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月刊シニアビジネスマーケット 2011年10月号 |
定価:本体3,105円+税 |
[特集]
どう動く?
【新】24時間在宅ケア
──「定期巡回・随時対応サービス」導入のヒント
来年の介護保険制度改定の目玉=「地域包括ケアシステム」を支える24時間対応の「定期巡回・随時対応サービス」は、既存の滞在型訪問介護サービスではフォローできなかった適切なケアを提供することにより、単身・重度の要介護高齢者であっても、住み慣れた地域で個別ニーズに基づいた尊厳ある生活を担保する。在宅介護の限界を引き上げ、要介護高齢者の暮らしを支える新たなサービスとして期待は大きい。また、国土交通省と厚生労働省が推進する「サービス付き高齢者向け住宅」との連携や、介護保険外サービスとの組合せによる生活支援ニーズへの対応など、マーケット拡大の起爆剤となり今後の介護保険サービス事業を変革する可能性も担う。
一方で、サービスの基準や介護報酬など、条件面での詳細が明確になっていないため、特に、夜間対応に必要な人材確保やコールセンター導入に要する新たな投資など、事業収支からみた不安要素が大きいことも指摘される。
本特集では、有識者の見解や厚生労働省のモデル事業などに参画する先行事業者の取組みを通じて、新サービスの可能性と課題、事業化に向けた具体的方策を探る。
[政策動向]
■制度育成にかける厚生労働省と基準・報酬づくりへの期待
[オピニオン/有識者の声]
■定期巡回・随時対応サービス創設に向けた見通しと制度定着のポイント
NPO法人地域ケア政策ネットワーク 研究主幹
池田省三氏
[オピニオン/事業者の視点]
■訪問介護ビジネスの収益力と「24時間地域巡回型」の事業性アップ策
さくらケア 代表取締役/全国訪問介護協議会 会長
荒井信雄氏
[ケーススタディ]
■「24時間定期巡回・随時対応サービス」で先行、
首都圏を中心にモデル事業受託
ジャパンケアサービスグループ
■高齢者住宅と定期巡回・随時対応のセットで収益を確保、
地域への足がかりとする
やさしい手
■「ケアミニマム」を共通指標にした短時間巡回サービスに手ごたえ
新生メディカル/社会福祉法人新生会
■地域包括ケアの実現に向け、自治体とともに緊急の課題に取り組む
社会福祉法人小田原福祉会
特別企画
みえてきた「サービス付き高齢者向け住宅」
[政策動向]
「サービス付き高齢者向け住宅」制度の最新動向
[企業レポート]
■地域の「ヘルスケアステーション」として
高齢者層に向け商品・サービス提案を推進
CFSコーポレーション
■高齢者住宅の開発支援を通じて医療法人の経営強化に注力
ミサワホーム
■高齢者にも環境にも優しい木造ツーバイフォー建築を推進
三井ホーム
■介護現場の「臭い」の悩みを解決 急速脱臭機「デオダッシュ」を開発
三菱電機/三菱電機ホーム機器
[今月の話題]
■東日本大震災の被災地に立ち上がる介護等のサポート拠点
■ワタミの介護がレストランデイ事業へ
有機野菜をはじめ新鮮な食材で差別化
[CLOSE UP]
■ゆうゆうassist ナーシングホーム横浜・長者町
(横浜市中区、横浜石油)
横浜で創業した老舗企業による
都市志向の住宅型有料老人ホーム
[新連載]
■元気事業者に学べ
第1回 LEIS
短期集中連載
■経営者が意外に知らない、でも知っておきたい
思わぬアクシデント
第1回 専門職によるリスクマネジメントの実態と課題
NKSJリスクマネジメント
泉 泰子
[寄稿]
■介護サービス費を裏づけとした事業者の資金調達手法のあり方
渥美坂井法律事務所・外国法共同事業 パートナー
弁護士
細井文明
[連載]
■高齢者の行動から考える環境・技術・ひと・数字
利久さんが語る特養「安定経営」のヒント
■介護保険の「虚」と「実」
制度をめぐる言説への一撃
■M&A仕掛け人が明かす
有料老人ホーム事業のウラ・オモテ
──事業収支のチェックポイント
■シニアマーケットへの挑戦――異業種からの参入企業に訊く
第2回 CFSコーポレーション 代表取締役社長 石田岳彦氏
DATA FILE:有料老人ホーム/高専賃/介護保険3施設
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