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月刊シニアビジネスマーケット 2013年10月号 |
定価:本体3,400円+税 |
[特集]
拡大続く「サ高住」の現在
──多様化する開発手法から学ぶ事業化のヒント
「サービス付き高齢者向け住宅」(サ高住)は制度開始の2011年11月より登録を開始、以来、12年6月に5万戸、13年2月に10万戸を突破。9月18日現在では、3,865件・12万5,502戸にまで及んでいる。12年度は年間6万戸近い新規登録があったのに比べると、ここに来て登録数はややペースダウンしているが、極めて短期間で急拡大してきたことは確かである。
しかし一方で、その中身は高専賃時代以上に玉石混交の様相を呈しているのも事実である。それに伴い入居率も二極化する傾向をみせるなか、今後は「高齢期の安心・安全の住まい」としてのポジションを確立し、市場に定着をみることができるかどうかの正念場を迎えることになる。
本特集では、サ高住事業に新たに参入を果たしてきた事例を集め、主にその開発手法について取り上げた。本来、その開設において高い自由度をもつ点がサ高住の魅力である。その特性を活かし、多様なニーズに対応する住まいの可能性を広げていくことが、サ高住定着の1つの方向性ともなるのではないか。各事例のバリエーションのなかから、そのヒントを探っていただきたい。
[総論]
■小規模・付加価値創出型の開発事業、
ニーズを捉え顧客満足の追求で活路を
編集部
[DATA分析]
■急増するサービス付き高齢者向け住宅の最新動向
――ハイペースで増加するも、13年度は一転して減少?
樺キ谷工総合研究所 上席主任研究員 吉村直子氏
[ケーススタディ]
■サ高住のFC方式による第1号
運営形態の多様化でシェア拡大へ
Cアミーユ「仙台南」/メッセージ、鴻巣
■リハビリデイを併設し
エリア内でシームレスなケア体制の構築を推進
ライフサポートレジデンス ゆらら桜山/スターツケアサービス
■住宅事業強化を図るヤマダ電機が営業支援
医療ニーズにも24時間対応
はなことば前橋/ヤマダ電機、ゆうあいホールディングス
■調剤薬局と医療法人の連携により
医療・介護・調剤三位一体のサービスを提供
ケアホームほくと/阪神調剤薬局、医療法人社団 健心会
■廃業した2旅館を共同温泉浴場付きの
サ高住にコンバージョン
いいざか花桃館/社会福祉法人 とやの福祉会
■住み慣れた場所で永続的に暮らせる街へ
まちづくり・多世代交流の拠点を担う
シャトーヨサミ ウェルネス/依佐美
■豊富な物件情報と介護事業者とのパイプを原動力に
大阪でシェア1割を獲得する低家賃型サ高住
フジパレスシニア/フジ住宅
[特別企画]
高齢者の暮らしを支える
製品・システム・サービスガイド2013
[ケーススタディ]
■介護事業に特化した
緻密なマーケティングデータを基に事業成功へ導く
技研商事インターナショナル
■サ高住・施設の付加価値アップの切り札
マッサージ・リハビリ、誤嚥性肺炎防止メソッド
一般社団法人 日本在宅マッサージリハビリテーション協会
■医療法人による高齢者住宅開発にも
大規模木造ツーバイフォー工法の優位性をアピール
三井ホーム/メドックス
■在宅介護の実績を背景にサ高住の運営に積極的に取り組む
やさしい手
■高度な画像認識技術で高齢者を見守る「ラムロックシステム」
ラムロック/インフィック
■拡大する大規模木造建築による高齢者施設
本場カナダに学ぶ視察研修ツアーも募集開始
カナダ林産業審議会(COFI)
■小規模多機能型居宅介護事業所向け
コンパクトかつ多機能なリフトインバス「ホーミィイース」
酒井医療
■新規参入の不安を取り除くサポート体制で店舗網を拡大
加盟店の独自サービス推奨で利用促進を図る
ほっとステーション
■注目企業INDEX
[CLOSE UP]
■シャトーヨサミ ウェルネス(愛知県刈谷市)
地域開放型のパブリックスペースを備える
105戸のスケールをもつコミュニティ強化型サ高住
[今月の話題]
■郵便局の「みまもりサービス」を開始
生活状況確認、買い物支援などがスタート
日本郵便、10月1日から全国6エリア103郵便局で試行実施
■特別養護老人ホームの入所基準見直し、
保険給付縮小、「資産」による利用者選定へ
厚生労働省、総費用削減に向けて15年度適用目指す
[連載]
■高齢者施設の環境を進化させる
デザインの時代へ(10)
■現役金融マンが明かす
医療・介護ファイナンスの常識・非常識(最終回)
■英国におけるシニアケアの現況と課題(2)
■高齢者施設・病院等の不動産評価(2)
不動産鑑定士からみたヘルスケアアセット
■介護事業のリスクマネジメント
こうすれば成功する事故防止の秘訣
ハリキリ施設長の事故防止奮戦記(8)
■利久さんの特養の看取り援助から学ぶ
「高齢者ターミナル住宅」の提言(最終回)
■高齢者ビジネス
知っておきたい法律基礎講座(22)
[DATA FILE]
■都道府県別有料老人ホーム総施設数ランキング
■主要有料老人ホーム事業者総施設数・居室数ランキング
■都道府県別・サ高住総件数・総戸数、特定施設登録件数
■都道府県別[介護保険3施設]受給者数一覧
[News Navi]
◎ワタミの介護が東京都府中市に介護付ホーム
◎パナソニック、サ高住を18年度までに30棟体制へ
◎やさしい手、大和リビングマネジメントほか、
サ高住の運営事業を積極推進
◎名古屋市天白区にアッパークラス向け介護付ホーム
◎阪神電鉄、介護事業に初参入。リハビリ特化型デイを10月に新設
◎千葉県、お泊りデイの自主基準制定、1人当たり個室面積7.43u以上
◎厚労省、来年度概算要求は30兆5,000億円。
老健局は認知症、高齢者住宅に2兆7,398億円
◎アライアンスによるシニアサポートサービスでサ高住化する一般マンション
◎UR、団地の「地域医療福祉拠点化」を提言
◎ウイズネット、高齢者向けフィットネス事業に参入へ
◎JTB、シニア向け海外パック旅行強化、会員組織を新設
◎国際自動車、高齢者などを対象に旅行支援サービス事業に参入
◎ニチイ学館、「災害時における生命・生活の保護計画」発表
◎東急不動産グループ、私募REIT市場に参入
介護施設なども視野に運用開始
[Monthly Watch]
◎厚労省、平成24年度介護給付費実態調査を公表
予防デイサービス受給者60万人を突破 |
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