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ビル事業開発の成否を左右する「事業収支計画」。
開発事業を成功に導く「事業収支計画」の策定手法から、
「リノベーション投資の採算性評価」までを学ぶ!

ビル開発企画の立案と事業収支計画策定[基礎講座]

ご案内
 ビル開発の成功の鍵は、計画初期段階での「事業収支計画」にあります。
 事業にいくら投資するか、投資資金をどう調達するか、収入や支出の見通しはどうなるのか、その結果として損益や資金繰りはどうなるのかなど、事業収支計画はまさに開発事業の中核を成すものであり、事業が進むべき道筋を決定するものです。
 しかし近年は、事業収支計算ソフトにより、簡単に事業収支計算ができるようになりましたが、「収支計算ができること」と「収支計画を立案できること」はまったくの別物です。
 事業収支計画は、単なる数字合わせでなく、事業実施を前提とした、現実を踏まえた計画の策定が求められるからです。
 本セミナーは、ビル開発事業における企画立案の手順を学んだうえで、設定項目をわかりやすく解説することで、事業収支計画の基本を習得。
 さらに、IRRやDSCRなど高度な事業採算分析指標やリノベーション投資の採算性評価などの考え方も解説することで、ビル開発事業における事業採算性を判断するための知識の習得を目指します。

セミナープログラム&タイムスケジュール

13:00〜17:00 ※15時前後に約15分のコーヒーブレイクのほか、随時休憩を挟み進行いたします。

I. ビル開発事業を取り巻く市場環境
 1. オフィスビル賃貸市場の動向
 2. 建設費の動向


II. ビル開発事業の特色と不動産投資
 1. 事業としての賃貸ビル経営の特色
 2. 土地活用と不動産投資の違い

   ●土地活用と不動産投資の違いとは?
   ●不動産投資の条件とは?

III. ビル開発企画と事業収支計画の立て方
 1. ビル開発企画の手順とポイント
   ●市場調査・分析
   ●基本計画の策定
   ●設計計画の策定
 2. 賃貸事業の事業収支計画の立て方のポイント
   ●計画立案にあたって
    ・ビル事業収支計画は事業を成功に導くためのシナリオ
    ・実現可能な事業フレームを組み立てる
   ●初期投資
    ・初期投資の意味を理解する
    ・建築工事費から総事業費を予測する
   ●資金計画と資金調達
    ・自己資金の比率はどのくらいにすべきか
    ・敷金・保証金・礼金を資金計画にどう組み込むべきか
    ・借入金が事業収支計画に及ぼす影響を理解する
   ●営業計画
    ・収入項目の設定にあたって注意すべきこと
    ・支出項目の設定にあたって注意すべきこと
    ・減価償却費の考え方
   ●長期事業収支計算
    ・損益計算と資金計算の意味を理解する
    ・設定条件をどう見直すか
   ●採算性評価
    ・事業採算性をどの指標で判断すべきか
    ・利回りには表面利回りと実質利回りがある
   ●高度な事業採算分析指標
    ・内部収益率(IRR)とは何か
    ・DSCR(デット・サービス・カバレッジ・レシオ)で借入金限度額を考える
   ●リノベーション投資の採算性評価
    ・リノベーション投資の採算性評価の略算法とは?

IV. 質疑応答

※講義中、「計算機」を使用いたしますのでご持参下さい。

開催日時 2015年10月1日(木) 13:00〜17:00

会場 鉄鋼会館 
東京都中央区日本橋茅場町3-2-10 TEL.03-3669-4856
※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。

参加費 43,200円(1名様につき)
 (消費税および地方消費税 3,200円含む)
●同一申込書にて2名以上参加の場合は
 39,960円(1名様につき)
 (消費税および地方消費税 2,960円含む)
※テキスト、書籍代『建築・都市・不動産 企画開発マニュアル入門版2014-15』
 (B5判/295頁/2014年3月刊/(株)エクスナレッジ刊)、コーヒー代を含む。
※計算機を使用いたしますので当日ご持参下さい。
▼内容に関するお問合せは
綜合ユニコム株式会社 企画事業部
TEL.03-3563-0099

講師プロフィール

田村 誠邦(たむら まさくに)
株式会社アークブレイン 代表取締役
明治大学理工学部 特任教授 博士(工学)
一級建築士/不動産鑑定士

建築プロジェクトを新たに創出する「建築企画」分野のパイオニアとして、1990年から10年間、「建築知識」に建築企画関連の記事を連載したほか、「同潤会江戸川アパートメント」の建て替え、「求道学舎の再生」など、数多くの困難な建築プロジェクトを実現してきた建築コンサルタントの第一人者。
わが国を代表する不動産デベロッパーの土地オーナー向け資産活用部門のアドバイザーを務めるなど、土地活用や資産活用のプロフェッショナルとしても活躍中。
主な著書に、『建築企画のフロンティア』『建築のコストプランニング』(共著・(一財)建設物価調査会)、『マンション建替えの法と実務』(共著・蒲L斐閣)、『スケルトン定借の理論と実践』(共著・滑w芸出版社)、『建築再生の進め方』(共著・且sヶ谷出版社)、『世界で一番詳しい建築・不動産企画』『コンバージョン計画・設計マニュアル』(共著・潟Gクスナレッジ)など多数。2013年4月から「週刊ダイヤモンド」の住宅特集および「日経アーキテクチュア」にて連載中。
主な講演実績として、日経アーキテクチュア主催「建築実務者のための企画力向上セミナー」(2012年)、「オーナーを納得させる建築事業収支計画作成塾」等の講師を務めたほか、25年以上に亘って、延べ15,000人以上に建築不動産分野の専門知識を教える。
主な受賞歴として、「2008年日本建築学会賞」(業績)、「2010年日本建築学会賞」(論文)などがある。

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