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月刊シニアビジネスマーケット 2012年4月号 |
定価:本体3,105円+税 |
[特集]
▲0.8%の読み方
介護報酬改定と新事業戦略のヒント
2012年度からの介護報酬の改定が大きな論議を呼んでいる。長引く景気低迷で厳しさを増す国の財政事情から「社会保障と税の一体改革」が議論されるなか、「1.2%の引き上げ」という結論に落ち着いたものの、実質はマイナス改定となったからである。従来、介護報酬とは別に交付され、介護報酬2%分に相当する「介護職員処遇改善交付金」が打ち切られ報酬に組み入れられたことで、実際のところはマイナス0.8%の改定に等しい、ということになる。そうしたなかで、介護事業者はどのような成長戦略を描いていけばよいのか。今回の報酬改定における介護サービスごとのアップ・ダウンを踏まえ、今後の事業の方向性を明らかにすべく、政策決定に携わった有識者の見通しに加え、主要事業者が描く戦略をもとに、新たなビジネスモデル構築に向けたヒントを示す。
[介護報酬改定の論点]
■2025年のマーケットを見据え
方向転換迫られる介護保険制度
池田省三
地域ケア政策ネットワーク研究主幹
社会保障審議会 介護給付費分科会 委員
[地域包括ケアシステムづくりの視点]
■2012年介護報酬改定からみる
事業経営の要諦と地域包括ケアのあり方
田中 滋
慶應義塾大学大学院 経営管理研究科 教授
社会保障審議会 介護給付費分科会 委員
[最大手企業の事業ポートフォリオとは]
■訪問看護、人材育成などをさらに拡充し、
「一体型」24時間サービス提供も視野に
北村俊幸
ニチイ学館 取締役
ヘルスケア事業統括本部 介護政策調査担当
[定期巡回・随時対応サービスの事業ポイント]
■本当に必要なサービスを見きわめ、
在宅介護の「限界点」を上げる工夫を
板垣貴宏
ジャパンケアサービス 取締役
24時間包括ケア開発本部 24時間訪問介護看護推進部担当部長
[訪問介護サービスの勝ち残り戦略]
■長期的視点にたった
訪問介護事業収益アップの具体策
荒井信雄
さくらケア 代表取締役社長
全国訪問介護協議会 会長
[転換期迎えたデイサービスの新ビジネスモデル]
■医療的措置型、認知症対応型など
専門性の高いデイが新事業戦略のヒント
宮野 茂
日本化薬メディカルケア 代表取締役社長
[誌上講義]
■介護事業におけるファイナンス[資金調達・投融資]戦略
金子洋文
リビングプラットフォーラム 代表取締役
[今月の話題]
■人生65年時代から「人生90年時代」へ施策転換へ
■ターミナルケア専門の自費ショートステイが東京・町田に
[CLOSE UP]
■マストライフ古河庭園(東京都北区、積和不動産)
サ高住と子育て支援住宅の複合開発で、
多世代交流図る都市型賃貸マンション
[連載]
■介護保険の「虚」と「実」
制度をめぐる言説への一撃
■M&A仕掛け人が明かす
有料老人ホーム事業のウラ・オモテ
──事業収支のチェックポイント
■高齢者ビジネス 知っておきたい法律基礎講座
DATA FILE:有料老人ホーム/サ高住/介護保険3施設
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