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不動産のオペレーティングコスト削減が進まないのは何故なのか?
固定資産税・取得税の軽減・適正化をはじめ、不動産オペレーティング費用の削減メニューには、
いまだ知られていない手法や、落とし穴が存在している。

賃料下落と空室率増大のなか「NOIを増加」させるのはコスト削減
NOI(純収益)を高める不動産オペレーティング費用[削減]手法

 固定資産税やエコ関係など多彩なコスト削減策と推進手法を開示!

ごあんない
 ようやく市場の一部に動きが見えてきたとはいえ、賃料下落と空室率の増加は続いています。賃料収入の増加が見込めないなかにあってNOI(純収益)の維持・拡大には、運営コストを重視せざるを得ません。しかし、コスト削減という当たり前の問題が必ずしも進まないのは、「標準的な教科書がない」ために「各社が自己流」で取り組むしかないという「情報不足」に起因しています。一般事業会社では賃料交渉ばかりに目が向きがちで、不動産ファンドやJ-REITでもオペレーティングコストの削減をPM会社に任せきりで、現場まで理解していないケースが珍しくありません。
 本セミナーでは、不動産投資・運用や企業再生の分野で著名な越純一郎氏を講師にお招きし、同氏が2年近くにわたって実地で調査・研究してきた不動産管理コストの削減手法について、その具体的なメニューを開示していただくのはもとより、管理コスト削減の障害となる事情や、実際にコスト削減を進めるうえでの留意点についても解説していただきます。
 不動産ファンドを運用するAM会社ならびに不動産オーナー、あるいは不動産管理に携わるPM会社、さらに不動産を所有している一般事業会社の方々のご参加を強くお勧めいたします。


セミナープログラム&タイムスケジュール

プログラム(13:00〜17:00)※15時前後に15分間の休憩を挟みます

T.不動産事業における普遍属性を理解する
 ・不動産のキャッシュフローは3種
 ・停滞経済のゼロサムゲーム性
 ・脆弱化し易い人材


U.不動産のコスト削減に見られる傾向
 ・普及率の高いコスト削減メニューと低いメニュー
 ・大手不動産会社 vs J-REIT vs 不動産ファンド vs 一般事業会社
 ・コスト削減が進まない企業の特徴
 ・コスト削減の最大の敵は(情報不足、ノウハウ不足ではなく)、常に「内部問題」

V.なぜ、コスト削減が進まないのか
 ・コスト削減の研究不足
 ・賃料交渉にしか関心・努力を払わない
 ・本当のプロがいない
 ・経営者の意識が希薄
 ・業者にいいようにやられている
 ・短期志向
 ・お気楽人生共同体


W.不動産オペレーティング費用[削減]の具体的メニュー
 ・「建物」「土地」「償却資産」の不動産取得税・固定資産税の適正化
 ・不動産の運営費用(Operating Expense)の削減
  @遮熱フィルム
  Aビル節電
  B照明反射板の改善による節電
  Cトイレ用節水器
  D賃貸マンションの原状回復・リフォームのコスト
  Eエレベーター保守
  F汚染土壌
  GPMコスト関係/他


X.コスト削減における留意点
 ・安価な業者の裏にある事情
 ・業者選定におけるポイント(「業者」と「その先の業者の関係」を見る)
 ・費用対効果の測定
 ・「コストのプロ」が育つ体制、育たない体制
 ・コストの透明性


Y.質疑応答

開催日時 2010年6月3日(木) 13:00〜17:00

会場 銀座ラフィナート
東京都中央区銀座1丁目26番1号 TEL.03-3564-0888(代表)
※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。

参加費 37,800円(1名様につき)
 (消費税および地方消費税 1,800円含む)
●同一申込書にて2名以上参加の場合は
35,700円(1名様につき)
 (消費税および地方消費税 1,700円含む)
※テキスト代、コーヒー代含む。
 
▼内容に関するお問合せは
綜合ユニコム株式会社 企画事業部
〒104-0061 東京都中央区銀座2-8-15 共同ビル TEL.03-3563-0099

講師プロフィール

越 純一郎(こし・じゅんいちろう)
鰍ケおん 代表取締役
1978年東京大学法学部卒業、日本興業銀行に入行。80年代よりニューヨークで不動産関係のインベストメント・バンキングに従事。2000年以降、企業経営の傍ら、大手不動産会社、外銀、投資ファンド等の顧問を歴任。主な著書に『プライベート・エクイティ』『事業再生要諦』『中小企業再生の現場と実務』等があり、企業再生・不動産関連の講演・論文も多数。商社、金融機関等で不動産投資、不動産金融の研修を実施。ニューヨーク州不動産鑑定士第一次試験合格。事業再生実務家協会 常務理事。

 越純一郎氏は「不動産マネジメントフォーラム」(主催:綜合ユニコム/月刊プロパティマネジメント)にて2年連続して基調講演され、多くの参加者から極めて高い評価を得ている実践派の実務家です。したがって、不動産投資の本質を鋭く突いた、現実的で示唆に富むセミナーになるものと期待されます。
 近年、「CRE(Corporate Real Estate)=企業不動産」という概念も定着して、一般企業が保有する不動産のマネジメントへの関心が高まりつつありますが、実際の不動産の現場には旧態依然の現実がたくさん残されています。
 こうした実態にメスが入りつつあって、最近では企業再生やバイアウト投資においても不動産運営コストの削減に改めて取り組む事例が出てきています。そのあたりの状況についても、越純一郎氏に解説していただきます。

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