経営大学院でMBA取得。三井不動産に10年間在籍。1997年にGEキャピタル・リアルエステート日本オフィス開設に携わり、GEエジソン生命執行役員等を経て、2003年GEジャパン取締役。06年5月、ING不動産投資顧問(株)代表取締役社長に就任。

D 4

グローバル機関投資家の期待リターンに応える
日本での不動産投資(実物不動産・不動産証券)の魅力と見方

堀田大介
INGクラリオン リアルエステート セキュリティーズ
ヴァイス・プレジデント


ほった・だいすけ慶応義塾大学卒業。アイエヌジー投信(株)を経て、2006年より米国INGクラリオン リアルエステート セキュリティーズの日本不動産株・J-REIT担当アナリスト。INGクラリオン社の運用するグローバル・リアルエステート・ファンドの日本における銘柄選定を行なっている。

D 5  【パネルディスカッション】

どうなる! 2007年の不動産投資市場
二極化がさらに進む“激変”時代の幕開け!?

コーディネーター
賣間正人
タッチストーン・キャピタル證券(株) 代表取締役社長

うるま・まさと米国ローマリンダ大学会計学部・ファイナンス学部卒業。MTMコンサルティング社長等を経て、91年セキュアード・キャピタル・コープ(米国)本社に入社、同年9月セキュアード・キャピタル・ジャパン(株)を創設し代表取締役社長。2002年タッチストーン・インベストメント・マネージメント(株)を設立し代表取締役社長。05年11月より現職。

D 5  【パネルディスカッション】

どうなる! 2007年の不動産投資市場
二極化がさらに進む“激変”時代の幕開け!?

パネリスト
Marcus Merner
モルガン・スタンレー証券(株) 不動産投資銀行部
マネージング・ディレクター


マーカス・マーナー米国南カリフォルニア大学にて学士号取得。1994年よりモルガン・スタンレー証券ニューヨーク本社において証券化商品部、投資銀行業務に従事。98年より不動産グループのアジアにおける不動産投資活動に携わる。現在は不動産投資銀行部のマネージング・ディレクターを務める。

D 5  【パネルディスカッション】

どうなる! 2007年の不動産投資市場
二極化がさらに進む“激変”時代の幕開け!?

パネリスト
田中 晃
ケネディクス(株) 執行役員 戦略投資部長

たなか・あきら1987年安田信託銀行(株)入社。2000年1月(株)エイチ・ティ・シー入社。同年7月ケネディ・ウィルソン・ジャパン(株)(現・ケネディクス(株))に入社。04年1月ケイダブリュー・ペンションファンド・アドバイザーズ(株)(現・ケネディクス・アドバイザーズ(株))執行役員COOとして出向。05年3月ケネディクス執行役員に就任、06年9月から現職。

D 5  【パネルディスカッション】

どうなる! 2007年の不動産投資市場
二極化がさらに進む“激変”時代の幕開け!?

パネリスト
木下 泰
(株)新生銀行 不動産投資部長

きのした・やすし早稲田大学法学部卒業。コーネル大学ロースクールにて法学修士号取得。ニューヨーク州弁護士資格取得。1986年三井信託銀行に入行、98年セキュアード・キャピタル・ジャパン(株)に転職し、不良債権投資および不動産投資業務に携わる。2002年(株)新生銀行に入行、国内不動産投資業務を立ち上げ、06年からアジア地域への不動産投資業務も統括。

E 1

MSPJ:今後の事業戦略
〜開発事業とプライベートエクイティ

小安健志
(株)モルガン・スタンレー・プロパティーズ・ジャパン
代表取締役社長


こやす・たけし1983年京都大学工学部卒業。建設会社ニューヨーク現地法人にて不動産開発業務に従事。99年、モルガン・スタンレー証券不動産部に入社、日本における不動産アセットマネジメントを担当。2002年、(株)モルガン・スタンレー・プロパティーズ・ジャパン代表取締役社長に就任し、現在に至る。

