講師プロフィール

A 1 【基調講演】
“在宅時代”における医療・介護の事業機会とリスクに関する考察
シニア・ヘルスケアビジネスを取り巻く環境変化と事業対応

大割慶一
KPMGヘルスケアジャパン株式会社 代表取締役/パートナー

おおわり・けいいち慶応義塾大学商学部卒業。1987年、KPMG東京オフィスに入所。その後2001年より、KPMGドイツのジャパンデスク統括責任者として、日系企業の欧州事業戦略等に対するアドバイザリー業務に関与。帰国後は、ファイナンシャルアドバイザーとして国内およびクロスボーダーM&A案件を数多く手がける。2000年、KPMGヘルスケアジャパン株式会社を設立。ヘルスケアセクターに特化した戦略立案・業務変革、M&A、ファイナンス関連のコンサルティング・アドバイザリー事業の責任者を務める。日本公認会計士。

A 2 【特別講演】 
“療養病床再編”時代に医療機関が採るべき事業戦略とは
医療・介護が一体化した
“地域ケア”のグランドデザインを描け


天本 宏
社団法人 日本医師会 常任理事
医療法人財団 天翁会 理事長

あまもと・ひろし1943年広島県生まれ。69年、東京慈恵会医科大学医学部卒業。医学博士。東京慈恵会医科大学精神科、聖マリアンナ医科大学精神神経科を経て、80年に天本病院を開設し院長、2005年医療法人財団天翁会新天本病院院長に就任。東京都多摩市の「新天本病院」を核に老健施設やグループホーム、デイサービスセンター、訪問看護ステーション、クリニックなど8施設で構成された“医療・介護ネットワーク”を構築し、地域における高齢者トータルケアサービスを実践する。06年4月から(社)日本医師会常任理事を務める。

A 3 【事例講演】
国の制度に左右されない“利用者本位の医療・介護”を目指して
医療・介護・福祉が融合したビジネスモデル実践論

児玉博行
大原記念病院グループ 代表
医療法人社団 行陵会 理事長

こだま・ひろゆき1948年生まれ。73年京都府立医科大学卒業。医学博士。国立鯖江病院などを経て、81年大原記念病院を開設(86年院長に就任)。88年医療法人社団行陵会を設立し理事長、95年社会福祉法人行風会を設立し理事長。全国訪問看護事業協会理事、日本療養病床協会副会長などを兼務。同グループは、京都市の大原記念病院を中心に老健施設やグループホーム、ケアハウス、訪問看護、訪問介護、デイサービスなど“医療・介護の複合体”を展開する。

A 4 医療・介護機能を備えた複合施設の展開事例
リレー講演(1)
医療・介護・住宅の複合施設群を展開する狙いと効果

A 5 【パネルディスカッション】 パネリスト
川瀬政幸
医療法人 健和会 専務理事

かわせ・まさゆき1962年大阪電気通信大学高校卒業。音楽活動などに携わったのち、88年医療法人健友会帝塚山病院に入職。89年医療法人健和会に入職し、2005年専務理事に就任。奈良東病院グループ(医療法人健和会、社会福祉法人大和清寿会、株式会社ライフエール)は、奈良市・天理市の境界で「ふれあいの里」を展開、病院をはじめ老健施設やグループホーム、デイサービス、有料老人ホーム、高齢者住宅など多彩な複合施設群を開設している。

A 4 医療・介護機能を備えた複合施設の展開事例
リレー講演(2)
介護との連携で在宅医療を根づかせる
地域クリニックの役割


A 5 【パネルディスカッション】 パネリスト
苛原 実
医療法人社団 実幸会 理事長

いらはら・みのる1981年徳島大学医学部卒業。千葉西総合病院整形外科部長などを経て、94年いらはら整形外科(千葉県柏市)開業。95年医療法人社団実幸会設立、97年にいらはら診療所(同県松戸市)開設。同診療所の病棟を中核に、訪問看護・診療、訪問介護、通所介護、居宅介護支援など地域医療・在宅医療に取り組む。関連の生活介護サービス株式会社ではヘルパーステーション、通所介護、グループホーム、グループハウス、有料老人ホームなどを展開する。

