プログラム

【特別講演】 13:00〜13:50

 わが国における社会保障制度の行方

  ――政権交代で社会保障政策は大きく変わるのか。その影響は



堤 修三 
大阪大学大学院 人間科学研究科 教授

つつみ・しゅうぞう1948年生まれ。71年厚生省に入省し、老人保健福祉局企画課長などを経て、98年1月から2002年8月までの間、介護保険制度実施推進本部事務局長・厚生労働省老健局長として介護保険の創設・実施に従事。03年8月退官。03年11月、大阪大学大学院人間科学研究科教授に就任し、現在に至る。


【基調講演】 14:00〜14:50

 これから介護保険事業はどうなるのか

  ――「護送船団方式」から「介護産業」としての成長戦略へ



池田 省三 
龍谷大学 社会学部 教授

いけだ・しょうぞう1946年岐阜市生まれ。中央大学法学部卒業。労働組合の書記を経て、龍谷大学教授。主な著書に『介護保険法』(法律文化社・共著)、『介護保険のマネジメント』(医学書院)、『世界の介護事情』(中央法規)、『分権の光 集権の影』(日本評論社)がある。日本ケアマネジメント学会理事、社会保障審議会介護給付費分科会委員などを務める。


【パネルディスカッション】 15:10〜17:00

 介護事業者は政策転換にいかに対応すべきか

  ――第一線の業界関係者が見た政権交代が及ぼす影響と今後の事業戦略


  ・「介護報酬7%アップ」がもたらすもの:事業者・自治体に与えるインパクト
  ・「介護職給与4万円アップ」で介護現場の対応は:職員の確保・育成にどう活かす
  ・「療養病床再編」計画凍結の影響:医療法人の高齢者住宅事業参入にブレーキ?
  ・総量規制「実質緩和」のなかで採るべき事業戦略:これからの出店計画の方向性


  [コーディネーター] 龍谷大学 社会学部 教授 池田 省三


[パネリスト]
橋本 俊明
 
潟<bセージ 代表取締役会長
医学博士

はしもと・としあき1948年岡山市生まれ。73年岡山大学医学部卒業後、81年に橋本胃腸科外科医院を開設。87年医療法人自由会設立、94年社会福祉法人敬友会設立。99年潟<bセージ代表取締役社長に就任。以降、「アミーユ」「アミーユレジデンス」のブランドで有料老人ホームの開発・運営を推進し、現在全国約170か所で9,500室を運営。近年は高専賃「Cアミーユ」の展開に注力する。08年より同社代表取締役会長に就任。09年3月には、高齢者専用賃貸住宅事業者協会の発起人代表として設立に奔走し、現在は同協会会長を務める。

[パネリスト]
馬袋 秀男
 
潟Wャパンケアサービスグループ 代表取締役社長
「民間事業者の質を高める」一般社団法人全国介護事業者協議会 理事長

ばたい・ひでお1957年兵庫県生まれ。79年潟_スキン入社。潟_スキンホームヘルスケア事業部長を経て、96年医療法人財団河北総合病院(東京都杉並区)入職、在宅ケアセンター副センター長。2004年河北総合病院の介護老人保健施設「シーダ・ウォーク」施設長。06年クロス・ロード代表取締役社長。08年4月潟Wャパンケアサービス東日本代表取締役社長(現任)、同年8月潟Wャパンケアサービスグループ代表取締役社長(現任)、09年2月潟Wャパンケアサービス代表取締役社長に就任(現任)。08年5月「民間事業者の質を高める」一般社団法人全国介護事業者協議会理事長(現任)。

[パネリスト]
中辻 直行
 
社会福祉法人神戸福生会 理事長 
特定施設事業者連絡協議会 常任理事

なかつじ・なおゆき1950年大阪府堺市生まれ。75年大阪芸術大学芸術学部卒業。鰍サごうを経て、80年社会福祉法人神戸福生会事務長、施設長、01年理事長に就任。NPO法人ひょうごWAC理事長。厚生労働省「社会福祉法人の経営研究会」委員ほか、政府委員を歴任。特定施設事業者連絡協議会常任理事も兼務する。

[パネリスト]
小山  剛
 
社会福祉法人長岡福祉協会
高齢者総合ケアセンターこぶし園 総合施設長

こやま・つよし1977年東北福祉大学卒業後、知的障害児施設「あけぼの学園」・重症心身障害児施設「長岡療育園」の児童指導員を経て、「高齢者総合ケアセンターこぶし園」に主任生活指導員として勤務。現在は同センターの総合施設長。東北福祉大学特任准教授、長岡大学・長岡赤十字看護専門学校・長岡看護福祉専門学校各非常勤講師、NPO災害福祉広域支援ネットワーク・サンダーバード代表理事、全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会副理事長、日本認知症ケア学会理事、健康の駅推進機構理事、NPO介護人材キャリア開発機構理事、全国経営協介護保険事業経営委員会専門委員、他多くの公職を併任。主な著書(共著・監修等)に『高齢者ケアはチームで』『介護保険制度と福祉経営』『高齢者ケア実践事例集』『高齢者ケアのニューウェーブ』『ケアマネジメントと経営戦略』『介護保険と在宅サービス』『介護災害を防ぐ生活支援システム』など多数あり。

[パネリスト]
笹井  肇
 
武蔵野市 健康福祉部 高齢者支援課 課長

ささい・はじめ1980年武蔵野市役所入庁。97年、(財)東京都市町村自治調査会第2次高齢者介護制度研究会委員、98年より介護保険準備室主査として介護保険導入準備に携わる。2003年12月「介護保険施行5年後の制度見直しに向けて〜武蔵野市からの提言〜」を公表。市民協働推進課長などを経て、08年4月より現職。主な著書に『介護保険と市町村の役割』(共著:中央法規出版)などがある。