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「地域住居(エイジング・イン・プレイス)」ニーズに応えるために、
いま、注目を集める「看取り」サービスの本質を理解する

介護サービスにおける制度的「看取り」のあり方
〜介護保険制度に則った制度的「看取り」はどうあるべきか〜

ご案内
 2012年4月1日の介護保険制度改正に伴い、国は「施設から在宅へ」のシフトを強力に打ち出しています。とはいえ、介護サービス施設においても2030年に年間47万人強と推計される看取り難民(=死に場所が定まらない人)の受け皿として「看取り」の重要性が強調されています。しかし、重要なのは、“人生を後悔なく生き切るための支援としての「看取り」”であり、かつ、介護保険制度が求める制度的「看取り」をいかに遂行できるかがカギとなります。
 本セミナーは、介護施設における制度的「看取り」に数多くの実績を有する社会福祉法人ファミリー 理事・法人本部長 小川利久氏を講師に迎え、2006年に開設した「ハピネスあだち」における「看取り」の実際を開示していただくことで、介護サービスでの制度的「看取り」のあり方を学んでまいります。
 今後、看取りサービスを重視される高齢者福祉施設事業者はもとより、在宅支援事業者にも通じる制度的「看取り」までのプロセスを理解する講座として、高齢者ケア事業に関わるすべての方のご参加をお勧めいたします。

セミナープログラム&タイムスケジュール

13:30〜17:00 ※講演途中で随時休憩を挟みます

T. 「看取り」支援強化の背景
 1. 死亡人口の将来推計――死亡者数と死亡場所の推移
 2. 住まい方の構造――核家族化の進行、独居老人の増加
 3. 高齢者ケアサービスにおける「看取り」の重要性


U. 制度的「看取り」を実現する基本要件と看取り加算モデルプラン
 1. 制度的「看取り」とは
 2. 制度的「看取り」の遂行で安定経営を図る

  ● ケーススタディ(特別養護老人ホーム、在宅サービス事業者etc…)
   →看取り実施事業者と看取り未実施事業者との比較
 3. 制度的「看取り」を遂行するための基本条件
  医療連携/家族の同意/スタッフ教育/家族エンゼルケアetc…


V. 「看取り」へのプロセスと効果、そして課題
  ――いかにして制度的「看取り」を遂行するか。
    「ハピネスあだち」の事例を交えて

 1. 特別養護老人ホーム「ハピネスあだち」の運営方針と施設概要
 2. 「ハピネスあだち」における開業後から今日に至るまでの「看取り」の推移

  ――究極の個別ケア、「いのちをつなぐ看取りケア」の確立まで
 3. 制度的「看取り」を遂行するための要因解説
  ● 医療機関との連携強化――事業者と医療機関間の信頼関係の構築
  ● 家族の同意へ導くまでのプロセス:「キューブラー・ロスの法則」
   ・ キューブラー・ロスの「死の“受容”までのプロセス」とは
     否認→怒り→取引→抑うつ→“受容”
   ・ 留意すべきは「取引」段階=取引段階はクレームに発展する
 4. 家族を同意へ導くための複合アプローチ
   ・ すでに「看取り」を行なった家族参加による「看取り」研修会
 5. スタッフケア(バーンアウトの抑制)&家族ケアの事例紹介
 6. 「ハピネスあだち」における制度的「看取り」の課題と将来像

  ――「高齢者ターミナル住宅」という基本理念
  事例報告:小林 悦子 「ハピネスあだち」医療部門マネージャー
             「ハピネスあだち」看取り委員会副委員長

W. 質疑応答

開催日時 2012年7月13日(金) 13:30〜17:00

会場 銀座ラフィナート 
東京都中央区銀座1-26-1 TEL.03-3564-0888
※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。

参加費 37,800円(1名様につき)
 (消費税および地方消費税 1,800円含む)
●同一申込書にて2名以上参加の場合は
35,700円(1名様につき)
 (消費税および地方消費税 1,700円含む)
※テキスト・コーヒー代を含む。
▼内容に関するお問合せは
綜合ユニコム株式会社 企画事業部
〒104-0061 東京都中央区銀座2-8-15 共同ビル TEL.03-3563-0099

講師プロフィール

小川 利久(おがわ としひさ)
社会福祉法人ファミリー 法人本部長
特別養護老人ホーム「ハピネスあだち」施設長
茨城大学教育学部非常勤講師

1981年、新潟大学農学部林学科森林計測学専攻卒業。樺キ谷工コーポレーションにおいて住宅や有料老人ホームの事業企画を担当。その後、鰍ュれいん館人間行動研究所にてシルバービジネスのコンサル・マーケティングを担当。2000年、社会福祉法人きらくえんにて法人事務局長に就任。ユニット型特別養護老人ホームけま喜楽苑(兵庫県尼崎市)、震災復興住宅・生活支援型グループハウス大枡町(兵庫県芦屋市)開設業務、西日本初の全室個室空間化型特別養護老人ホームいくの喜楽苑(兵庫県朝来市)施設長を経て、社会福祉法人ファミリーに奉職。06年「ハピネスあだち」施設長就任。現在に至る。




小林 悦子(こばやし えつこ)
特別養護老人ホーム「ハピネスあだち」
医療部門マネージャー、看取り委員会副委員長
ファミリー看護職の会「向日葵の会」主宰

10年間務めた幼稚園教諭から看護職へ転身。
病院勤務を経て、2006年社会福祉法人ファミリーへ奉職。

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