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2020年4月改正法施行! 今からでも間に合う!
日本版「同一労働同一賃金」への実務対応

<裁判例と新ガイドラインを踏まえた企業実務の決定版>
■現行法下を巡る裁判の最新動向
■新・旧ガイドラインの決定的な違い
■改正後の定年後再雇用・派遣労働者・パートに対する実務対応
■待遇差是正のために正社員の労働条件をいかに変更すべきか?


ご案内
 働き方改革関連法の一つとして、日本版「同一労働同一賃金」の実現に向けた改正法が、大企業及び労働者派遣については2020(令和2)年4月から、中小企業については2021(令和3)年4月から施行されます。
 また、施行に先立ち、厚生労働省より、ガイドライン(指針)が2018(平成30)年12月に示されました。
 一方で、日本版「同一労働同一賃金」を巡る裁判例も数多く出てきていますが、一定の方向性は見えつつも、下級審レベルで法解釈が錯綜しており、最高裁での更なる判断が待たれる状況にあります。
 そのような中、多くの企業が、法施行を目前にして、日本版「同一労働同一賃金」への実務対応について検討を重ねているところです。

 本セミナーでは、働き方改革の一環である日本版「同一労働同一賃金」の趣旨・目的や基本的内容を改めて確認し、ガイドライン(指針)の位置付けやこれまでの裁判例の法解釈を冷静に見極めて上で、法施行までに企業が最低限取り組むべき日本版「同一労働同一賃金」に向けた実務対応を解説します。


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セミナープログラム

13:00〜17:00 ※15時前後に15分間のコーヒーブレイクを挟みます。

I. 日本版「同一労働同一賃金」とはなにか
  1. 働き方改革における「同一労働同一賃金」の位置付け
  2. 西欧型の「同一労働同一賃金」とは何が違うか

    ●「同一労働同一賃金」という言葉に惑わされてはいけない
  3. 日本版「同一労働同一賃金」の趣旨・目的とは
    ●同一企業内の正社員・非正規社員間の不合理な待遇差解消
  4. 日本版「同一労働同一賃金」の基本的な内容
    ●均等待遇と均衡待遇

II. 法改正(労働契約法・パートタイム労働法)の内容
  1. 現行法(労働契約法・パートタイム労働法)
    ●均衡待遇(労働契約法20条・パートタイム労働法8条)
    ●均等待遇(パートタイム労働法9条)
  2. 改正法(パートタイム・有期雇用労働法)
    ●不合理な待遇差を解消するための規定の整備
    ●労働者に対する待遇に関する説明義務の強化
    ●行政による履行確保措置及び裁判外紛争解決手続(行政ADR)の整備
    ●法改正の施行時期
  3. 総括 〜法改正で何が変わるのか
    ●有期雇用労働者に関する均等待遇規定の実務上の影響は小さい
    ●使用者に対する説明義務の強化と行政指導の対象範囲の拡大

III. 現行法を巡る裁判例の動向
  1. 判例が示す基本的な法解釈(ハマキョウレックス事件・長澤運輸事件)
    ●地位確認請求の可否
    ●不合理性の考慮要素の相互関係
    ●「不合理」の意味
    ●不合理性の判断
    ●損害賠償の算出方法
  2. 基本型(定年後再雇用以外)を巡る裁判例の動向
    ●「ハマキョウレックス事件」最高裁判決
    ●最高裁判決以前の裁判例の動向
    ●最高裁判決以降の裁判例の動向
  3. 定年後再雇用型を巡る裁判例の動向
    ●「長澤運輸事件」最高裁判決
    ●最高裁判決以前の裁判例の動向
    ●最高裁判決以降の裁判例の動向

IV. ガイドライン(指針)の位置付けと内容
  1. ガイドライン(指針)の位置付け
  2. 旧ガイドラインと新ガイドライン(指針)との決定的な違い

V. 日本版「同一労働同一賃金」に向けた実務対応
  1. 雇用形態ごとの就業規則の整備
  2. 雇用形態ごとの職務内容、人材利用に関する差異の把握、設定
  3. 「その他の事情」の把握
  4. 裁判例とガイドライン(指針)を踏まえた労働条件の項目ごとの考察

    ●基本給・賞与・退職金
    ●職務関連手当(役職手当、特殊作業手当、特殊勤務手当、精皆勤手当、時間外・休日労働手当〔割増率〕等)
    ●勤務関連手当(通勤手当、出張旅費、食事手当て、勤務地関連手当等)
    ●生活関連手当(家族手当、住宅手当、単身赴任手当等)
    ●その他の手当
    ●休職・休暇(病気休職、法定外休暇、慶弔休暇)
    ●福利厚生施設(食堂、休憩室、更衣室、寮、社宅等)の利用
    ●教育・安全管理等
  5. 待遇差是正のための正社員の労働条件変更
  6. 定年後再雇用型に対する実務対応
  7. 派遣労働者を巡る実務対応
 

 
 
 

開催日時 2020年1月29日(水) 13:00〜17:00

会場 東京ガーデンパレス
東京都文京区湯島1-7-5 TEL.03-3813-6211
※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。

参加費 39,600円(1名様/消費税等含む)
●同一申込書にて2名以上参加の場合は
 29,700円(1名様につき/消費税等含む)
※テキスト・コーヒー代を含む。

▼内容に関するお問合せは
綜合ユニコム株式会社 企画事業部
TEL.03-3563-0099

講師プロフィール
  橋村 佳宏(はしむら よしひろ)
石嵜・山中総合法律事務所 パートナー弁護士

2001年早稲田大学政治経済学部卒業。2003年同大学大学院修士課程修了(行政法専攻)、同年司法試験に合格。2005年司法修習終了(58期)後、弁護士登録(第一東京弁護士会所属)し、石嵜信憲法律事務所(現:石嵜・山中総合法律事務所)に入所。2015年パートナーに就任。
著書に『賃金規制・決定の法律実務』(中央経済社・共著)、『労働時間規制の法律実務』(中央経済社・共著)、『Q&A人事労務規程変更マニュアル』(新日本法規・共著)、『有期労働契約をめぐる個別論点整理と実務対応』(日本法令・共著)がある。

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