綜合ユニコム｜ホテルのマネジメント契約における［運営・管理契約］［リスク管理］実務講座

綜合ユニコム｜セミナー

ホテルオーナー・経営者とオペレーターによる契約締結
経済状況の変化に伴う契約内容の見直し・改定をどう進めるか
今後も進むオーナーチェンジ、オペレーターチェンジに備えた
契約トラブル回避のための基礎知識を国内外先行事例より学ぶ

ホテルのマネジメント契約における
［運営・管理契約］［リスク管理］実務講座

賃貸方式、運営受託、FC方式、マネジメントコントラクト（MC）……。
ホテルマネジメント契約の改定・見直しに備えたスキームの意義を再考しながら、
適正な改定のポイントと、それを裏付ける経営分析の手法、リーガル的な留意点を研究し、
世界の投資家へのオーナーチェンジ、世界のオペレーターチェンジなどに備えた知識を習得する

ごあんない
　世界的な金融・不動産不況を背景に、我が国でのホテル事業投資家の資金流入は影を潜め、またビジネス需要やバンケット需要も低迷し、日本に大挙進出した外資有力チェーンホテルから、国内のラグジュアリー、宿泊主体ホテルにいたるまで期待収益を確保することの難しさを痛感する昨今です。これに連動し、不動産(資産)価値は下落、運営企業も経営に苦戦し、運営から撤退する問題も表面化してきています。　こうした時代下ゆえに、我が国のホテルアセットに投資を目論む世界の投資家も現れ、徐々にオーナーチェンジが進む傾向が出てきています。
　ここで問題となるのが、「運営・管理契約」「経営システム」の見直しです。本セミナーでは、特殊な運営収益により売上を上げるホテルのオーナーとオペレーター間における契約・契約更新・見直しのための、契約内容の基礎から応用までを解説したうえで、今日的なリスクとその対処法までを学ぶホテル事業の専門性の高いセミナーとして開催してまいります。ホテルオーナー、デベロッパー、オペレーター等の関係各位の皆様方にとって必須知識として情報提供してまいります。

セミナープログラム＆タイムスケジュール

13:00～14:45
Ⅰ. ホテル不動産投資の状況と
　［運営・管理契約］［経営分析手法］の実務

　１. ホテル経営・投資を取り巻く事業環境
　　・最近のホテル投資・売買成立状況　・国内のホテル投資の現状
　　・ホテル投資ニュープレーヤーの素顔とは
　　　――アジアの投資家、ホテル運営会社、国内事業会社　等
　２. オーナー・オペレーター間の運営・管理契約の実際
　　――運営委託契約方式、賃貸借方式、フランチャイズ方式等
　　・主要な契約スキームのメリット・デメリット
　　・最新契約のケーススタディ…案件ごとにどのような契約が進められているか
　３. 世界のホテルチェーンにみる契約の最新動向
　４. 海外オーナー、海外ホテルチェーンとの契約の際に共通言語となる
　　「ユニフォームシステム（米国ホテル会計基準）」のポイントとその指標の読み方
　　・ユニフォームシステムの基本
　　・投資家が重視する勘定項目
　　・オペレーターの優位性をみる指標等
　５. 今後のホテル契約はどう変化するか

講師：	ホーワス・アジア・パシフィック，ジャパン
	マネージングディレクター　米国公認会計士　ディレクター	高林浩司　金子和弘

15:00～16:45
Ⅱ. ホテルマネジメント契約の法的検討

　１. ホテル運営契約の法的知識
　　①賃貸借契約、ホテルマネジメント契約、FC契約
　　②賃貸借契約とホテルマネジメント契約の比較検討
　２. ホテルマネジメント契約の基本コンセプト
　　――オーナーとマネージャー間での権限及び義務の分担等について
　３. ホテルマネジメント契約における主要条件
　　①マネージャーのコントロール／オーナーの保護
　　②代理関係
　　③従業員関係
　　④ブランドスタンダード
　　⑤ビジネスリスクとオーナーによる補償等
　４. ホテルマネジメント契約――締結後の論点について
　　①パフォーマンステスト
　　②ホテルの売却と契約解除
　　③非妨害契約等
　５. 質疑応答