A 4 医療・介護機能を備えた複合施設の展開事例
リレー講演(3)
失敗しない“終の棲家ビジネス”の組立て方

A 5 【パネルディスカッション】 パネリスト
山崎 宏
森山ウェルフェアグループ 広報室長

やまざき・ひろし1985年大学卒業後、日本アイ・ビー・エム株式会社にて百貨店、ファストフード等のサービス業界を担当。2001年株式会社NTTデータ経営研究所入社、医療機関の経営改革プロジェクトに参画し、在宅医療を核とする地域連携構築のほか、医療・介護機能付賃貸集合住宅、会員制健康管理サークル等の企画立案から事業化までを手がける。05年MWG森山ウェルフェアグループに入社し、業革室長、広報室長ならびに相談室長を務める。

A 4 医療・介護機能を備えた複合施設の展開事例
リレー講演(4)
多機能化・ネットワーク化による
高齢者住宅開発の地域戦略


A 5 【パネルディスカッション】 パネリスト
高橋 正
株式会社 湘南シニア総研(ユーミーらいふグループ) 常務取締役

たかはし・ただし一級建築士。設計事務所にて病院建築や公共施設の設計に携わったのち、株式会社丸山工務所を母体とするユーミーらいふグループに入社。湘南エリアにてデザイナーズマンション等の開発に携わる。近年は高齢者事業の責任者として、高齢者専用賃貸住宅の先駆けとなる“高齢者のグループリビング”を2004年に完成、現在は医療連携を前面に打ち出した高専賃プロジェクトを手がける。今秋には、医療モールと高専賃を複合した新たな物件も完成予定。

 

A 5 【パネルディスカッション】
高齢者の住まい方と地域に密着した医療・看護・介護の体制づくり
[医療+介護+住宅]が連携した新たなビジネスモデルとは

コーディネーター
山本昭夫

綜合ユニコム株式会社 取締役
「月刊シニアビジネスマーケット」統括部長

やまもと・あきお1977年綜合ユニコム株式会社入社。企画情報部長、「月刊レジャー産業資料」編集長、「月刊フューネラルビジネス」編集長、「月刊プロパティマネジメント」編集長など、主に月刊誌・経営資料集の企画・編集業務に携わる。2005年よりシニアビジネス事業部統括部長として「月刊シニアビジネスマーケット」に携わる。

B 1 【基調講演】
“集合住宅ケアスタイル”の新ビジネスプラットホームづくりを
“在宅医療”時代に介護事業者はいかに取り組むべきか

吉田英二
セントケア・ホールディング株式会社 代表取締役社長

よしだ・えいじ1977年神戸市外国語大学卒業後、株式会社ニプロに入社し医療機器プロパーとして活躍。85年株式会社ヘルシーライフサービスに入社、92年に同社取締役本部長に就任。99年株式会社ニチイ学館介護事業本部常務取締役、2001年同社マーケティング本部常務取締役を経て、02年同社マーケティング本部専務取締役に就任。06年セントケア株式会社に入社し取締役副社長、07年4月の持株会社体制導入に伴って代表取締役社長に就任。主な著書に『民間在宅ケアサービスの展開』『在宅ケア時代を読む』『シルバーサービスマニュアル』等がある。

B 2
地域密着型サポートセンター構想による介護事業の新経営戦略
[高齢者住宅+小規模多機能]事業展開の狙いと勝算

小山 剛
高齢者総合ケアセンターこぶし園 総合施設長

こやま・つよし1977年東北福祉大学卒業。知的障害児施設「あけぼの学園」・重症心身障害児施設「長岡療育園」の指導員を経て、現在は「高齢者総合ケアセンターこぶし園」(新潟県長岡市)の総合施設長。運営するのは社会福祉法人長岡福祉協会で、近年は「サポートセンター」構想として街なかに小さなケア付き住宅を分散立地させるなど、高齢者ケアに先駆的に取り組む。東北福祉大学特任准教授などを兼務し、『高齢者ケア実践事例集』など著書多数あり。

