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月刊シニアビジネスマーケット 2013年9月号 |
定価:本体3,400円+税 |
[特集]
「食」のチカラ
──施設の魅力高めるエナジーに
高齢者施設において、その主要な価値とは、「介護力」であることはいうまでもない。質の高い介護を受け、安心して最期まで暮らせる「終の棲家」となるかどうかは、入居者にとって最大の関心事であり選択要件であるといえる。
しかしながら、施設供給数の拡大に伴い、さまざまな付加価値の創出が求められているのも事実。立地環境、居室スペース、アクティビティやコミュニティ・・・・・・そうした魅力づくりの隠れたポイントとなるのが「食事」である。
高齢者の食事は、身体機能や生活機能、さらに免疫性の維持のために欠かせない日常行為であると同時に、入居者にとっては大きな「楽しみ」の1つでもある。施設側でも「食」を利用者満足の向上に貢献する重要な要素と位置づけ、安心・安全で適切な栄養価のメニューの提供を図るとともに、団塊世代をはじめ多様化する個々の嗜好への柔軟な対応が求められてきている。
一方、給食事業者など供給サイドでは、最新技術を駆使して質の高い食事を安価で手軽に提供できる商品・システム開発にしのぎを削る。さらに在宅高齢者に向けた配食サービスでは、大手居酒屋チェーンなどの外食産業、コンビニなどの流通各社の新規参入も活発化する。
本特集は、「食」を通した魅力ある施設づくりや顧客満足の方向性を探るとともに、介護施設および在宅における高齢者の「食」に関わる最新事情をレポートする。
[特別インタビュー]
■地域包括ケアに管理栄養士を活用し
食事を通じた健康寿命の延伸を
神奈川県立保健福祉大学 学長 医学博士 中村丁次氏
[インタビュー]
■「食を通じた健康」を理念に、
グループの総合力を活かしヘルスケア分野を拡大する
グリーンハウス 代表取締役社長 田沼千秋氏
■完全調理品と現場調理の組合せで
ニーズに柔軟に対応する食事提供を追求
アルス 代表取締役社長 梅本高士氏
[施設事業者の取組み]
■高品質&低価格の食事が入居促進に貢献
日本型アクティブシニアコミュニティ
スマートコミュニティ/スマートコミュニティ稲毛
■全11ホームのキッチン部門を自社運営化、
「究極の入居者個別対応」を目指す
東京海上日動サミュエル
■「家庭の食卓、時に外食を楽しむ」をコンセプトに
グループ企業と一体で取り組む
社会福祉法人伸こう福祉会/のぞみ
■施設内の厨房で調理する“手料理”が
十人十色の「食」の嗜好を満足させる
アズパートナーズ
[宅配食の最新動向]
■新規参入で活発化する高齢者向け配食事業の最前線
西川立一 ラディック代表/流通ジャーナリスト
[導入レポート]
■「味・安全性・コスト」に優れた食材提供サービスで
小規模事業所をサポート
シニアライフクリエイト
■独自の真空調理法を駆使し
効率経営と入居者満足向上をバックアップ
センターミール
[特集関連レポート]
■要介護者にみられる
夏場の体調変化に関する調査結果
日清オイリオグループ
給食サービス関連 システムガイド
[CLOSE UP]
■ハリ・レジデンス池田(大阪府東大阪市)
医療法人が既存の総合健康づくりセンターと
一体的に整備した自立高齢者向けサ高住
[今月の話題]
■加速する「病院・施設から地域・在宅へ」
受け皿、サ高住に住所地特例導入も
「社会保障制度改革国民会議報告書」が示唆するもの
■介護の研究・開発・創造拠点となるイノベーションセンターを
オリックス・リビングがグランフロント大阪に開設
[新連載]
■高齢者施設・病院等の不動産評価(1)
不動産鑑定士からみたヘルスケアアセット
<短期集中連載>
■英国におけるシニアケアの現況と課題(1)
[連載]
■高齢者施設の環境を進化させる
デザインの時代へ(9)
■介護事業のリスクマネジメント
こうすれば成功する事故防止の秘訣
ハリキリ施設長の事故防止奮戦記(7)
■利久さんの特養の看取り援助から学ぶ
「高齢者ターミナル住宅」の提言(11)
■高齢者ビジネス 知っておきたい法律基礎講座(21)
■現役金融マンが明かす
医療・介護ファイナンスの常識・非常識(11)
[DATA FILE]
■都道府県別有料老人ホーム総施設数ランキング
■主要有料老人ホーム事業者総施設数ランキング
■都道府県別・サ高住総件数・総戸数、特定施設登録件数
■都道府県別[介護保険3施設]受給者数一覧
[News Navi]
◎コープみらい、千葉県四街道市にサ高住1号物件を来夏開業
◎庄やグループの大庄が東京・曳舟にサ高住を開設
◎医療型サ高住が9月に名古屋に開設
◎長谷川HDグループが沖縄・今帰仁にリゾート型有料老人ホーム
◎特定協、入居一時金自主基準適合審査を開始。「適合証明書」を発行
◎リエイ、東京・大阪の介護付有料老人ホーム3施設を取得
◎サンドラッグがコンビニ事業に参入。東京・小岩にシニア向けコンビニ開業
◎葛飾区、区内高齢者に運動習慣化。利用料補助でフィットネス奨励
◎日本慢性期医療協会、「慢性期リハビリテーション協会」設立
◎東京都世田谷区に公設民営で「夢のみずうみ村新寿苑」開所
◎キッツウェルネス、運動特化型デイサービスを多店舗展開へ
◎大和ハウス・レジデンシャル投資法人、「アーバンリビング稲毛」を取得
◎ダイワサービス、高齢者支援サービス「シニアサポートサービス」開始
◎ベネッセスタイルケアに滝山真也新社長が就任
[Monthly Watch]
◎介護給付費は7兆6,298億円で過去最高
――厚生労働省、介護保険事業状況報告を公表 |
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