講師：	東京青山・青木・狛法律事務所／べーカー＆マッケンジー外国法事務弁護士事務所
	外国法事務弁護士　弁護士	クリストファー・Ｍ・ホジェンズ　永田有吾

開催日時	2011年1月20日（木）　13:00～16:45
会場	九段会館　東京都千代田区九段南1-6-5　TEL. 03-3361-5521 ※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。
参加費	37,800円（１名様につき）　（消費税および地方消費税 1,800円含む） ●同一申込書にて２名以上参加の場合は 35,700円（１名様につき）　（消費税および地方消費税 1,700円含む） ※テキスト・コーヒー代を含む。

▼内容に関するお問合せは綜合ユニコム株式会社企画事業部〒104-0061 東京都中央区銀座2-8-15 共同ビル　TEL.03-3563-0099

講師プロフィール

高林浩司（たかばやし　こうじ）
ホーワス・アジア・パシフィック，ジャパン　ネージングディレクター　米国公認会計士
三菱商事にて輸出入業務に従事した後、PWCコンサルティングに入社。財務・会計シニアコンサルタントとしてホスピタリティ業界を含めたサービス業界および流通業界のクライアント企業に対しアドバイザリーサービスを提供。2006年ホーワスHTL ジャパン入社。ディレクターとして国内外のホテル売買取引に関する買収監査、事業性調査、価値評価などのプロジェクトおよびホテル事業再生プロジェクトなどを手がけ、2010 年4 月より同社マネージングディレクターに就任。米国公認会計士（米国イリノイ州登録）。一橋大学法学部卒業。一橋大学商学研究科修士課程修了(MBA)。コーネル大学ホテル経営学修士(MMH)。

金子和弘（かねこかずひろ）
ホーワス・アジア・パシフィック，ジャパン　ディレクター
ホーワスHTL入社前は株式会社三菱東京UFJ銀行で、企画・審査・企業再生等の業務に携わる。UCLA経営大学院にてMBA取得。UCLA卒業後は旧・東京三菱銀行ロサンゼルス支店で企画業務・法人営業に従事。2010年より現職。ホーワスHTLでは、主に海外投資家とのリレーションシップマネジメント、ホーワスHTL海外オフィスと連携でのプロジェクトマネジメント等を担当。

クリストファー・Ｍ・ホジェンズ
東京青山・青木・狛法律事務所／べーカー＆マッケンジー外国法事務弁護士事務所　外国法事務弁護士
1996年オーストラリア・ニュー・サウス・ウェールズ弁護士会登録。2002年日本弁護士連合会登録、同年東京弁護士会登録。日本における国際的なM&A、その他の企業間取引における国際企業のサポートに10年の経験を有する。M&A、合弁事業を中心に扱う。07年にAsia Legal Businessの「Real Estate Deal of the Year」を受賞したInterContinental Hotels Groupと全日本空輸の合弁事業を含め、近年は、日本においてのホテル・プロジェクトにアドバイスを提供し, ホテルマネジメント契約に関わる案件の取扱い経験が豊富。

永田有吾（ながた　ゆうご）
東京青山・青木・狛法律事務所／べーカー＆マッケンジー外国法事務弁護士事務所　弁護士
1997年慶應義塾大学法学部卒業。2004年第一東京弁護士会。ホテル関連業務においては、数々のホテルオペレーターサイドを代理し、ホテルオーナーとの間のマネジメント契約、ライセンス契約、賃貸借契約の交渉及びドキュメンテーションを担当。日本のホテルオーナーと国際的オペレーターとの交渉を数々担当。

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