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月刊シニアビジネスマーケット 2012年7月号 |
定価:本体3,105円+税 |
[特集]
「ニューシニア」住宅の可能性
──【超】「サ高住」で自立マーケットを拓け
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)が注目を集める一方で、見逃すことのできないのが自立高齢者の住み替えニーズだ。この数年、新たなコンセプトに基づいた市場開拓型のシニア住宅が徐々に登場しており、とりわけ、団塊の世代を中心とするこれからの自立高齢者=「ニューシニア」に向けた商品開発は大きなテーマである。介護保険依存型で制度リスクの大きい特定施設などに比べ、事業者の裁量の余地は大きく、高い付加価値を訴求できる可能性があるといえる。もちろん、「ニューシニア」の中心となる団塊世代は、自らの価値観を重視し、自らが信頼するに足る商品・サービスを選び抜く。こうした層に「いかに納得してもらえるか」が勝負となり、現在のサ高住の概念を超えた価値を創造する企画力が問われる。本特集では、この「ニューシニア」の住み替えニーズを探るとともに、マーケットの現況や事業成立の条件について、先行事例を踏まえレポートする。
[序論]
自分らしさと介護・医療の担保で団塊世代の住み替えニーズ喚起を
[インタビュー]
■65歳以上人口の1%・30万戸の自立者向け住宅のニーズ獲得を目指せ
田村明孝氏
タムラプランニング&オペレーティング 代表取締役
■最期までの安心感を求める高齢者の期待に応えられる住宅を
米沢なな子氏
社団法人コミュニティネットワーク協会 常務理事
高齢者住宅情報センター大阪 センター長
[パイオニア、かく語れり]
■低価格・連携重視の自立型高齢者住宅に活路あり
──「ゆいま〜る」シリーズを通じた実践から言えること
高橋英與氏
コミュニティネット 代表取締役社長
[ケーススタディ]
■ユーミーリビング
ユーミーケア
地域に密着したネットワークをベースに自立型住宅にも挑戦
■利用権方式と賃借権方式の2本立て、
ホテル以上の安心で富裕層ニーズを開拓
ラトゥール豊洲/ルポゼ豊洲
木下の介護
■都心居住志向の自立シニアに訴求 介護型サ高住併設で安心も担保
BLAN JR札幌
ミサワホーム北海道
■「医」「食」「住」「コミュニティ」で
コーポラティブ高齢者住宅の進化目指す
龍ヶ崎シニア村第2期「ヴィラ松ヶ丘」
シニア村
■介護付ホーム大手によるサ高住が自立者ニーズを獲得する理由
Cアミーユ
メッセージ
[特別インタビュー]
■取得した介護付の周辺に住宅型を併設、
エリア内で住み替え可能なモデル目指す
稲口 利典氏
大和ハウスライフサポート 代表取締役社長
[CLOSE UP1]
■ネクサスコート愛宕(仙台市太白区、ランドネクサス)
介護・看護体制の整備に注力した住宅型有料老人ホームが仙台市に誕生
[CLOSE UP2]
■やさしい手シニアリビングやさしえ上越(新潟県上越市、やさしい手)
やさしい手がサ高住の直営事業参入
定期巡回・随時対応型のサービスも提供へ
[今月の話題]
■ココファン、年金ファンドにサ高住を売却、
出店加速に不動産流動化を活かす
■拠点数、利用者数の拡大で順調に推移、
ニチイ、ベネッセ、ツクイ、ワタミは2桁増益
[連載]
■M&A仕掛け人が明かす
有料老人ホーム事業のウラ・オモテ
──事業収支のチェックポイント
■高齢者ビジネス 知っておきたい法律基礎講座
DATA FILE:有料老人ホーム/サ高住/介護保険3施設
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