E 2

私募ファンド選別時代の対応
〜開発事例に見る不動産価値の最大化

松崎和司
(株)アーバン・アセットマネジメント 代表取締役社長

まつざき・かずし1991年(株)アーバンコーポレイションに入社し、営業部長、事業部長を経て、97年に取締役、99年東京支社長。2004年2月、同社の子会社として私募ファンド運用の(株)アーバン・アセットマネジメントを設立し、代表取締役に就任。アーバンコーポレイション常務取締役として、海外事業も兼務する。

E 3

豪州REIT上陸のインパクト
〜日本で投資対象となる不動産は

早川敦士
日本管財(株) 資産運用ユニット
ユニットマネージャー


はやかわ・あつし東京大学卒業。第一生命保険(相)入社、株式運用部門に所属。2001年証券アナリストに転じ不動産業界を担当。04年日本管財(株)入社。AM業務全般を手がけ、十数本のファンドを運用。06年12月に同社も出資する豪州REIT「ガリレオジャパントラスト」が日本の不動産を投資対象に豪州証券取引所上場。(社)日本アナリスト協会検定会員。

E 4

地域特化型ファンドの価値を高める投資ポートフォリオ戦略

松尾正俊
(株)玄海キャピタルマネジメント 代表取締役社長

まつお・まさとし東京大学法学部卒業。ペンシルバニア大学ウォートンスクールMBA、ジョセフローダースクールMA取得。1987年三井不動産入社、米国支店にてバイスプレジデント、99年リーマンブラザーズにてシニア・バイス・プレジデント、2004年福岡リアルティ社長に就任、地方特化の福岡リート投資法人を上場。06年から現職で不動産私募ファンドを運営中。

F 1

潮目が変わったマーケット
〜新興・地方企業のビジネスモデルは刻々と変化する!

吉川克弥
不動産ビジネス・コンサルタンツ(株) 代表取締役

よしかわ・かつや早稲田大学法学部卒業。野村不動産(株)にてビル開発・分譲マンションの企画・販売を経て、1999年より不動産証券化・投資ファンド業務に従事。外資系とのジョイント・ベンチャー投資、私募ファンド組成、J-REIT組成を通して黎明期から常にマーケットの最前線に立つ。2004年3月野村不動産を退社して、独立。(社)日本証券アナリスト協会検定会員。

F 2

不動産ファンドが欲しがる物件開発の進め方と交渉術

橋本 隆
ブリッジ・アドバイザーズ(株) 代表取締役社長

はしもと・たかし京都大学工学部建築学科卒業。積水化学工業(株)にてユニット住宅の商品開発、マーケティングに従事。1990年証券アナリストに転じ、建設・住宅・不動産業界を担当。94年よりソロモンブラザーズ証券会社(現・日興シティグループ証券(株))に勤務。2004年ブリッジ・アドバイザーズ(株)を設立。コンサルティング、不動産ソリューション業務を手がける。

  F 3

注目されるオペレーショナルアセットのROI指標

吉野孝之
綜合ユニコム(株) 企画調査部 部長

よしの・たかゆき綜合ユニコム(株)企画調査部では、温浴や宿泊・リゾート施設等をはじめ、フィットネスクラブやパチンコホール、葬祭会館、ミュージアム、シニア関連施設など、集客ビジネスを中心としたオペレーショナルアセットの事業開発や投資評価のための調査、立案、設計、コンサルティングを行なっている。

F 4

J-REIT上場はいつまで可能か
〜私募ファンドの今後は?

山崎成人
不動産投資顧問業(国土交通大臣登録一般第3号)
REITアナリスト


やまざき・しげと慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、三菱開発(株)に入社。三菱商事(株)、三菱地所住宅販売(株)、(株)ダイヤコミュニティーを経て、三菱地所住宅販売に復職。2000年不動産投資顧問業に登録。J-REIT登場から一貫してモニタリングを実施し、評価書という形で公表を続ける。不動産実務に精通し、J-REITを中立的な立場で評価する。