B 3
診療・介護・リハビリ・保育・健康管理などをワンストップで提供
“在宅復帰”を支援する複合型賃貸住宅の事業性

橋本弘幸
株式会社 エヌジェイアイ 代表取締役

はしもと・ひろゆき1988年に新日本産業株式会社(現株式会社エヌジェイアイ)入社、90年から現職。医療機器販売からスタートし、訪問介護・看護、居宅介護支援などにも参入。医療・介護施設向けに経営支援等も手がける。介護予防の必要性を政界に提唱し、ユニットケアの初期事業に関わる。老健施設とクリニックの合築など、医療・福祉の本来のあり方で自ら起業し実践。2006年に在宅復帰支援拠点として複合賃貸住宅「エルキューブ八山田」(福島県郡山市)を開業した。

B 4
“機能複合型”高齢者専用賃貸住宅のメリットと事業優位性
ニーズに応えた「介護型高専賃」の開発戦略

小早川 仁
株式会社 学研ココファン 常務取締役

こばやかわ・ひとし1990年株式会社学習研究社入社。支社営業、経営企画室での組織マネジメントマニュアル作成などを経て、2002年社内ベンチャーで高齢者向け事業を企画、医療福祉施設コンサルティング会社の取締役として有料老人ホーム等の開設支援に携わる。04年高齢社会に対応する事業会社株式会社学研ココファンの設立に伴い取締役に就任、現在は常務取締役。機能複合型の高齢者専用賃貸住宅「ココファンレイクヒルズ」開設を手がける。

 

C 1
タイプ別シニア住宅の事業特性
今後有望な高齢者住宅

金井一浩
綜合ユニコム株式会社 企画調査部 統括部長

かない・かずひろ
綜合ユニコム株式会社企画調査部では、シニア住宅関連をはじめ、温浴や宿泊・リゾート等の商業施設、フィットネスクラブやフットサル等のスポーツ施設、葬祭会館やミュージアム等の文化施設など、集客ビジネスにおける事業開発や事業再生のための調査、立案、設計、コンサルティングを行なっている。

C 2
投資対象となる有料老人ホームの要件
不動産ファンドの資金を活かす

秋元二郎
リエゾン・パートナーズ株式会社 代表取締役
あきもと・じろう銀行系リース会社等を経て、野村證券株式会社不動産投資銀行部次長、野村キャピタル・インベストメント株式会社執行役等を歴任。2003年野村プリンシパル・ファイナンス株式会社不動産投資チームヘッドに就任。04年3月に本邦初の「介護付有料老人ホームファンド」を組成。05年ファンド運用を手がけるリエゾン・パートナーズ株式会社を設立し、代表取締役に就任。07年3月、三井物産株式会社と提携して高齢者施設に特化した新ファンドの運用を開始。

C 3
東京スター銀行のヘルスケア事業戦略
多様な資金ニーズに応える

滝川秀則
株式会社 東京スター銀行 コーポレートバンキンググループ
マネージング ディレクター

たきがわ・ひでのり神戸大学経営学部卒業。日本長期信用銀行、日本興業銀行にて法人融資、為替・株式のトレーディング等に従事。2003年株式会社東京スター銀行に入行し、新規融資プロジェクトの立上げを担当。病院・介護施設向けにパッケージファイナンス、買収ファイナンス、ノンリコースファイナンスなど多様なプロダクツを展開、また環境企業向けプロジェクトファイナンス、不動産企業向けの提携型ノンリコースアパートローンの組成も手がける。


C 4
キャピタルメディカの病院再生手法
医療機関の再生とリスクキャピタル

原 享弘
株式会社 キャピタルメディカ 取締役 最高執行責任者 兼 戦略投資部長

はら・たかひろ1993年早稲田大学法学部卒業後、日本債券信用銀行(現・あおぞら銀行)入行。2002年医業経営評価プロジェクトチームを立ち上げ、医療福祉向けのプロジェクトファイナンスに尽力する一方、各地で病院再生スキームを取りまとめる。06年10月より現職に転じ、ヘルスケアファイナンス事業分野におけるリスクマネー供給スキームの構築に注力する。主な著書に『ヘルスケア・病院資産の投資評価と再生の実務』(綜合ユニコム刊)がある。